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かつて音楽は"芸能界"のものだった。CDの売上ランキングに未だその残滓が伺える。それは今でも人口に膾炙した音楽ではあるが、もはや"一番聴かれている音楽"では無い。MP3による音楽の軽量化、USTREAM,twitter,MySpace,VOCALOIDなどによる新しい径路の誕生、ライブ・コンサート市場の拡大、そもそもの娯楽の多様化などなど理由はいくらでも付けられるが、小売業界では一世代前に通過した"大量消費の終焉"にやっとこさ追いついたにすぎない。既存の業界は生半可市場がでかすぎたことで断末魔をあげつつもしぶとく、多くの歪みを残しつつある昨今に思われるので、一刻も速く新しいマネタイズの道が切り開かれることを期待する。