紙の本
政治の裏側
2019/07/01 09:34
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なつめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
政治権力の裏側が、詳しく描かれていて、興味深く読めました。表に見えるものだけではわからないことが、あるのですね。
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まあ内部のことをよく知ってるから小説仕立てで書いてみました的な本。文章や構成が、国語得意な中高生並で読んでて倦怠を感じた。まあ読まなくてもいい本。
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警察組織が官房副長官を中心とした闇の一大勢力になっており、国政を揺るがしかねないスキャンダルを未然に防いだりリークしたりして官邸を影で支えているという小説。
文章もこなれていないし、小説としては山場もなく終わるのだが、それがかえって妙なリアリティを感じさせる。
一応、仮名にはしているが、山尾志桜里には前々から尾行がついていたとか、山口メンバーの事件も、チケット転売屋を取り締まったときにジャニーズ事務所が特別扱いをされていると思われないようにわざとリークしたとか、最近の話題が中心。
他にも福田次官のセクハラ問題(官邸ポリスが裏で動いて問題が長引かないようにテレ朝に事実関係の早期公表を迫った)とか前川次官の援助交際問題(もともと歯に衣着せぬタイプだが事務次官になるのは確実視されていたので前々から弱みを握っておくために尾行がついて行動が見張られていたんだとか)、野田聖子大臣の夫の話題などが扱われている。
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最近の政治ネタを週刊誌風に読み物にしたもの
新しい情報も、掘り下げた分析もないので価値は少ない
安倍総理・菅官房長官の体制をヨイショ
こういう本を出版するのはいかがなものか
お金と時間を無駄にした
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図書館で借りて読んだ。
予約人数が多くて結構待たされたこともあり期待して読んだが「なんだこりゃ?」な内容(最近多い)
官房副長官以下、官邸スタッフとして警察OBが政権のために辣腕を振るう物語。数々のエピソードはモリカケやら総理夫人やTBS記者の女性問題や財務省次官のセクハラ問題や総裁選などなど実際のモノを題材として小説仕立てにしている。その全ての裏に官邸ポリスが暗躍して安倍政権の安定のために働いているという物語。実在の登場人物は全て仮名だが、何となくそれと分かるようになっている。
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全て既知の事件、事象を紡いだ小説がゆえに、結果的に(著者の経歴もあり)警察組織の有能さ、底知れぬ恐ろしさを感じさせる。流れとして、「さもありなん」という印象。
「官僚たちの夏」を再読したい気持ちになった。
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元警察キャリアが書いたリアル告発ノベル!!
文科省局長の収賄や事務次官のスキャンダル、
近畿財務局による国有地の不当売却、財務省の公文書改竄とセクハラ地獄、野党幹事長候補のセックス・スキャンダル……こうした事件の裏に蠢いた「最強権力」が、日本の政官界には存在した!?
東日本大震災の原発事故の際に目撃した政治の機能不全――このとき「日本国にとって必要なのは、40年間ひたむきに国家のため奉職する官僚である」と確信した警察官僚のグループが存在する。
そして、政権交代が起きても常に日本国を領導し続ける組織、すなわち「官邸ポリス」が組織されていったのだ!
現在の長期政権のあと、「官邸ポリス」が牛耳る日本は、一体どのような国になるのか!?
1官邸ポリスのアジト
キャリア警察官が現政権を守るための組織。
優秀な若手、澤田には経験を積ませる為の異動。
旧内務省の復活を目指す
2人質事件と総理夫人
海外で邦人の誘拐事件。外遊中の総理は緊急対応しアピール成功。夫人はセレブが集まるパーティ出席。澤田は夫人に詐欺師まがいが近づかないように離れて警護。
二次会でいい女から声をかけられて会話。上司から会話は慎め。
3警察キャリアと政治記者
訪問先で再会。警察官だとバッジで知られた
政治担当の記者、青学卒。仕事からの帰宅中、自分が尾行されているのに気が付く。女性記者だった。23時まで一緒に飲む、情報交換。後に彼女になる。
4御用記者の逮捕状
総理の好感度を上げる内容の本を出版する記者から連絡がった。強姦未遂で逮捕される、助けてくれ。
酔って快方した時なので和姦だと弁解。逮捕状が出ていたが、有名人なので逃走の心配はない。うやむやにした
本は無事に出版された。その記者の使い道は終了
5夜の街を彷徨う事務次官
大学の新規学部の新設を認めない、文部省の次官。
自分の領域を守る行為。総理降ろしの原因になる可能性あり。事務次官ろ尾行。歌舞伎町のデートクラブに通っている。澤田が潜入し、常連客である、すぐに店外デートに誘う。事務次官の定年延長を却下。退職後、デートクラブ通いをマスコミにリーク。
6奔放な総理夫人の後始末。
詐欺師、幼稚園経営者が総理の名前を語っている。
詐欺師を逮捕。
7尾行された東京地検特捜本部
8説法ネット起業とアイドルの末路
SNSが総理の現体制に悪影響。チケットのオークションサイト禁止からSNS系会社社長を抑えた
9霞が関セクハラ地獄
