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彼女たちの感じている焦りやプレッシャーに苦しいほど「ワカル!」の連発。マッドマックス好きなまんまでいいんだよ!オタク万歳!と叫びたい。
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女の人生とは。未婚、既婚、子どもがいるかで環境が変わる30代の友人関係。あるあるネタですが柚木さんの女子高っぽいエッセンス強め。
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アイドルグループの独身美人マネージャーと、妊婦のカフェ店員。どちらもアラサー、まもなくアラフォー。
昔の友人も、それぞれのライブイベントで少しずつ疎遠になっていく。それを繋ぎとめようとすると、途方も無い労力がかかるし、逆にそれが仇となりさらに距離は広がる。そんな経験の追体験。
青春を捨てきれなかったり、婚活うまくいかなかったり、自尊心傷つけられたり、大きく進路変更したり…
みんな色々経験してるんだよなぁ。
最後妙に綺麗にまとまってしまったけれど、そこまでしなくてよかったなぁ。
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学生から大人になるにつれて女同士の友情を保つのは簡単ではないといったお話。
うっとうしい女の登場としつこいアイドルの説明に飽きて途中で挫折。
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30代の女性の葛藤が描かれていて、女としての人生を描く上で考えさせられるテーマが多く盛り込まれていた。
しかし、主題が女の友情なのか、婚活なのか、アイドルなのかと掴みづらく、主人公は自分を正当化しながらも感情がコロコロ変わるので、結局何が正解なのかよく分からなかった。
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2018/6/23
婚活焦る実花、妊活焦る佐知子。
独身者と既婚者の間は繋がりにくい。わかる。
連絡していいのかな?でも連絡こないってことはしない方がいいのかな?お互いそう思ってる間に時は経ってどんどん溝は深まるよね。わかる。
デートしてなきゃ、恋人がいなきゃ、ずっと一人なのは不安で仕方ない。わかる。
なのになぜか入り込めなかった。
いま何かに焦ってないからなのかな。
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題材が面白そうで期待が大きかった分、裏切られた気分。これ、ほんとに、複雑な女心を丁寧にみずみずしく描写してきた柚木麻子さんの作品なのか?と思ってしまった。登場人物たちの思考や、話の展開が理解できず、感情移入したり同調できる部分が皆無。物語の世界に入り込めず、一気に読むこともできなかった。結婚が全てじゃない、ていう価値観は最早当たり前。結局シェアハウスに落ち着くなんて思考もありきたりすぎると思うのですが。残念の一言。
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女性は、生きていく過程で様々なステージを渡り歩く。
特に結婚する・しない、子供を産む・産まないの違いで、人間関係が切れてしまいがち。
私は正直、佐知子と実花、両方とも共感できなかったかな。
文章は佐知子目線で書かれているので、実花が間違っている、助けなきゃという印象を受けるけど、私は佐知子がちょっとなーと思いました。
「実花はそのままで充分魅力的だよ!無理しなくても大丈夫だよ!」って言いたい気持ちも分かるけど、実花にとっては「そんな無責任なこと言われても」だよね(笑)
女の友情は、ステージが違うと難しい。。
焦ることないんだよ、結婚だけが人生の正解ではないよってメッセージも含まれていましたが、それだって誰かが責任取ってくれるわけではないもの。
でも、それでも、時間に追われずに、圧力に取らわれずに、自分のペースで自分の道を見つけたいですね。そして、どの道を選択したとしても、自分にとって正しい道であるように、日々努力していきたいです。
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書き下ろし
女性の生きにくさを描くこの作家さん初の一騎読み。Butterは一週間かかり、ナイルパーチに至っては未だに読み終えられないのに。
結婚5年目で妊活中の佐和子は、昔から華のある同級生の実花に憧れ、アイドルになれなかった実花はアイドルグループのマネージャーをしていたのだが、女の子はデートしなくちゃ、という「デートの呪い」を否定するメッセージを発していたそのアイドルグループが10年たって解散し、35歳の実花はもう時間がないと婚活を始め、実花らしさを失っていくことに佐和子はいらだつ。
