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生活の中心が“勉強”な人(学生・受験生・教育関係者)は必読でしょう。
第一章を読んで、「やられて」しまった。
基礎となる部分がしっかりと整理され、明確な言葉で纏められている。
“大全”を名をつけてあるだけのことはある。
逆に自分が、「勉強」を生活の糧にしているのに
この本の内容(ちょっとニュアンスがあわないが)を
明確に自分の中に持っていなかったことに対して反省と自己への苛立ちがでてくる。
非常に役に立つし参考になる本。
教える方も受験する方も「頭がクリアになる」んじゃないかな。
筆致もやさしいし、この手の本にある「上から目線」も「宣伝チック」もない。
「受験の叡智」も読んでいるが、こちらをその前に完璧に内容を把握しておきたいところ。(読む順番入れ替えだ)
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受験勉強を題材にしているが、ビジネスなど全般に通じる普遍的なセオリーを彼流の読みやすい表現で書いてくれている。経験しないと分かりにくい箇所もあるが、高校生は親の言うことは聞かないけど、彼が言えば腑に落ちるのでは。
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「勉強」という活動そのものに対して、掘り下げて考察・言語化している良書。高校生(受験生)がターゲットですが、社会人が読んでも応用できるエッセンスが詰まってます。
合否が発生するゴールに向かう際に考える、合格圏に入るための勉強量と勉強法(ベクトル)の整理・可視化はすごい。ゴールと自分の現在地を明確にして、目標に対して適したアプローチ(ベクトル)をとる。
点を取る。そのための最短アプローチをいかに設計できるか。
これはビジネスでも原理としては同じと思います。まさにTobe asis GAP。ただ、やみくもに理想を掲げて走るのではなく、適切なゴール設定をして、現状把握をして適切なアプローチ(ベクトル)で向かう。特に、現状把握をしないと遠回りなアプローチを取りかねない。現在地がどこなのか、その把握が大事という原理が詰まってると思います。
受験生になる・資格試験を目指すシーンに置かれた時は、ガラリと日常を変える必要がある。これまでと一変したモードに入ることが求められますが、その際の環境を変えることのアプローチ整理も素晴らしいです。
自分をルールで律する。ルールメイキングが重要。
①誘惑を遠ざけるルールにする
②具体的な形でルールにする
③実現できるルールを作る
④途中で変更しても良い
・・まずは上記を満たすルールを作るところから始めよう。と思いました。
暗記に関して「アウトプットはインプットを兼ねる」考え方は眉唾。確かにそうだ。覚えるではなく、テストするを中心にやっていくべき。教科書眺めても仕方ない。
そして、復習は漏れをなくす完璧にするアプローチ。100%になるまでやる。
思考は言葉にしないと(メモしないと)思考にならない。徹底してアウトプットを意識するこの考え方も好きです。
・・高校時代に読みたかった。。
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<目次>
第1章 なぜ受験を選んだのか?
第2章 勉強法こそ大事だ
第3章 「受験生活」の作り方
第4章 成績の読み方が視界をクリアにする
第5章 「たかが暗記」とまだ言うか?
第6章 曇りなき思考で見定め、決める
第7章 教科ごとの特徴をつかめ
第8章 合格の先、不合格の先
<内容>
東大王、クイズ王、井沢拓司の本。東大の現役生や卒業生が勉強法などの本を書くのはトレンドなのかもしれないが、いずれも読んでみると当を得ているものが多い。この本も然りで、自分の体験を基にしているが(開成→東大の黄金コース)、東大生の頭は何事も整理されているようで、勉強のモチベ―ションから勉強法まで、合理的でまた文章もわかりやすい。逆に東大に受かるわけだと感心してしまう。この本のキモは、模擬試験成績の分析の説明や日々の勉強のモチベーションの持ち方だろうか?特に「1日1点主義」(コツコツの日々の勉強は、入試で1日に1点ずつ上げるためにやっている)は、わかりやすい。なので、日々の勉強は復習重視で、問題演習や模擬試験で間違えたところを理解して、失敗を繰り返さないこと、暗記ものなら必要ページ(著者は毎回短く区切って確実に覚えることを推奨)を完全に暗記する、ことが「1日1点主義」だと説く。分かりやすいと思う。
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受験生向けには良い本だと思う。
社会人がビジネススキルや語学力の習得を効率化したいという目的に対しては、参考になるエッセンスは多々あったものの、ここに書いてある勉強法をそのまま適用するのは難しそう。
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己を知り,他者を知り,戦略を立て,戦術を選び,自らを客観視することで立ち位置を知り,己を律する.中学受験経験者なら既に経験済みの道を行けばよい.
