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TPPなどを通じた産業集積による地震後の復興について
経済学知ってる人には特に目新しい内容はないし、知らない人はあまりいい評価をしないであろう内容です
まあ一度は目を通して見ても
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サプライサイドの話が多かったが、研究論文を多く引用していて面白かった。
要はTPPを起点にグローバル化し、地方に減税特区を作って産業集積を促進せよという内容。
「法人税は上げるべからず。所得税より消費税の方が公平だから消費税増税が良い。」というのもよく分からないし、三人寄れば文殊の知恵効果というのもいまいちピンと来ないが、とにかく日本経済を復興以上に甦らせ、豊かになりたいらしい。
資料が豊富なので、目を通すだけでも十分に勉強になる。
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東日本大震災から復興さらには震災以前よりも飛躍的に経済を活性化させるために地方に産業集積特区作って、力はあるのに国内にとどまっている臥龍企業を中心にEPAで海外進出に期待しつつ企業同士のつながりを支援し「三人寄れば文殊の知恵」効果で技術経済発展しようぜ!日本はまだまだやれるよ若者にも期待してる!
という話。
文系にも読みやすい。
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TPP推進の他、経済グローバリズム、一元化に対し強い親近性を持つ著者による日本経済の処方箋論。
本書からは理解しがたい不明点。
① 米国経済が強い理由は真に輸出か。海外直接投資?。両者の差異は?。
② 製造業ではなく、いわゆる役務提供業の輸出とはこれ如何。
③ 一人当たりGDPが幸福度を反映する点が所与の前提。結論を直ちに否定しないが、何故そうかは明快にすべき。
④ 日本の人口(特に生産人口)急減効果を如何に把捉しているか不明。
⑤ 全般的に根拠を信用せよという前提で書き過ぎで、他の研究者による根拠の是非を安易に借用していないか疑問(結論は是でいいが)。
⑥ 言語障壁の問題。
日本人の英語他の外国語能力と外国人の日本語習得・日本人の外国語習得の困難性。
新奇事項。
① 自由市場経済は合成の誤謬のような事態を生んで、かえって海外との結合を阻害するとの視点。
② 優遇税制や技術開発の直接的経済的支援よりも、公的なネットワーク構築・場の提供の方が安価で効果的な可能性。特に対中小企業。
③ 東京一極集中への懸念。
他地域の発信力の低下は、東京のネットワーク先の喪失を意味し、創造力・発信力の全般的な沈下を招来。各地の大学とその周辺に情報の集積地域を。
④ 災害後に既存産業を復活させるだけでは縮小再生産にしかならず。別の付加価値を。
2011年刊行。著者は東京大学大学院新領域創成科学研究科国際協力学専攻教授。
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復興+成長とTPPとのことなので面白そうと思って購入したものの、なんか違う。災害(戦災を含む)が長期的には経済に影響を与えない事、ただし、衰退したところに災害を受けると、衰退を加速し元には戻らない事、産業集積については興味深く読めたが、TPPのキモである(と個人的に考える)ISD条項には一切触れてないのでTPPは実質関係なかった。輸出促進が技術革新に有効だよ。数字で出てるよってのはテイクノートしておく
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東日本大震災直後に書かれた、震災復興提言の書である。論旨は明快でわかりやすいが、震災から10年近くが経過した現在から考えると、提言の内容はどうであったか。よく考える必要がある。