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【収録作品】美術館と夜のアート/宝船のイースト・ミーツ・ウエスト/御神刀リターンズ/スウィフティー画談
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本能寺遊戯の置いてけぼり感に比べればまだ小説になっている。
他の人のレビューを見ると、題名や表紙に騙されたという感想が多い。
アマゾンでは(指名で買うからか)好評価が多い。
確かに高井忍を知らずに買う人からしたら、予想と違う思いかも。
しかし柳生十兵衛秘剣考と比べて落ちるが、まあまあ面白いと思うのだが。
写楽の俗説に対しては、心の声が漏れてるよと突っ込みたくなるが、一応
言っても不思議ではない登場人物の意見になっているのでセーフ。
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あくまで個人的な感想。毛色が合わなかった。
正直美術ミステリとして期待していたのも大きい…
主人公が警備員である必要もないし、主人公はあくまで傍観者だし、フィクションにしても警備員として、社会人としてキツい登場人物もいるしなんかこう、違和感に次ぐ違和感。
内容としては美術館で起こったよくわからないことを、上司が見抜いて解決したり回答したりする。
最後の話も含め、浮世絵回りの話自体は面白かっただけに残念…
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学芸員の資格を持つ神戸静河(かんべしずか)だが、やっと手にした美術関係の仕事は、美術館の警備員だった。
“京都”“美術館”というワードに飛びつきました。
この作者の本を読むのは3冊目。
美術館の舞台裏にとても興味があったのと、名画にまつわる謎解きなんかもあるだろうなー、という期待。
実際、興味ある裏話や、業界のお話、はては美術番組や芸術雑誌の記事の書かれ方まで、いろいろ知ることができました。
しかし…説明が詳しすぎて読むのがつらい…
学校の一日で言うと、読書というのは「朝の読書」の時間か、個人的な楽しみならば昼休みにおべんとうを食べ終わった後とか、はたまた放課後に部室とか…
しかし、この本は「授業」と感じました。
以前の本の時も感じたけれど、薀蓄部分が、素人の楽しめるレベルより学術書のレベルに達しており、それでも、自分の興味のある人物や事件については難しいことも頑張って読めますが、割にマイナーな事物についての解説が長いので、誰でも楽しめるのかと言ったらそうではありません。
でも、有名な事ばかりを追いかけない、というのは作者の意図したことなのだろうと思い、内容の濃さに敬意を表して星4つに評価しました。
それは、学芸員を目指していた静河が美術館の警備員(という一スタッフ)を半年間経験して感じたこと…
「大物だけが存在を認められるというのでは寂しい。
規模も人気もさまざまなたくさんの展覧会を見た。
美術をどうやって楽しむか、その発表や交流の場を提供するお手伝いをできるのは立派な仕事だと思える」
と、学芸課長である半田津介(はんだしんすけ)の
「埋もれた芸術家を発掘して世間に紹介することが、我々にとっては一番の業績になる」という言葉…
この二人の考えこそ、作者のやりたいことを表わしているのではないか…と思うに当たり。
そして、世のみなさんはすでにご承知かと思うのですが、絵を展示するという点では同じでも、美術館と画廊のはっきりした区別は『お金を儲けるか否か』ということを改めて認識した次第です。
そして、美術館の“お墨付き”を箔付けに利用して作品の金銭的価値を上げようとする不逞の輩の多きことよ!
「美術館と夜のアート」
「宝船のイースト・ミーツ・ウエスト」
「御神刀リターンズ」
「スウィフティー画談」
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美術館の警備員さんによるご近所系ミステリ
主人公は警備員さんだが、学生時代は美術専攻だったのでアート関係もしっかりです
横の府立図書館にはよく行っていたので懐かしさもあり