投稿元:
レビューを見る
おさえておくべき24篇の古典の論点を丁寧に整理し全体を展望するブックガイド。邦訳の原典読んでもチンプンカンプンという人はいい水先案内になると思います。
ただ『現代哲学の名著』、『日本哲学小史』にくらべると、さらっとしすぎている感もあります。
投稿元:
レビューを見る
デカルトからマルクスまでの24冊というサブタイトルが付いた「近代哲学の名著」ですが、大変難解でした。やはり哲学は、他人が要約したものを読んでも理解できない、ということがよく分かりました。
投稿元:
レビューを見る
各書を紹介している執筆者は、それぞれ異なる。
が、本書を通して読むと、近代哲学が、一貫して何をテーマにし、何を問題にしてきたが、わかるようになっている。
これは、編者の熊野純彦による力が大きいと考えられる。
どの名著を読もうかと考えている読者にも、近代哲学のテーマを知ろうと考えている読者にも、近代哲学史を紐解く場合と違った面白さを発見するであろう。
投稿元:
レビューを見る
40年前の本を読んでいるようだ。
こういう浅い紋切りのは企画としてどうなんだろう。若手もこの分量では書きようがないと思う。
投稿元:
レビューを見る
「私」への問い:
デカルト『方法序説』
バークリ『人知原理論』
カント『純粋理性批判』
フィヒテ『全知識学の基礎』
シュティルナー『唯一者とその所有』
知識の生成論へ:
ロック『人間知性論』
ライプニッツ『人間知性新論』
コンディヤック『人間認識起源論』
マイモン『超越論的哲学についての試論』
ヘーゲル『精神現象学』
多様性の存在論:
クザーヌス『知ある無知』
ライプニッツ『形而上学叙説』
ヒューム『人性論』
カント『判断力批判』
ヘーゲル『論理学』
近代と形而上学:
デカルト『省察』
スピノザ『エチカ』
バウムガルテン『形而上学』
カント『純粋理性批判』II
シェリング『人問的自由の本質』
共同性の倫理学:
ルソー『言語起源論』
スミス『道徳感情論』
カント『実践理性批判』
フォイエルパッハ『将来の哲学の根本命題』
マルクス『経済学批判要網』