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森ビルに行くのが楽しみになる一冊。
地下の有効活用って、近未来なイメージだったけど、
今後もどんどん進んで行くんだろーな。
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ル・コルビュジエに惹かれ、垂直の庭園都市を構想。地権者説得の物語。創業期のリクルート江副氏。共同建築によるオフィス賃貸ビル提供。昭和40年代のナンバービル。
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既成概念への挑戦
-住食遊を一つにまとめる
-経済活動×文化
-巨大なタワーの中に多くの機能を配置=効率的
-耐震性
-地震でライフラインが止まっても生活を継続できるような街を作る
-「逃げ出す街」から「逃げ込める街へ」
狭い土地の中に一つの国家を作る感じ
街づくりと言うより国づくり
その国をた日本全体に広めるにはどうすればいいか・・・
都市の中の都市=「街」本来の姿をつくり、街を育てる
-ヒルズ:オリジナリティの高い部分
周辺:それ以外の部分
-建物ができることによって、周辺にもにぎわいができ経済効果が上がる
-周辺を巻き込んだコミュニティ活動、現地に根づいた街を育てる
(ex:お祭り広場で伝統的なお祭りを復活、産地と協力して朝市を企画)
六本木ヒルズ=都市の再生へ
都心:高度な土地利用
多くの都市機能をコンパクトかつインテグレートした形に再生
郊外:自然を保全
⇒持続可能な都市
-空と地下の活用で空間を創る⇒自由に使える時間、みどりも生まれる
-vertical gerdencity:空間を作る⇒需給緩和⇒賃料が下がる
-職住近接
-歩くのが楽しくなるような道を作る
-文化都市
同じものは創らない
街に「変化する仕組み」を組み込んでおく
その時代、その国、その地域に最もふさわしい街をどう実現するか
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2010年4月
森ビル社長ですね。垂直庭園都市。
企業理念(社長の考え)を本にしてくれるなんて。まぁ森さんは世間一般に悪いイメージを持たれているから本でそれは違うんだ!と主張しているのかもしれない。
トップに立つ人は常に向上心を忘れていない。完成してなお上を目指す。そうありたいですね。
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かつては、「花のお江戸は八百八町」と呼ばれた巨大都市の東京。その東京の都市開発の一翼を担ってきた森ビルの歩みを辿る。筆者は、大学在学中から父親が創業した森ビルで働き、虎ノ門や赤坂、六本木のエリアの再開発に深く関わっていく。様々な関係者の思いの対立を乗り越えながら街づくりに挑む描写から、筆者の街づくりにかける情熱と卓越した先見の明、当事者でしか語りえない迫力を感じる。そして、その活動は東京のみにとどまらず、上海での開発へと続いていく。街の歩んできた歴史の一側面を知ることができ、街を歩く楽しみがまた増える一冊。
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森ビルの説明会より、この本一冊読んだほう森ビルについてよく分かる。
森ビルの提唱する垂直田園都市は、都市としての東京の未来を変える可能性のある理念だと思う。
都市に関するあらゆる批判に対し、森ビルはひとつの答えを提示出来ている。
そして、六本木ヒルズのようなインパクトの大きい事業を手がけている森ビルが、何故「中堅」ディベロッパーであるのか、読めば分かる。
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森ビル(株)社長が考える都市の考えが紹介されている。自分は建築が好きだ。建築物に身をおき、建築家がどのような意図をもってその建物の設計をしているのかを想像のが楽しい。森社長は建築家ではなくデベロッパーだ。1986年に着手した六本木ヒルズの都市再開発には400件超の地権者、借家人300人、東京ドーム約2.4個分のエリアの開発に17年近くかかっている。都市の価値を高めるため、過密住宅地の安全性の向上のために都市を開発する。建築家とは違い、デベロッパーとして都市が人に与える影響を考えている。これは自分にとって新鮮だった。
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六本木ヒルズがアークヒルズの経験の上に成り立っていること。それには数十年かかっていること。当時、地上げ屋と区別が付けにくい行動をせざるを得なかったわけですが、ちゃんとした街づくりの信念を持っていたこと、理解しました。貸しビルの企業から、街づくりに進むことになった経緯も分かりました。
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森ビルを世界トップクラスの開発業者にした森稔が自身で半生を回顧した一冊。
六本木ヒルズ。アークヒルズ。上海環球金融中心。ラフォーレ原宿。表参道ヒルズ。
森ビルが作り上げたものは、ただのビルではない。
都市をつくり、文化をつくる。
いわゆる財閥系ではない森ビルが、貸ビル業から世界的に有名な都市開発会社に変貌を遂げたのか。
