痛々しいけど、清々しい
2020/06/26 08:18
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投稿者:生姜と檸檬 - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビュー評価が高かったので購入しました。
難しいテーマをよく一冊にまとめられたなあと作者に拍手を送りたいです。
正直なところ、話の展開がやや唐突に感じられた、先生の発言方法に配慮が欠けている部分が気になった、というのは否めませんがデビュー作でここまで描かれるのは素晴らしいと思います。
性にとらわれない、一個人を尊重することの大切さを考えさせられました。
とてもよいお話でした。
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デビュー作とは思えない完成度の高い作品
絵もとっっても綺麗
話はBLというよりも
主人公達の成長ストーリー
最後まで一貫性があってとてもよかった
書き下ろしはきゅんきゅんでもっと続きが読みたいよー
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「有馬に対する熱い思いは変わらない」その言葉通り、熱い成長を遂げた大河!知りたい。知られるのが怖い。このバランスが読んでて、ドキドキしながらも面白かった。有馬がすごく男前!二人が前を向いて歩いてくれて、ありがとう。面倒くさいウブカップルおめでとう!
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どことなく少年漫画っぽい。結構ノリの良いテンポで進むから、まさかあんなトラウマ持ちだとは思えず…。ロリコンレイプ教師全然更正してないじゃん…怖い。
お父さんとは上手く暮らしていけてるみたいだけど、離婚問題は何が原因だったのか確執はどうやって解消したのか気になるなぁ。二人で幸せつかむんだよ…!
Hまでは至らなかったので(というか名前呼びだけで精一杯)受け攻めどちらか分からず。
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エロ:無
要素:高校生、暗い過去描写有
めっっっっちゃ良い。
漫画としてめちゃくちゃ楽しんで読んでしまった。
凄い良い。
みんなに読んで欲しい、お願いだ。
BL要素は薄めで、「自分を肯定する物語」の印象。
表紙も天才的。
こんなんずるいやん。
ヒーローに憧れるコミカルな主人公・たいが。
天然でおばかで、真っ直ぐ。
誠実さをもった主人公に、好感を持てる。
たいがが高校生の演劇部で出会ったマリア。
マリアのキャラも良すぎる…。
主人公の友人2人も良いキャラしててたまらない。
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ヒーローが恋をしたマリア、それは、女性として生きる事を強要された男の子でした。
「普通」とは何か?を考えさせられる、奥の深い一冊。
可愛い絵柄に反して、非常に重たいお話でした。
メイン2人とも抱えている物があり、特にマリアと呼ばれる有馬(マリアの逆になってるのが皮肉めいていて面白い)の過去は読んでいて目を背けたくなるほどに重たかったです。
なぜ、もう少し早く助けが来なかったのか…ここまで重たくする必要があったのかと思うほどです。
有馬は、トランスジェンダーなのかと思いましたが、多分、母の期待に答えることに喜びを感じていただけで、本来の彼は男の子なのだと思います。
しかし、女性として振舞っていたことで、辛い目に遭い、そのせいでトラウマから抜け出せず、男性になることも女性でいることも出来ない中途半端な人間になってしまった…。
そこへ、性別なんて関係なく自分を好きだという真っ直ぐな人間が現れます。
ヒーローに憧れ、表面でしか物事を見ることが出来ない真っ直ぐな彼。
彼もまた悲しい過去によって現実から目を背けているのですが、よく捻くれずに真っ直ぐ育ってくれたなと思います。
目の前で成長していく彼を見て、彼のようになりたいと願う有馬。
自分が嫌いな自分を、始めて丸ごと受け止めてくれる人に出会い、人は変われるのだという事を目の前で証明してくれる彼を見て、有馬の心が動いていきます…。
有馬は男なのか?女なのか?
男が男を好きになるのは普通なのか?
混乱する周りや部活のメンバーとともに、「普通」とは何か?を考えながら、一緒に答えを探っていく描き方も面白いと思いました。
悪意なく「普通」を押し付ける人間や、やり方が分からないなりにも彼に居場所を与えたいと悩む先輩など、色んな人がいて良かったです。
有馬を傷付けた変態や、有馬と母親、彼と父親のその後が気になったのですが、その辺が描かれていたらもっと良かったと思います。
因みに、キスのみで受け攻めは分からないです。
ピュアすぎて全く先に進まない2人がとても面白かったです!
