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経営の3要素は「ビジョン」「競争戦略」「オペレーション」
「なぜうちの会社は存在するのか」「うちの会社はどんな価値を生み出すのか」「競争戦略をどう実行するのか」
「オペレーション」は、そんな競争戦略をどう実行するのか、のHOWを規定するもの。オペレーションを担うのが、各企業の「現場」。
強い企業は、戦略を実行する際に生じるさまざまな問題や障害を現場が当事者として解決し、成果を生み出していくことができる。
現場力とは現場の自律的問題解決能力
問題解決に対する「当事者意識」
高い志による「優位性構築」
全員理解・参加の「組織能力」
問題のない企業は存在しない。問題のない現場は存在しない。
問題とは、あるべき姿との乖離。
企業活動の基本として「PDCA」
見える化を機軸に置いた問題解決のためのPDCA
Problem-Finding:現場における問題や異常を感知する
Display:感知した問題や異常を告知し、その存在を関与する人全員に「見える」ようにする
Clear:問題や異常の存在を認知した人たちが、知恵を出し合い、協力して問題を解決する
Acknowledge:実施した対策が効果を上げ、問題や異常が解決されたことを確認する
問題の見える化?異常の見える化?ギャップの見える化?シグナルの見える化?真因の見える化?効果の見える化
状況の見える化?基準の見える化?ステータスの見える化
顧客の見える化?顧客の声の見える化?顧客にとっての見える化
知恵の見える化?ヒントの見える化?経験の見える化
経営の見える化
見える化は「人を育む」「風土を育む」「団結を育む」
効果的な見える化のための10のポイント
?現状の棚卸?見せたくない、見られたくないものほど見える化?見えるもの、見せるものを絞り込む?鮮度、タイミングを重視?アナログとデジタルを使い分ける?わかりやすく、シンプルに?現場の当事者自信が見えるようにし、仕組みを作る?本当の勝負は見えた後?見える化のノウハウを共有?経営トップが見える化を牽引
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問題は見えたあとどうするか。ITありきではない。見える化は犯人探しではない。「人にやさしく業務に厳しく」などなど、キラーフレーズが満載。いろんな会社の事例がありとてもわかりやすい。結局は人の意識の問題なんだよな〜
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「見える化」の目的は問題解決のためだ。そのためには「見せたくないもの」も見えるようにしなければ意味がない。
「見える化」の基本は、相手の意思にかかわらず、さまざまな事実や問題が「目に飛び込んでくる」状態をつくりだすこと。(p25)
「見える化」の体系(p61〜)
1「問題の見える化」
2「状況の見える化」
3「顧客の見える化」
4「知恵の見える化」
5「経営の見える化」
「見える」ことは、「気づき→思考→対話→行動」という一連の「影響の連鎖」をもたらし、その結果として問題解決が促進される。(p180)
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仕事をする上で大切だと言われている問題解決思考やPDCAを考える上での異常や問題を発見するための可視化とは何かが体系的に浅く広く触れられている。見える可の考えはどの業務の現場においても重要だと思われるので、汎用性が広く読みごたえがある一冊。
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見える化は見せる化。現場力=自発的な問題解決力を磨く為の見える化の重要性を訴える。問題の見える化、状況の見える化、顧客の見える化、知恵の見える化、経営の見える化を事例を交えつつ、解説する。問題の見える化の中の「基準の見える化」、状況の見える化の中の「ステータスの見える化」が参考になった。
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<本の紹介>
あなたの会社は見えていますか?顧客、市場、経営、問題…見えれば、企業は強くなる現場力の中核コンセプト「見える化」を体系化。34の事例紹介付き。
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いろんな事例と共に見える化に必要な要素を解き明かしていくスタイルで書かれた一冊で、今の仕事にも活かせそうなポイントもあったりして参考になりました。
結局、いろんな「○○力」とか「○○る化」とかって考え方や切り口は出てくるけど、要は人なんだよなぁ~。組織として、個人の能力をどう活かして強い組織にしていくか。個人として、自分の能力をいかに組織に還元するか。意識の問題と言えばそれまでなんだけど、いろんな価値観が出てきて、成功の定義やそこまでの道筋が今や個人個人で違ってるから、1つの方向に向けて力を結集していくことってすごく難しい。なんでもかんでも見せてたら、忘れちゃいけないことだからっていつでも見えるようにしてたら、コンプライアンスの問題も出てくるし。。。情報の開示範囲と、見えるようにしなきゃいけないことをしっかり整理しておかないとどっちも言い訳ができる状態になっちゃう。
参考にはなったけど、あくまでケーススタディなんで引き出しを増やしただけ。
それをどう活かすかは、自分で考えるべき領域なんで、トライ&エラーで少しずつブラッシュアップしていきたいと思います。
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商品の説明
見える化 強い企業をつくる「見える」仕組み 現場力を強化するには、現場が能動的に高次元の問題を解決する問題解決能力を磨くことが必要である。そのためには、問題を発見すること、つまり「見える化」が重要。本書は「見える化」の考え方を整理し、体系化してまとめた。 「見える」ようにするためには、「見せる」意思と行動が必要だ。真の「見える化」の実現は、「見せる化」を推進することであり、「見せよう」とする人づくりがカギになると説く。「見える化」の落とし穴の1つがIT(情報技術)への偏重。「見てくれるはず」という期待を前提にした仕組みを作った結果、見る意思のない人間にとって「見ない化」「見えない化」になってしまう失敗例もある。 本書は「見える化」を「問題の見える化」「状況の見える化」「顧客の見える化」「知恵の見える化」「経営の見える化」という5つのカテゴリーに分け、それぞれ、事例を紹介する。トヨタ自動車は新型「カローラ」の開発に当たって、機密扱いだった部品単価を開発担当者すべてにオープンにする手法を取った。部品単価の明細まで「見える化」し、コスト上の無駄や改善の余地がどこにあるかを探るためだ。30を超える事例から、地道に現場力を磨く企業の工夫や努力がうかがえる。 (日経ビジネス 2005/12/19 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