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クイズ番組出演時に垣間見える伊沢さんの戦略的な思考法がよく表れた自分の勉強法を見つけるための指南本。
よくある東大生の、自分の勉強法を押し付けるだけの勉強本と違って、色々なタイプの受験生に寄り添う丁寧な解説が評価できる。
ただ、ちょっと解説が長すぎて冗長に感じる部分があるので、もう少しコンパクトにまとめてくれるとよかった。
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クイズ王としてテレビやYouTuberとしても活躍する伊沢拓司さんが「勉強」について、丁寧に語っている。ただ単に目先の勉強法を紹介するのではなく、本番で結果を出すための「本質的な勉強の在り方とは」を簡潔にわかりやすくまとめてらっしゃる。受験生だけでなくこれから資格試験や大学生にもおすすめな本。
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東大王で有名な伊沢拓司さんの勉強本。高校生クイズ2連覇は実は知らなかった(この本で知った)。
勉強に正しい方法はないけど間違った方法はある。NGな勉強法。勉強の方向性(ベクトル)x量。マクロ暗記とミクロ暗記。改めて受験勉強の意義も再認識できました。
子供からこの本を自発的に読んで欲しいところ。
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勉強法を学ぶための本。
各科目の勉強法も載っていて、色んな質問も答えている。
各章の最初と最後に、その章をまとめてある。勉強法を学ぶ時に、最初に読んでもらいたい一冊。
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全文で360ページもある本ですが、具体的な科目別のテクニックはほんの40ページ弱ほど。
内容のほとんどは「勉強法とは何か」について様々な方向から書かれていた本のように思います。
必読は5章の「たかが暗記とまだいうか?」と6章の曇りなき思考で見定め、決める」のふたつの章。特に5章はタイトルにめっちゃ惹かれました。
「暗記」といえば詰め込み教育の悪しき勉強法のように言われていましたが、やはり勉強は暗記あってこそのもの。
そして暗記には解き方のステップなどをざっくり覚えるマクロ暗記と、英単語などをきっちり覚えるミクロ暗記があるというのに「なるほど!」と思いました。
そしてこれら暗記したことは手持ちのカードと一緒、出された問題に対して手持ちのカードを探し、組み方を考えて、答えを導き出す・・・また組み方を考える際にはマクロ暗記で覚えた解法が役に立つこともあると。
他にも成績の読み方や計算ミスをなくす方法など、子どもたちにも読ませたい話がいっぱい。この本は図書館で借りて読んだのですが、購入決定です。家に置いておいて、子どもらの手に届くところに置いておきたい本です。
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勉強とは何かという広い観点で書かれた文章。勉強だけでなく、ビジネスや努力すべき目標全般に対して言える内容。分かりやすい言葉でユーモアもありつつ書かれていて読みやすかった。努力量は十分あっても、ベクトルが目標に対して向いていないと、意味がないと学んだ。
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大体毎日見てしまっているYouTubeチャンネル、QuizKnockの伊沢さん(執筆時点とは違い現在は社長やし、いいでしょう)による勉強法のまとめ。
大学受験をモデルケースに、「学習」という方法論を解体、解説、対策の立て方の立て方、とも言えるような、メタ勉強法の存在を意識する作りの本。
ある意味生き方の指針でも使えるから、ライフスタイルフォトブック的グラビアページがあるのだろう、と思いつつ、筆を置くことにする。
めちゃ面白かった。
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これは良本!
勉強法が大事というのは激しく同感であり、高2の娘に今読ませたいところ。でも字が多く、後半読みずらいかなぁ。
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大学受験の哲学ともなるような勉強法についてまとめられていた本だが、勉強法だけでなく目的を達成するまでの手段の選び方を学べる本だと感じた。
私は受験をしてこなかったので、受験は人生においても不必要な物だと思っている。受験の目的は、希望の大学に合格することで、目標は本番で点数を取ることと解説していたが、私は、指定校推薦という手段で、目的を達成したので、目的を達成する手段は一つではないし、自分で選択できるものだと感じた。
本書では「目的と手段」や「原理と方法」という表現がよく出て、受験や暗記という言葉が、目的なのか手段なのかを分析して、何のためにしていることなのかを強調されていた。
勉強の習慣をつけるのに、性格より環境の方が変えやすいというのが、しっくりきた。性格や習慣を変えるのは難しいが、環境は場所を変えたり、使う物を変えるだけでもすぐに変えることができる。自分を変えるきっかけとして、環境を変えることから始めるのは良いと思った。