個人的には有馬が攻め?と思いましたが、有馬が受けならトラウマをどう克服するのか?という問題があるので、その辺りの続編があれば読んで見たいなと思いました。
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BLというよりは、一種のジェンダー問題に焦点を置いた作品です。
幸せな家庭に育っていたはずが両親の激しい言い合いを目の当たりにしてから、ヒロインを守れてこそヒーロー(理想の男性像)になれる・そうなりたいと意識した大河は、しかし物事の表面的な部分しか見ない癖がついた。
幼少期に母親に教育された女としての自分と、生まれ持った男としての自分の二つの心を持ち、ある出来事を機にどちらにもなれない中途半端に陥ってしまった有馬。
有馬は多分、元は普通の男児と特別変わりなかったのではないかと思います。母親が強要する『娘としての優』を根っこでは受け入れられないなりに、望まれる姿としての『女の子』を初めは頑張って演じていたのだと思います。そのうち母のみならず周囲からも好意的な反応を得る度に、自身でもそれがあるべき姿と思い込みつつ。
次第に本来の年頃の男の子として(あるいは思うままに)ヒーローへの憧れを持ったことを機に、今まで築いてきた女の子としての自分を信じ、女の子と男の子のそれぞれのあるべき姿を決める周囲との認識の差に足を取られることになった。女の子になりきれず男の子にもなれず、この時点で既に二つの心を持ってしまっていることと、世間的にどちらかでなければならないとされる風潮から『望まれるままの女の子でいるから、男の子っぽいとかではなく今ここにある自分をそのまま受け入れて欲しい』とする子どもらしくもあり、人として普通で当たり前の自我や認証欲求が満たされないことが有馬優の現実なんだと思います。女の子でいることが苦なのではなく、誰にも自分自身を受け入れられないまま女の子であることを求められることに自分を見失いかける。
そもそもどちらかでなければ、という壁にぶち当たるのはこの手の問題の根深いところですね。
女の子も男の子も差がないとかあるとかではなく、そこにある存在を否定するために『らしさ』などの言葉や表現を用いてはいけないのだと思います。
二人とも別々の角度から同じヒーローを好きになって、自分もそんなヒーローになりたくて、ヒーローなんていない……と早くに現実に打ちのめされた頃の子どもの心を持ったまま、高校の演劇部で出会いました。
だから恋愛どころか、この一冊の中でやっと他人と向き合えるようになったところなんですよね……そりゃウブです。先は長そう。
大河はあの日の父の本当の姿をいつか聞くことになるのかも知れません。今の親子関係がそこまで悪くないにしろ、ここの誤解も解ける日が来るのかと思うとより明るい先が見える気がして読後感のすっきりした一冊でした。
ホント、狂気のロリコンだけはめっちゃ怖いな……っていう。
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ようやくPEYOさんの『ボーイミーツマリア』読めました。人はいなくなってしまうんだ…と言う事を泣く泣く実感しました。
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男か女か、友情か恋愛か、ヒーローかヒロインかとかいい意味で気にせず深く考えない主人公がいい。そんなの関係なく好きな人を守りたいし助けたいしわかりたいよね。BLだけどいろんな人に読んで欲しい…!
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タイトルやあらすじが魅力的で手に取ってみたのだけど、自分の勘を信じて良かったと、これほど思ったことはない!すごい!!すごい青春漫画だ。
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BLというよりブロマンスに近い気がする
お互いがお互いにとってのヒーローでとても魅力的だった。関係性厨の方におすすめ
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性への不安だったり周りからの視線っていうをBLっていうジャンルで描いてる作品かなと感じました
学園の皆から「マリア様」と言われている有馬の過去だったり好きな人は守る!と決めた大河の有馬に惚れた時のシーンは個人的に大好きです
レイプのシーンだったり過去の虐待に近いシーンがあるので苦手な人だったりフラッシュバックしてしまう方もいるかも知れません。そこら辺の注意書きというのは全くないので気をつけてください。
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【私には合わなかった】
口コミがよかったので購入してみました。内容は悪くないのかもしれませんが、幼少期の描写がどうしても自分には受け付けられませんでした。表紙も可愛くハッピーエンド好きなので楽しみでしたが、一読後すぐに手放してしまいました。
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ジェンダー・アイデンティティの話の括りってことでいいのかな
レイプ、毒親登場する
初読では、なんでコレ買ったんだっけ?????て思うくらいハマらなかったけど、一年経って改めて読んだらまあまあ読めた。
お父ちゃんかっこよ
お友達のキャラ好き
エリちゃんは優しい子ですよ……
“ボーイミーツガールともボーイミーツボーイとも言えない”
【再読 2023/01/12】
なんか、読めば読むほど刺さるな……
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内容が濃く、読みやすい作品でした。
付き合った後の続きも読みたいと思ったのですが、作者さんがお亡くなりになられていたので読めないことが残念です。
ご冥福をお祈りします。