目次
序章 「見えない現場」と「見える現場」
第1章 「見える化」とは何か(現場力と「見える化」
「見える」メカニズム)
第2章 「見える化」の体系と事例紹介(「見える化」の体系
「問題の見える化」の事例紹介
「状況の見える化」の事例紹介 ほか)
第3章 「よい見える化」を実現するために(「よい見える化」とは何か
自律的問題解決型組織をめざして)
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自社でも見える化を活かせそうです。
前作の(?)現場力も読んでみたいと思いました。
ハンパじゃないのが事例の多さ。
参考になるし、やってみようって気になるし、イメージするきっかけをくれる。
<追記>
病んできた
声がでなーい
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とっても読みやすい。
一気に読めた。サプライズまではなかったが、素直に「なるほど」と感じられる。「見える化」が目的ではない。あくまで目的を補完する有効な手段であり、考え方だ。
「見える」ことにより、気づき、思考、対話、行動に向かう。
まずは、気づきを得るために何かはじめたいと思う。
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組織が大きくなるにつれて、仕事が分担されるにつれて全体像は段々見えなくなる。
うまくいっている時はいいが、そうではなくなったときに何が問題であるのかが見えないことが多い。
何が問題で企業の競争力が落ちたのか、業績が落ちたのかわからないということはままあることだと思う。(何が問題か分からないのは重症だ)
一方で、トヨタや花王のよう現場が強い企業もある。
その違いは何か?問題が見える工夫をしている。
見える化自体は今では新しい考えではないが、本当にうまくいっているかどうかは疑問だ。
見えるようにするのが第一段階なら、見えたものを生かしているのか?見えるだけで満足していないか、実際に機能しているのか?
情報共有が大切だからITシステムを導入なんてことは思いついても、そのITを誰も見なかったら? 意味はない。
見える化をしています。といって思考停止状態になっていないか確かめないと形だけの施策にしかならない。
具体例は豊富です。
現場に行くことがあったら本書のことを思いだしたい。
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見えるのレベル感
見える→視える→診える→観える
落とし穴
IT偏重、数値偏重、生産偏重、仕組み偏重
見える化のカテゴリ
問題の見える化(異常、ギャップ、シグナル、真因、効果)
状況の見える化(基準、ステータス、)
顧客の見える化(顧客の声、顧客にとっての)
知恵の見える化(ヒント、経験)
経営の見える化
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現場が自律的に問題を解決するようになるための仕組みづくりが「見える化」である。そのために、現場があるべき像を認識し、現実とのギャップを「問題」として認識する。そして、この問題が目に飛び込んでくるような仕組みを整備し、上司や本部に言われずとも問題の真相を究明し、問題解決にあたるようにする。問題が解決されたかどうかも見えるようにする。強い企業は問題が解決されると更にレベルの高いあるべき像を設定し、現場を途切れることのない問題解決に向かわせるようになっている。組織人としてしっかりと認識しておくべき概念であり、多数の例が掲載されている本書はマネージャとして必読書と考える。
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「同じテーマのものを五冊読めば、その項目について自分なりの原理原則が見えてくる。」By 本田直之
んで、「現場力を鍛える」に続いて、二冊目。
「現場力を鍛える」が思想の章、であれば、「見える化」は実践の章、か。
さまざまな企業における「見える化」の事例をふんだんに盛り込んでいる。
ただ、見えりゃいいってもんじゃない、その「見える化」の本質とは。
世を賑わす、不祥事、不祥事、不祥事、不祥事。現場で起こってるのか、経営陣で起こっているのか、その両方か。
故意に「見せない」のは別として、実は"見ようとしていない"のかもしれない。
コンプライアンスにも直結する、「見える化」って何?ぜひぜひ読まれたし!
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『見える化』という言葉はこの本以降に流行っている気もします。表面的のみ利用しようとして、本質を知らずに導入する企業が多いと思われる。『みえる』にも「観える」『見える』「視える」「診える」の段階があったり、
「問題の見える化」を中心に「状況の~」「顧客の~」「知恵の~」「経営の~」と大きく5つのカテゴリーに分けられる 等々具体例と失敗談でわかりやすい。見える化という言葉を使う以上は知っておきたい内容。
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見える化にもいろいろある。
グラフを書くことが見える化、調べられるようにすることが見える化と勘違いする人が多いけど、見える化の本質を考えるべき。
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製造業では現場だけではなく、スタッフに対しても何かと「見える化しろ!」との指示が飛びます。
そして、その多くは見える化するための環境を整えるだけで終わっている事が多いのも事実です。
この本ではそんな見える化の本来あるべき姿を教えてくれます。
30を超える事例は製造業のみならず多くの職場に参考になるでしょう。