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とにかく読みにくい。事実や史実がふんだんに書かれているのだが、結局ポイントが書かれていなかったりする。研究などで引用に使うなら良い書なのかもしれないが、一般向けには知りたいことに答えてくれないので他の本を読んだ方がいいと思う。多用されている英語のカタカナ表記も混同を招く。
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使える新書21世紀の論点編
08年12月27日17時20分58秒より更新
図書館で借りた。
途中からは、自分の知識のなさからか、読んでいてつまらなかった。最初の2章くらいしか読んでいない
うーん。。本当に読めない。自分には難しすぎた。理解できない自分が悔しい。これは俺が悪いのか著者が悪いのか。
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2009/07/07読了。
後半ワスプが如何に心を病み、その原因が何であるかという精神分析が登場するのだが、どうもゴシップっぽくて気になった。
上流階級の悲哀を笑うのは、楽しいことだし、ワスプのノブレスオブリージュ素晴らしい!と賛美する本よりよっぽど人間味があり批判的精神に富んでいるのだとは思うのだけど、少数の人の精神分析を取り出して、ワスプの病巣のように扱うのは、それで良いのかな〜とも思う。
もう少し、アメリカの社会の中でどういう力を振るっているのかという点もみたいと思った。
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米国の支配者階級、上流階級であるWhite, Anglo Saxon, Protestant (WASP)の勃興と衰退、変遷の物語。
19世紀に支配者としての地位を固め、Private SchoolからHarvard, Yale, Princetonに入り、Wall街でキャリアを積んだ後Washington DCで国を動かす仕組みを構築した。しかし、大恐慌を通じて新興の他の白人系マイノリティを抱き込まざるを得ぬ事態となり、さらにIrish CatholicのJFKが大統領となることも認めざるを得なくなる。
支配者としての誇りと高潔さ、それを次世代に伝承していくシステム、特に母の果たす役割など、興味深い話しが満載。
英国で差別されていた人々が新大陸で同様のシステムを構築し差別する側に回る、差別された側も何とかしてその仲間に入ろうと頑張る歴史が興味深い。
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[ 内容 ]
十九世紀後半以降、アメリカへ流入するさまざまな民族や宗教から自らを差別化していった「最古のアメリカ人」たちは、自らの誇りをどう保ってきたのか。
文化多元主義が主流となりゆくなか、ワスプはユダヤ系やカトリック、有色人種らに権益を分かつ一方で、ワスプ右派からの圧力にも対処しなければならなかった。
本書は、四面楚歌の状況のなかでのワスプの生活と心理を探り、彼らの行動の哲学は何なのかを分析する試みである。
[ 目次 ]
第1章 ワスプとは何者か?
第2章 ワスプ最後の降盛期1920年代
第3章 女王である母が君臨するワスプ家庭
第4章 後継者養成のカリキュラム
第5章 ワスプ男性の支配力の源泉、クラブ
第6章 ブッシュは監督派の大統領の十一代目
第7章 病めるワスプ
第8章 改革されたワスプ文化、その現状と未来
[ POP ]
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[ 関連図書 ]
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