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久しぶりに読んだので、登場人物思い出しながら読みました。せいちゃんが伊達さんって最初わかんなかった。手に入れるためになんの努力もしてこなかったのに、持ってる人をみて羨むのはダメ、、沼ちゃんは羨んでもいいって言ってたけど、私は忘れないでおこう。余白が多くじんわり心に染みる言葉が散りばめられたお話集。あのウチワはいかんでしょう。泣くよ。
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最終巻。終わってしまって寂しいけど、沼ちゃんたちの生活は続いていく。
最終巻で伊達さんの家族や沼ちゃんのお母さんが出てきた。
要さんを見送る沼ちゃんの「ずっと応援してる」。
なんと素敵なことばだろう、と思った。
離れた場所から自分のことをずっと応援してくれる人がいる。その人の心の中に自分がいる。
それは、心がポカポカして自分を励ましてくれることだなって。
見送られる要さんと、見送る沼ちゃんの表情も、たまならかった。
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1巻から一気読み。何度も読み返すだろうなぁ。
女性の生き方を考えさせられる。でも、とても優しい雰囲気のお話だった。
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池辺葵は、さみしさの魔術師だと思う。
だれも泣いてない、直接的な悲しい出来事が起こるわけでもない、それなのに気がつくと文字が読めなくなるほど泣いてしまう。
彼女が紡いだ『プリンセスメゾン』は、
オリンピックを控えた東京で
さまざまな女性が理想の家を求めて歩く、切実な群像劇だ。
人間の孤独を全て抱えた街で、
自分だけの孤独で幸福な空間を探していく物語。
20代半ばの主人公は、家を買う“大きな夢”に触れられたとき
「大きい夢なんかじゃありません。自分次第で手の届く目標です」という。
夢ではなく、目標。自分ががんばればたどり着ける目標なのだと。
そして、その一見前向きな言葉のあとに続いた
「家を買うのに、自分以外の誰の心もいらないんですから」にどうしようもなく胸をうたれた。
とても26歳の女の子ひとりには抱えられないような
大きなさみしさと強さと優しさを感じて、
彼女とその周りで生きる人々の物語を最後まで見届けようと心に決めた。
「欲しいものってさ、手に入れてからが勝負だね」
「自分でつかめる幸せさがして、自分で自分の人生面倒みる、天晴れじゃないですか。どこがかわいそうなんですか」
「人生って安全に健康に安定して生きてければ幸せってわけじゃないことくらい…私だって知ってるから」
「羨んでいたって、その人の幸福を願うことはできます」
彼女が生きていくのを応援するような気持ちで読み進めていたけど、
物語に響くたくさんの言葉に勇気づけられたのは私の方だった。
今の日本はものも情報も選択肢もあふれていて、
私のようにコレというものがない人間はかえって生きづらい。
先人達が命がけで手にした“自由”だと理解しているつもりだけど、
たとえば当たり前に結婚して、当たり前に家に入る、
何の疑問ももたずにそうするものだからそうする
“不自由”な人生の方が
幸せだったのではないかと思ってしまうことがある。
鳥かごの中の鳥が不幸せだとはかぎらないのだ。
プリンセスメゾンは、そんな私のわがままで
独りよがりな生きづらさを、受け入れてくれて、
つらくてもさみしくてもそれでも生きて行けと
背中を押してくれる、
そんな物語だと思う。
多分これから先も、読み返すたびに泣いてしまうだろう。
それでも、運命の物件(居場所)を見つけるその日までは負けない。
がんばる、がんばりたい。
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「ありがとう
私のお家。」
うちわのシーンとか、いい表現だなー。
これにて終わり。
みんなの前途に幸あれかし。
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ひとりで生きることに不安と寂しさを感じているが、これを読むとひとりも悪くないと思う。この漫画から考え方を学べるし、いろんな生き方と豊かさがあるんだと思わせてくれる。
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職場の方に勧められた本、もう何度か読んでいる
疲れた時
ほっとしたい
癒されたい時に読んでいる
じわじわぁーと心があったかくなる
ひとりでも大丈夫
誰かと生きるのも良いし
みんなそれぞれ
捨てたもんじゃないよな人って♪そう思える
2015年〜2019年発行の漫画だけど
度々読みたくなる漫画です♪
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自営業、独身、戸籍上女性、20代
資産のことも考えてマンション購入を考えていた時にこの漫画に出会いました。
社会人1年目の時に、給料が安くて、1日1日を過ごすことに精一杯で、独房みたいな狭さの家に住んでいた。
だからこそ、仕事を頑張って稼げるようになって、帰りたくなるような家に住むのが目標になった。
あの頃必死に生きていた自分とさっちゃんを重ねるかのように読んでしまいました。
家ってやっぱり特別な場所ですよね。
理想の居場所を追い続けて奔走したひとりの女性に心を動かされる不動産屋のスタッフたちも、さっちゃんと出逢って人間的に成長しているだとか、本当に自分が大切にしたいことを見つめ直したりだとか、家探しから人の暖かさを感じられて、ジーンとくる作品でした。