紙の本
恐くない可愛いオカルトファンタジー
2019/02/25 05:45
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投稿者:kurage - この投稿者のレビュー一覧を見る
この話、まだ仮タイトルだったとき、「祈祷師とその恋人と背後霊」だったので、オカルト系なのかな?と思ってましたが、オカルト要素はあるにはありますが、どちらかというと全体的に可愛らしい感じの、年上攻めの年の差BLでした。
っていうか、仮タイトル、本を読んだあとに見ると、そのまんますぎますねw
だから今発売中のタイトルになったんでしょうけど、仮タイトルで興味をもったので、変わっちゃったのはちょっと惜しかったような気も。
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普段は紳士的で優しいまじめな紀州さんが、
実はとっても・・・なところや
初心で無垢な値賀ちゃんが、こうと決めたら一途に行動を起こすところも、
見た目に反して可愛い小悪魔だったところも、
大変美味しく楽しめました。
ふたりのストーリーはあっさり爽やかな印象でサクサク読みましたが、
文章にある「自分が大切にするものを手にするための自分勝手」とか
時代にそぐわないものを強要しないこととか
そういうメッセージにとても共感しました。
普段は紳士的な紀州さんの変貌ぶりと
それにこたえて小悪魔ぶりを発揮する値賀ちゃんの
甘々イチャイチャをもっと読んでみたいので続編をお願いします。
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そういえば、センセの作品は年下攻めとか同級生はあったけど、年の差とか年上攻めとかは記憶にありませんね…
ファンタジーの括りに入るストーリーかな?というのも値賀はクールビューティな祈祷師なんだけど、ほぼ霊感ゼロなので!しかもロングスリーパーっていう値賀ちゃんの設定からしてちょっとほんわかでほのぼのした印象。
ファンタジーというよりは、ほのぼのラブコメの成分が多めでした。
一方、値賀が好きになっちゃう30代イケメン眼鏡の紀州。彼はとても紳士的でいつ値賀と恋人同士になるのかなと焦れ焦れさせるほどで。でも、それには深い理由があったのが後半わかってきます。
…でも、わりと受が無邪気にグイグイきてるのに、いまひとつ淡白で。ひとりでツッコミまくりながら読んじゃいました。値賀もそんなに寝てたら、いつ攻様とイチャコラするんだよ?という有様で、でもそこが微笑ましいといえば微笑ましかったところです。
…年上攻めだったのがちょっと大変だったのか、いつものような話の広がりがなくてさらっと「ファンタジーぽい感じ」に仕上がってた気がします…
別に年下攻めでも良かったかな。
お姉ちゃんとのやりとりがほんとにかわいくて面白くかったです。お姉ちゃん最高でした。
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いつも思うけど、さすが安西先生。森谷家は代々霊能力や降霊に優れ地域を守ってきた一族。でもロングスリーパーの値賀ちゃんは、全く霊能力がない。姉の有賀ちゃんも「森谷家史上最弱の能力者」でうっすらとしか霊が見えてない。そんな設定にまず面白そう!とワクワク
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祈祷師家に生まれた値賀。期待された能力がないことがコンプレックスになっているように見える。家族はそんなことを気にしているように見えないけれど。長く眠る体質のせいで困ることはありそうだけど、それでも周りの助けを得ながらなんとか頑張ってきた値賀。素直な値賀だから、周りの人も力を貸してくれたのかな。と思う。値賀を見て和んでいる紀州を見ると、2人は穏やかなカップルになりそうな気がした。