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フランス革命(1789)を境にややこしくなるフランス史で、なおかつ管理人が苦手とする現代史の本です。この本は、第2次世界大戦(1939-45)よるナチス・ドイツによる占領(ヴィシー政府を含む)からの解放から第4共和政(1946-58)・第五共和政(1958-現在)のシラク前大統領までを中心に書かれています。この時代のフランスの中心はやはりド・ゴールだと改めて思い知りました。歴史専門の方が書いた本ではありませんが、よくまとまっていて良い本かと思います。
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ミッテランとコールの蜜月な関係が欧州統合のイニシアティブに繋がった。
戦後のフランスの歴史について。
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[ 内容 ]
パリ解放とドゴールの凱旋によって出発したフランスの戦後には疲弊した経済の立て直し、植民地解放運動への対処等課題が山積していた。
とりわけアルジェリア紛争は国内分裂を招きかねない危機であった。
これを乗り切ったドゴールの指導力も、五八年五月の学生反乱を契機とする変革の波には抗し切れなかった。
高度産業社会は伝統的価値観も転換させたのである。
英雄の時代からコアビタシオン(保革共存)へ向かうフランスの試行の足跡。
[ 目次 ]
第1章 フランスの解放とドゴール臨時政府
第2章 第四共和制の成立と展開
第3章 ドゴール時代
第4章 ポストドゴールの第五共和制
第5章 ミッテラン時代
第6章 シラク時代
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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パリ解放からシラク政権までの約半世紀にわたるフランス現代史についてを解説しています。首相と大統領が併存して、なかなか分かりにくいフランスの政治制度もこの一冊で分かったような気になりました。
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きのっぴーで読了。
戦後から現代までのフランス史概説。
原著は1998年初版だが、2008年に付記あり。
政治・経済の基本的な知識がないとやっぱりよくわからないのだけれど、偏りなく情報が詰め込まれているので、全体的な流れを追いつつ知識を得るのにはよさそう。
適時ネットで情報(とくに政治家の顔)を補足しながら読むと、なんとなくわかった気になる。
また別の本で知識を固めないとすぐ忘れてしまうだろうけれど。
現代のフランスについて何も知らないといろいろ不都合があるのだけれど、考えてみれば日本の現代史も全然わかってないし、ましてやそれをフランス語で説明することなんてできないなぁ、と危機感を新たにした。
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吉祥寺ブックオフで購入する。僕は、本屋がないと生きていけません。本屋がある街は数多くあります。ただし、ある一定規模以上の本屋のある街は稀です。大きな街に限られます。横浜、川崎、渋谷、池袋等です。ただし、それらの街は面倒です。本屋にたどり着くまでが大変です。さらに、安い喫茶店もありません。例外はこの街です。大きな本屋が数軒あります。さらに、街もそれほど大きくありません。その意味でいい街です。高円寺もそんな町だと思っていました。そうではありませんでした。非常に興味深い本でした。抜群の筆力です。ただし、題名に疑問が残ります。フランス現代政治史が正確だと思います。それだけです。