紙の本
これさえあれば
2016/01/27 19:47
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コーヒーマニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み始めると、どうしても笑いを抑えられなくなるウッドハウスの作品は、日本語訳もたくさんありますが、入門編としては最適なのが本書です。軽いジャブを繰り出すような、程良い短編の数々が、痛勤時間を忘れさせます。
紙の本
ジーヴズに惚れてしまう。
2019/01/04 00:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:つきたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
「スットコドッコイな主人と、できる執事」みたいな話はだいぶ好きなのですが、これも当たりです!
巻き込まれ体質(本人にも一定の責任あり)なのに頼りない主人公に、かなり賢い従僕が付いていて、問題を解決していく話です。こういうの、大好き。
傑作選みたいな本らしく、読みやすく引き込まれる話がまとまった一冊です。これだけの話数しかないのに、登場人物のキャラがよく分かる話が詰まっていて、とても面白かったです。
完璧と思われた従僕ジーヴズの意外な一面や感情が見え隠れしているのも、また良かったです。
こんな楽しい本を読んだら、傑作選じゃなくて、全部読みたくなっちゃいますね。どうしよう。。。
紙の本
大変面白い
2014/11/06 12:05
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kaz33 - この投稿者のレビュー一覧を見る
大人が読む娯楽本。流行りのドラマを見るより数段面白い。
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ついに文庫化。二分冊になるようです。一応、来月発売の二冊目には文庫版特別収録作品も入るらしいです。
国書のジーヴスを読んでいる人にはご存じのお話ばかりですが、収録作品が時系列に並んでいるので、ジーヴス入門としてはオススメしやすいかな。
これを読んで気に入ったら、国書に手を出そうよ!みたいな。
私は訳文の比較を堪能してました。
ジーヴスもバーティも愛すべきキャラクターだし、面白いし、ウッドハウス良いですなぁ。
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ユーモアにも乗り切れず、さりとてジーヴズのキャラクターも好きになれず、どうしてこの作品がこんなにも人気があるのか。
私には合わなかったようです。
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イギリス貴族(知性ゼロ)のところに現れた
頭脳優秀な従者ジーヴズ。
次々と起こる主人の危機をジーヴスの知恵によって
解決していく。
うーん、なんだろう。
この二人の結びつきが全くわからない。
信頼関係なのかなんなのかもわからない。
機転なのか、意地悪なのか、ジーヴスの解決方法が
すっきりしない。
というわけで、楽しめなかったのです。
もっと奇想天外な形にするか、二人の関係を描くか、
馬鹿ばかしさを突き抜けるか、
どうしてこれがそんなに有名になったのか……。
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続刊を楽しみにしています。Googleが席巻する迄は「アスク ジーヴス」検索エンジンも利用したっけと懐かしく思い出しました。
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ジーブスシリーズの新しい翻訳。
どうしても森村たまきさんの訳と比較してしまうのだけど、
こちらのバーティーは結構男くさい。
言葉の選び方や表現の仕方がどことなく男らしい。
森村バーティーが超草食系・乙女男ぽく感じられてしまう。
短編の選び方も、とっつきやすそうなところを無難に選んだ感じ。
最後の女学校でのジーブス一人称の短編は、かなり読みやすかった!
どの訳でも本質的な構成は変わっていないけど、
人物の印象がけっこう変わることがよくわかって面白い。
でもどちらのジーブスにもブレがない。
バーティーはブレッブレ(笑)そこがまた面白い!
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知らぬ間に少女漫画にもなっていたジーヴス。何故今注目されてるのかは分かりませんが、文庫サイズで読めるこの喜びったらありません。特にジーヴス視点の作品では、あくまで自分の意図を感じさせずに目的を達成する様子が二重におかしい。そしてジーヴス自身も今の生活が気に入っていて、バーティを尊敬…してるかはともかく好感をもっていることが分かって嬉しい。愛すべきバーティと、お灸を据えつつピンチを救うジーヴス。まさに名コンビです。
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事件簿とあるけど、ユーモア小説なのでミステリーよりは文芸カテゴリーか。
良い意味で予想を裏切られるお話でした。
執事って!執事って…!的な。
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前から読みたかったが、単行本があまりにビッグ(値段も!)だったために、近づけなかったシリーズ。
文庫になってうれしい。もう二冊目がでると決まってるのもうれしい。
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ずっと気になっていたウッドハウス氏著の「ジーヴス」シリーズが文庫化ということで、迷わず購入してしまった。
昨夜読了。
日常の謎系ミステリなのかと思っていたら、そことも若干違った。
謎を解くのではなく、問題を解決するために有能な執事が暗躍する、といった感じだろうか。
思いの外恋愛話が多かった。
ジーヴスが主人であるバーティに対して随分な言いようなのも気になった。そこも面白いところでもあるのだろうが。
傑作選とのことだったが、前話に登場した人物などがつながっており、問題なく読めた。全七話。
二十世紀初頭のイギリスと、時代は好きなのだが。
文庫化第二弾もあるようだ。六月は読みたい作品が多く発売され、また機会があったら続きを。
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デキる執事とダメ主人の掛け合い短編。
あらイマドキな設定?
実は戦前の作品だし、
貴族と執事というハッキリとしたな主従の差があることを
理解しないと面白くないかも。
ディナー時に謎といたり、実は悪魔だったりとか、
そういうサブ設定はありませんので、あしからず
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今流行りになってる本が、ちょっとこっちに似せてるんじゃないかと思ってしまうこの作品。
まぁ、こっちはミステリーではないし、比べたら失礼に当たるものですが
月とスッポン、金魚とめだか、イソギンチャクと糸ミミズ~!位に。
とりあえず文庫化になってくれてうれしい♪
ちょっと一本ぬけてる主人が、巻き込まれるドタバタを
機知に富み、奇知をてらう執事が解決していく
執事の行動はかなり腹黒いだけどそれが面白い。
短編ばかりなので読みやすいし続きも早く買おう。
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明るく脳天気な若い紳士バーティ・ウースターが、ある日ジーヴズという名の従僕を雇い入れたことから始まる、男二人のドタバタ日常コメディ。
ジーヴズ・シリーズ、お噂はかねがねという感じでしたがこれまでなぜか読む機会がありませんでした。文庫落ちしているのを発見できてうれしい。
主に通勤電車で読んでいましたが、笑いをこらえるのに必死で不審人物になっていたと思います。なに、この、とんでもなく優秀だけど性格もとんでもない従僕!! 問題解決は常に独断、慇懃と慇懃無礼のどちらにもなり、いつもうまいことバーティを丸め込むジーヴズ…並べてみるとひどいキャラですね! でもわたしも一人ほしいですジーヴズ。
バーティはジーヴズに完全におんぶに抱っこなのであまり険悪になることがない二人ですが、ときどきケンカすると思えば洋服のことなのが可笑しい(笑)。個人的には、バーティの服の趣味がちょっとアレだと思う。
もうほんとに笑えるんだけど、基本的にちょっと意地悪なのがいかにもブリティッシュ・ユーモアですね。すごく気に入りました。続刊も入手したので読むが楽しみ!