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第二巻でもドマイナー妖怪が登場する流れ自体は変わらないのだけど、話のメインとなるメンバーは第一巻で揃った5人で行く感じなのかな?
こうして見ると役割分担がきちんと為されているメンバーになった印象
エピソードとしては初夏の嘗期に始まり、光子がアイドル写真を撮ろうとする回、碧が風紀委員として頑張る回、初夏の実家事情などバラエティに富んだものばかり
第一巻の段階ではラブコメというよりもコメディ中心で展開していくと予想していた。その傾向は第二巻もあまり変わらないんだけど、ほんの少しだけ恋愛フラグ的なものが描かれていたのは気になってしまう
隼人が赤より青が好きと知って衝撃を受ける光子とか、糸魚に友達以上の関係の人がいると嗅ぎつけられて慌てる初夏とか思わずニヤニヤしてしまいそうになる描写が。この辺りは今後どうなっていくのか楽しみだ
そしてこの巻でもっと心に響いたのは17・18話で描かれる相模次郎の話
本作に登場する妖怪はマイナーばかりで、その知名度の低さが彼女らの在り方を拗らせていた。
対して相模だけは崇徳上皇に仕える八天狗と超有名所。だから彼の在り方は決してフラフラしていない。けど、有名でありどのような存在か知られているということは他人に自分の在り方が決められてしまうということでもある
だから彼にとって自分の意志で自分の在り方を自由にできる高校生の間は精一杯楽しむつもりなのだろうね。今回の旅行もそういった意図で企画されたようで
それに対して、相模が望む以上の答えを返し自分達は立場が変わっても友達であると言外に告げた隼人は相模が言うように妖怪タラシなのかもね
それにしても毎回毎回扉絵が工夫が凝らされたものばかりで感心してしまう
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マイナーをこじらせた妖怪たちと過ごす高校生活、第2巻!
「こじらせ」「妖怪」が物語の背景になっていて、
確かにいろいろ妙な人?や出来事はあるんだけれど、
普通に楽しい学校生活になってますね、ますます(笑)。
悩みがあったり、ヒミツがあったり、
実は将来がもう決められていたり、異性にときめいたり、
それぞれにいろんなことを抱えながら、
一緒に考え、励まし合い、笑い騒いで乗り越えていく。
とても素朴で、むしろ人間世界の方が
ややこしくこじれてる人が多いんじゃない!?(^^;
楽しくも短い高校生活が、よりいい時間になりますように。
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渡海くんと四国妖怪たちの学園生活は、それぞれの個性が、より如実に表れて、面白くなってきました。
飴宮さんの秘密主義も、紅坂さんのアイドルへの夢も、瀬々良木さんの控え目なところも、それぞれが、自分なりに悩みながらも、お互いにフォローし合いながら頑張っているのが、読んでて微笑ましいし、癒されます。1巻では、お互いに距離感があったのが、この巻では、完全に仲良しになってますね。
また、飴宮家が初公開されて、飴宮さんの秘密っぷりは可愛いし、新キャラのお手伝い、兼、教育係の糸魚さんが面白すぎて好きです。
さらに、この巻では新たに、相模くんの出生が明らかになり、本格的に仲間に加わります(既に仲間みたいなものでしたが、タイトルを見るとね)。これまで分からなかった心の内を知ると、彼は彼なりに、考えて行動していたのだなというのが分かります。
そして、やはり、忘れてはいけない渡海くんですね。一見、地味なんだけど、彼の人柄あっての、妖怪たちなので。苦手な物が明らかになる回では、飴宮さんとのやりとりもほっこりしたりして、そんな渡海くんが私は好きです。