森ビルが何に挑み、何を創造したのか。
森稔自らが、それらを語り、都市論を綴った一冊。
森稔氏が残した言葉。
ビジネスで大切な3つの目。
鳥の目、虫の目、魚の目。
鳥の目はマクロ。
虫の目はミクロ。
マクロとミクロの両方の視点を持つことが重要なことはよくわかる。
さらに、魚の目。
潮の流れを読む。すなわち、時代の流れを読む力。
六本木ヒルズは20年の歳月をかけて誕生した超大型都市再生。
20年前から時代の流れを読み、自分を信じ、それを続けてきたのだろう。
そんな森稔への尊敬と哀悼をこめて読んだ一冊。
森ビルが挑み続ける次の再開発。
日本の、そして世界の都市をワクワクさせる会社の次が楽しみだ。
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森ビルは六本木の再開発でなにを実現しようとしていたのか。六本木ヒルズのコンセプト、共同建築、再開発の困難とその克服、上海での挑戦、そして今後森ビルが目指すものについて。
話題としてはすでに少し古くなってしまったか。六本木ヒルズの好き嫌いはそれとして、新しいことに挑戦し、自らの過去を否定することも厭わない森ビルの都市づくりに対する姿勢はすばらしい。新しい都市づくりに向けた示唆に富む一冊。
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森ビル絡みの本は過去にも読んだけど、ご本人によるものは初かな。
アークヒルズ、六本木ヒルズ、そして上海と注目プロジェクトの裏側を知ることができて非常に興味深い。
賛否両論がある都市作りという話ですが、これまでにないことを新しいアプローチで取り組んで実現してきたのは事実だし、その恩恵に少なからず関わっている人は少なくないということで、評価されてしかるべきなんでしょう。
今年逝去されたとのこと、長い間お疲れさまでした。
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森ビル、森稔氏のこれまでの調整を記した一冊。
会社に入って、社内調整、社外調整にかかる労力、株主等からの要求といったハードルを少しづつわかってきたからこそ、森ビルのやってきたことがほとんどの会社では実現不可能な事業であることが体感できる。
アークヒルズ、六本木ヒルズ、上海ワールドフィナンシャルシティ。どれも20年近い歳月をかけて竣工、開業を迎えているが、上場企業ではとても通らない話だろう。
端から見れば偉大で成し遂げがたい事業は内部から見た採算、経済合理性においては他社がやっている何気ないPJにも劣るかもしれない。
難しい。
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ヴァーティカルガーデンシティを始め、都市と向き合いながら理想を追いかけ、実現しつつある。
人としては本気で尊敬できる。
惜しい人を亡くしたと思う。
でも個人的に森ビルの「今の姿」はあんまり好きではない笑
最初高くて、それが馴染んで一般的な風景の一つに成りえるかどうか、今後が見物。
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Vartical GardenCity
垂直な庭園都市、これは是非是非日本の東京大阪クラスの都市では進めてほしい。
狭い上に平べったく土地を使うからどうしても広くなってしまい、それが原因で職場と住居が遠くなっている。
工業経済が中心であれば生活空間と産業空間は明確に分離すべきだが、知識産業化が進んでおりそれが逆効果になっている。
往復2時間なんて、正気の沙汰ではない。
大阪のグランフロントの住居部分の売れ行きが好調なことも、それを示していると思う。
さらに高齢化、人口減少が進むのであればより一層効率を高めるべきだし、環境の回復には人間の住まない土地を増やしていくことも重要だと思う。実際、この人の提唱する土地活用ができれば地上の9割程度が空く、ということだし。
ただ、これをやるのは東京大阪クラスの都市である必要もある。作ったは人がいないはだと大変なことになる。中国なんかだとほんと実現しやすそう。
とまぁ都市論でもいろいろと考えたが、それよりも再開発空間に居住する人たちとのやり取りが興味深い。膝を詰めて話すことがいかに大切か、再開発に遭遇するなんてディベロッパーでない限り、人生に一度あるかないか。それにあたって反対派が出てくることは当然であって、それを保守的であると批判してはダメだし、とはいえ再開発するべきである土地もたくさんある。伝統とかではなく、災害の観点も重要である。そういった折衝の一部がかいまみれて、面白かった
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大学2年の夏、たぶん六本木ヒルズができて1年以内の頃、初一人旅で行った。
建物自体の大きさ、キレイさ、斬新さに目を奪われて「街」として捉えるまではできなかった。でもその時の衝撃ははっきり覚えてる。森美術館の模型も、景色も。
この本読んだ上でもう一度行きたい。
そこにはかつて普通に暮らしてた住民がいて、家があって。当時こんな広い敷地にバカでかい建物たてるなんて、前列ないし大変だったに違いない。それを何十年もかけて実現した。すごい。
新しいことに挑戦するときいろーんな壁に阻まれるけど、乗り越えたものだけが成功する。