セクハラ事務官を訴えたのは売国奴テレビの記者の実名を女性キャリアを使って判明。女を使って記事を書けとテレビ会社が指示していることが判明
10抹殺された総理候補
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11国家安全保障局の逆襲
官邸ポリスが外国と面会している。外務省は気に食わない。自衛隊に尾行させる。その自衛隊員をさらに官邸ポリス側が尾行。居住者以外立ち入り禁止マンションにおびき出す。警官を呼ぶ。
12野党にリークする外務省
警察庁長官に隠し子がいるという噂を野党議員が澤田の彼女、政治記者にリーク。噂がある時は先に認めてしまうのが鉄則。辞任させた。
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元警察庁キャリア官僚とされる著者による暴露本的小説。「本書の92%は現実である」との触れ込みで、警察庁出身の官房副長官(事務)により組織された「官邸ポリス」の暗躍を描く。
正直、どこまで現実に近いことが書かれているのかは判断できないが、アルジェリア人質事件、御用記者性的暴行疑惑、森友問題、文科次官の出会い系バー通い問題、チケット転売問題、財務次官セクハラ問題など、実際の事件の裏事情っぽいことが非常にリアリティある描写で述べられているので、とても興味深く拝読した。
結末が唐突なのが気にかかったが、続編があるのだろうか。期待したい。
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元警察庁キャリアが書いたという触れ込みの本。警察以外は信用せず(できない)、手段を選ばず行動し、収集情報によってメディア、他の官僚、政治家までもコントロールしていく様が赤裸々に描かれている。警察の無謬性を前提とする論調がやや気になるが、官邸や内調勤務の多い国家警察官僚の視点や手口が非常によくわかる本。
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うーん、安倍政権下で起きたいろんな出来事の裏には官邸ポリスがいた、みたいな暴露本なんだけど、腰引けてて実名出せずにあくまで小説の体を取らざるを得なくてそこがしんどいなあ。ノンフィクションならもっと面白かったのに。高級官僚ってこんなに権力あるんだなあ。へーあの件はこうだったんだ、へー、ってくらい好奇心は満たしてくれはする。小説にするために無駄に若手警察官僚とその恋人の描写を挟むんだけど、そのあたりが全て稚拙すぎて小説になってない。台詞回しもシーンの描写も酷い。あくまで小説である以上この評価だなあ。そもそも官邸ポリスってネーミングどうにかなんないのかよw 登場人物が官邸ポリスたる自分に酔い痴れてる描写は痛烈な皮肉なんだろうなあ。
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文科省局長の収賄や事務次官のスキャンダル、
近畿財務局による国有地の不当売却、財務省の公文書改竄とセクハラ地獄、野党幹事長候補のセックス・スキャンダル……こうした事件の裏に蠢いた「最強権力」が、日本の政官界には存在した!?
東日本大震災の原発事故の際に目撃した政治の機能不全――このとき「日本国にとって必要なのは、40年間ひたむきに国家のため奉職する官僚である」と確信した警察官僚のグループが存在する。
そして、政権交代が起きても常に日本国を領導し続ける組織、すなわち「官邸ポリス」が組織されていったのだ!
現在の長期政権のあと、「官邸ポリス」が牛耳る日本は、一体どのような国になるのか!?
元警察キャリアによる告発小説。
主な登場人物とモデル
官邸ポリス
瀬戸弘和 元警察庁警備局局長で官房副長官の杉田和博
野村覚 元警察庁刑事部長の中村格
工藤茂雄 北村内閣情報官
財務省
佐藤信幸 佐川理財局長
自民党(劇中では民自党)関係者
多部総理大臣 安倍総理大臣
多部恵子 安倍昭恵
須田官房長官 菅官房長官
立憲民主党(劇中では民生党)
山田紗緒里 山尾志桜里
TBS(劇中では東日本テレビ)
山本巧 山口敬之
森友学園(劇中では盛永学園)
門池康政 籠池泰典
本編で、モデルになった事象の概略
安倍総理を追及する急先鋒の山尾志桜里衆院議員の不倫を、衆院解散前に読売新聞にリーク。
森友学園設立の口利きの事情をマスコミにしゃべっていた籠池理事長を黙らせるために、籠池理事長の補助金不正受給疑惑を捜査させて長期勾留させた。
森友学園で文書改竄に手を染めさせられて自殺した近畿財務局局員が自殺した事件を火消しするために、シラを切り通し世論の怒りの的になった佐川元理財局長が国税庁局長になっていることが安倍政権崩壊の原因になることを恐れた菅官房長官は自殺した近畿財務局局員の遺書を佐川に見せて辞職を迫って辞めさせた。
加計学園獣医学部設立について、安倍総理と加計学園理事長が「お友達」だから行われた岩盤規制改革ではないかと疑惑が渦巻いていた2017年5月、「総理のご意向」と記されていた文部科学省の文書を明かした前川喜平文部科学省事務次官に圧力を掛けて証言の信憑性を落とすため、前川事務次官が歌舞伎町の出会い系バーに通っていたことを読売新聞にリークした。
安倍総理総理番記者の山口敬之が、伊藤詩織さんに準強姦した事件で、空港に山口氏を逮捕に向かった高輪署の刑事の逮捕状の執行を、当時警察庁刑事部長だった中村格が強権をもって逮捕状の執行を停止させた。
他にも、財務省事務次官のセクハラ疑惑、自民党総裁選での安倍三選など、様々な政界の騒動の裏側で、安倍政権を磐石にするため邪魔になる政敵や疑惑を葬りマスコミに圧力をかける内閣情報室の暗躍を、警察庁キャリア組ならではのリアリティで描いていて、安倍政権が終わり負の遺産を受け継いでいる菅政権下の今だから読む価値ある告発小説。