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理系も文系も言語を用いて他人に主張を伝えるという点では変わらないというのが主なメッセージ。自らのプレゼンテーションやレポートを考えなおすきっかけになった。
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大学生協で見かけて購入。文章技術そのものももちろん解説しているけど、研究者にまつわるエピソードが豊富で面白い。申請書審査のときのチェックポイントにまで話題が及ぶから、いまいち読者ターゲットが不明だが、わたしには有用でした。
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論文、申請書、説明書とケース別に「どのような文章を書くべきか」を記載。とくに申請書の部分は今後の参考にしたいと思う。
印象に残ったのは村上春樹の引用部分。「読者の心を本当に惹きつけるのは、文章のうまさではなく、筋の面白さでもなく、そのようなたたずまい(文章に滲み出る作者の姿勢の良さ)なのだ。」
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コンピューターに使い慣れている世代としては、最終章は不要だった様に感じられるが、その他の情報はとても参考になった。
文章の書き方、組み立て方がわかり易く紹介されており、特に日本語と英語両方を駆使していかねばならない若者の世代には役に立つ一冊であると思う。
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理系と文系を区別するのは日本くらい。アメリカではリベラルアーツ重視。
研究をしたら書く。アメリカの大学ではPubish or perish。書かない人は大学には残れない。Publishして情報発信することは重要。
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㈰主語欠乏症
主語の無い文 34%。
内 一人称が主語となるものが70%
前の文を受ける場合(関係代名詞的用法) 20%
㈪文法不定愁訴
・まもるべきもの
述語は語尾におく
名詞の修飾語は名詞の前に
・語順に関して
S+O+V 57言語 (44%) 日本語、朝鮮語
S+V+O 51言語 (39%) 英語、中国語
・関係代名詞的用法
㈰ 形容詞節・句を名刺の前に置くとき
長い修飾語を先におく、
節、句、の間に読点を入れる
㈪就職する句が長いとき、文を二つに分ける
・読点の入れ方
読み下すとき、調子の上からそこで一息入れてもらいたいとき(谷崎潤一郎)
㈫あいまい症候群
・「〜であろう」の表現 相手への配慮表現だが、西洋人は違う。
(レゲット)
話し方
㈰ 適度の緊張感を持って
㈪ あまり早口でなく
㈫ 落ち着いて
㈬ 大きな声で
㈭ 丁寧な言葉で
㈮ メイハリの聞いた話し方で
㈯ 「あの、エーと」などの言葉を発しない
プレゼンの三つの秘訣
アリストテレスの人の説得
㈰ 聞き手の注意を引くストーリーはメッセージ
㈪ 解決・回答が必要な問題・疑問の提出
㈫ 上記の回答
㈬ 回答におけるメリット
㈭ 行動を呼びかける
一般的な講演におけるSHARP
Story(物語性、筋書き)
Humor(ユーモア)聴衆を空きさせない
Analogue(たとえ)巧みなたとえ
Reference(資料)に裏付けられた信頼性のある内容
Picture(図解、写真)
パワーポイント
・1分当たり0.8枚から1.2枚
・ひとつのメッセージ
・タイトル(色違い)
・箇条書き 1行に収める。7行まで。
・本文は10行以内
・見出し36ポイント、本文20−28ポイント
・Tahoma
普通に使っているときのNativeの語数
3500語
グロービッシュ1500語
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読者がえらく限定されているように思った。
科研費をとりたい若手研究者向けであろうか。
後半の英語に関するあたりはそこそこ面白かった。
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著者は医師で,医学の権威。大学生の本分は,理系だろうと,文系だろうと,「自分の考えを文章にまとめるという,もっとも基本的な訓練」(iii頁)にあり,これからの英語の正規を生きるためには,まずは日本語でしっかり内容のある話ができていかなければならない。こうしたテーマの中公新書には,木下是雄『理科系の作文技術』が先行図書に挙げられるが,そのエッセンスとなる役割が本書にはある。
日本語の非論理性を認識したうえで(第2章),知的な文章を書くために必要な三原則「簡潔・明解・論理的」を確認し(第3章),説得力のある文書の書き方を,論文,申請書,説明書,エッセイなど,媒体別に解く(第4章)。
近年,スティーブ・ジョブズやアル・ゴアのように,人を惹きつけるプレゼンテーションを感じる若者が多い。しかし,彼らは決して魅せることだけに力を入れていたわけではない。ここでも必要とされるのは,「簡潔・明解・論的的」の知的三原則であって,彼らが事前の十分な準備なし成し遂げてきたわけではない。
結局のところ,文系と理系は,筋道を立てて考える点で,本質的に同じであり,英語を話すにしても,ネイティブをめざすのでなく,Globish=「英語を母語としない人々(ノン・ネイティブ)の間の共通言語」として話すのが,日本人にふさわしい知的な表現力であると,著者は主張する。
各章の最後には,「3行にまとめた大事なこと○点」と名付けられた節が設けられ,まさに「簡潔・明解・論理的」に章内の内容を要約している。また,新書レベルとしては,巻末の引用文献,参考文献が充実している。このあたりは,著者の拘りであるととともに,文章の書き方に拘りを持つ中公新書らしさといえよう。学部ゼミの副読本としても使用した。
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まさかこのタイトルの本に、谷崎や三島の名前を見ることになろうとは、思っても見なかった。
著者の黒木先生はがん研究者であり、それがこの本の購入動機にもなった。
「知的文章」に関しては、先の日本の文豪等からも引用し、その教養の広さに驚かされた。
「プレゼンテーション」に関しては、正直、あまり学ぶところがなかった。
というよりも、先生とは考え方が合わないようである。先生は、あまり派手なプレゼンを好まないようであるから。
「日本語と英語」に関する考察も非常に興味深い。
"Globish"や"Glopanese"という造語は、これから私にとっては、キーワードになりそうでもある。
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大変失礼だろうけれど、このお年でこの内容の書籍を書けるというのは凄いことだと思いました。本書でもの足りなければ参考文献が巻末に羅列されているのでさらに学習が深まりそうです。
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誰にでもわかりやすい文章を書く注意点から、理系文系の問題、英語の必要性、パソコンの必要性にも言及している。
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英日翻訳に際して文章の組み立て方を学びなおそうと読み始めた。
読み返すべき箇所が多々あるので購入決定。
著者の専門は医学者だからだろうか。
エビデンス主義な書き方や切り口が現代風。
これからのクラシックになるかも。
文章の素となる思考を整理するためにも、大学の初年度生や高校生の討論用テキストに採用されていけばとよいと思う。
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面白かったし、参考になった。
簡潔でわかりやすい文章を書く、わかりやすい説明をするということは、自分にとって到達すべき目標となっている。そのために何を心掛ければ良いかについて、本書で書かれている。
アカデミックな世界にいる研究者、大学生や院生向けに書かれていると思われるが、一般の企業や官公庁に勤めている人にもオススメ。
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卒業論文から学会発表まで、説得力ある文書や惹きつけるプレゼンを作るのは本当にたいへん。本書を読めば,その極意である知的三原則(=簡潔・明解・論理的)がすっきりわかる。大学1年生から院生まで必読。
大分大学 経済学部 (分野 経済地理学)
教員 宮町 良広
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わたしには難しかったです!
字が小さいし難しいこといっぱい書いてあるので
読む体力がないです
大学生が論文出す時にこれでいいのか?と思ってる人には
オススメ?