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前著「英語達人列伝」がおもしろかったので,英語の達人になるための実践編となる本書を読んだ.目指されているレベルは非常に高く「文化的な議論や研究発表の場でも役立つ高度な英語力」である.そのための方法は,昔からやられている勉強法を徹底的にやるというもの.この徹底的というのがまさに徹底的で,確かにこれだけのことを何年にもわたってやれば達人になれるかもしれない.なかなかみんなが実行できるわけではないけれど.英語の達人への道がいかに厳しいかを知らしめてくれる本である.
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とても有意義で面白かったし、いろいろなコトに対して溜飲が下がる思いもした。基本的にハウツー本は嫌いではないのだけれど、最近はホント、ロクなものがない。本書でも指摘されているように、「志の低い」「素人の我流を説いているだけ」の本が余りにも多いのだ。優れた教師と同様、優れた指南書もやはり、尊び熱愛の対象となるものであることを実感させられた。今から文房具屋に行って、単語帳と構文練習用のノートをさがそう、っと (^ー^)ノ
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2003年に書かれた本なので、古さも少し感じるが、紹介されている勉強方法は普遍的なものだと思う。
音読
素読
文法解析
辞書の活用
暗唱
多読
丸暗記
作文
をコツコツと続けるのが大事。
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2003年刊行。著者は東京大学大学院総合文化研究科助教授。◆英語ができない。それは地道な努力不足です。これを痛感させる書だ。◇発音記号に即した音読、文法を押さえた精読、例文を加味した単語ノートとその復習、精読の成果が上がったら多読へ。金言至宝の詰まった書である。
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英語を身に着けるというのは並大抵の努力ではないのだ、というのがよくわかります。
楽して英語を身に着けようと思っている人にとっては「甘い!」と一喝される内容です。
しかし英語を本気で勉強しようと思っている人にとってはやる気の起爆剤となる本だと思います。
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『英語達人列伝―あっぱれ、日本人の英語』(中公新書)で英語の達人たちについてのエピソードを紹介した著者が、彼らの英語学習の方法をヒントにして、読者が高いレヴェルの英語力を身に着けるための方法を説いた指南書です。
「まえがき」には、「最終目標とする英語の習得段階は、日本人の最高レベルに設定してある」と書かれており、「ペラペラ」信仰に惑わされることなく、ほんとうの英語を身につけることが重視されています。
独自の「英語道」を提唱している松本道弘の著書ほどではありませんが、精神論に偏っているところもないとはいえません。個人的には、こうした語り口にインスパイアされるタイプということもあり、おもしろく読みましたが、読者をえらぶ本ではあるように思います。
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英語を独学で極めようとする人に向けて書かれた本。音読、多読、辞書引き、単語帳作り、作文などの方法が英語の達人のエピソードとともに具体的に紹介されている。英語修業の道は大変厳しいが、「一歩ずつ前に進んで行こう」と思わせてくれる一冊。
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「カマラ・ハリスの英語は素晴らしい」
そう語るのを聞いてもピンとこない。
どんな単語を使い、どんな修辞を使っているのか
味わうためには、「文法を気にせず、ブロークンでもいいから英語をしゃべれ」では立ち行かない。
英語で小説を味わえるようになるために、この本で示すような勉強法にチャレンジしてみようと思う
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東京大学大学院教授である著者の、英語勉強法の解説書。英語を達人レベルに高めるための心構え、考え方、具体的に取り組む課題などが細かく書かれてます。
「英語が外国語である以上、日々のたゆまぬ反復練習なくして習得はありえない」「日本人にとっての英語はピアノやバレエのように何年も基礎的な訓練を積んではじめて習得できる技術」等々、英語学習のモチベーションキープの一助になる言葉が多く、勉強がマンネリ化した時に読み返すとやる気をもらえます!
ただ具体的課題がハイレベル。高校程度の英文法書の丸暗記、英書を1日平均30ページ読むetc。どちらかといえば英語中上級者向けの本です。
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『一生モノの英語力を身につけるたったひとつの学習法』で紹介されていて、5章の辞書の使い方が参考になるとのことだったのでそこまで読んだ。これ以降はハイレベルすぎて初学者の自分には役に立たない。
本書を読んでやろうと決めたこと。
⑴手持ちの英文法書『一生モノの英文法COMPLEAT』をあと2回通読する。
⑵辞書を引くときは、わからない語は必ず辞書を引く、発音記号の確認、意味などの基本情報をノートに写す、1度ノートに書いた語もつぎに辞書を引いた時は再度ノートに書く、ノートが溜まったら読み返す——以上の作業をめんどくさがらずにやる。これによって辞書をボロボロにする。
⑶手持ちの単語帳・熟語帳を3周する。その際、発音記号を確認し音声教材を用いて発音の練習も兼ねる。もちろん例文の音読筆写を10回はする。
⑷リーディング教材としては、大学の教科書の『コミュニケーションのための大学英語入門』が音声と和訳が載っていてちょうどいいので、あと2周する。
つぎは前掲書で紹介されていた『英語達人列伝』を読む。