妊娠した佐和子はますます実花との距離を感じて悩むのだが、夫の和田サンが言う。「ざっくり言うと、見えない差別に負けたくないっていうことだろ。独身の親友が差別されるのを見るのが嫌だし、既婚者の自分も差別されたくないし、する側にも回りたくないんだろ。」 そして、一人で差別に立ち向かうなと行って、佐和子の働く実家の喫茶店にやってきてみんなに時間を意識させる鳩時計を、こっそり壊しに、佐和子と手を繋いで行く。この場面好きだなあ。
実花はあれこれジタバタするが、卒業したアイドルのバスツアーをコーディネートして吹っ切れる。お腹の大きい佐和子も参加したバスツアーでのアイドルたちの頑張る姿や友情もちょっと感動的ではある。
結論がシェアハウスっていうのも安易かなとは思うが、そこで続編が紡がれるのも面白そうだ。
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「私にはもう時間がないの」
女を焦らせる見えない時計を壊してしまえたらいいのに。
喫茶店で働く佐知子には、アイドルグループ「デートクレンジング」のマネージャーをする実花という親友がいる。
実花は自身もかつてアイドルを目指していた根っからのアイドルオタク。
何度も二人でライブを観に行ったけれど、佐知子は隣で踊る実花よりも眩しく輝く女の子を見つけることは出来なかった。
ある事件がきっかけで十年間、人生を捧げてきたグループが解散に追い込まれ、実花は突然何かに追い立てられるように“婚活"を始める。
初めて親友が曝け出した脆さを前に、佐知子は大切なことを告げられずにいて……。
自分らしく生きたいと願うあなたに最高のエールを贈る書下ろし長編小説。
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婚活、妊活、保活、などなど。「~~活」と名づけた途端に、本来愉しく希望の持てるはずのものまで、一刻も早く達成しなければならない義務になってしまう気がする。世間に蔓延する、何となくの雰囲気に焦らされ、前へ前へ、次へ次へと動き続けなければ、取り残され落ちこぼれてしまうという、ある種の強迫観念に縛られる人たちが、さまざまな形で描かれている。擦りむいた傷にできたかさぶたをはがされるような痛々しさもあり、客観的に眺めている読者としては、もっと楽に考えればいいのに、と言ってあげたくなる。女同士の友情や、家族とのかかわりも絡め、女たちの生き辛さがひしひしと伝わってくる。自分を縛っているのは、もしかしたら自分なのかもしれないとも思わされる。どんな立場にあっても、自分のことが好きでいられればそれが幸せかもしれないとも思う一冊だった。
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妊娠や婚活を機に変わるものと変わらないものを描いたお話。アイドルの刹那的な魅力や日々に追われるなかで大切にしたい一瞬がキラキラ描かれている。
性別や年齢で社会的に求められることをクリアすることが人生じゃなくて、それを分かった上で自分がどう生きていくかを大切にしていいんだと勇気をくれる。
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私なんて彼女らよりもっと年上だけど、子供もいるけどまだまだ迷ってばっかりの人生。これでいいのかなって思いながら日々いきている。人って一生そうなのかな。人っていうより私という人間がそうなのかもしれない。
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婚活と友情の話なのかとおもったら、アイドルの話が多い。
アイドルに興味ないし、まったく面白くなかったなぁ。
妊娠しても、赤ちゃんが生まれてくる喜びや不安よりも、保活の心配してる(バリキャリでもないのに)し・・・
ラストも無理やりまとめましたって、感じ。
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アイドルをあきらめて、デートクレンジングというアイドルグループのマネージャーになった女性と、その親友の妊活中の女性の話。それぞれに思うところがあって、お互いにうらやんだり思いやったりしながら心地よいところに収まっていく。
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喫茶店で働く佐知子と、その親友で元アイドルマネージャーの実花。
佐知子は妊娠で悩み、実花は結婚で悩む。
実花は敏腕マネージャーとしてアイドルグループを取りまとめていたが、それが解散したいま、抜け殻状態。
そしてその抜け殻の中身を求めてやたら結婚に焦って行動する。
しかし本当に結婚したいのか?
実花は、気づいている。
芝田という女性は女性にかけられる呪いそのものの擬人化だろうか。
理想の奥さんを想像させなければ、誰も私なんて選んでくれない。
世界は単純で、できている。
そう信じて、信じ込まされて、そうでない生き方をする女性を馬鹿にする。
本作の女性登場人物の中で唯一拍手をしたい、また共感できるのは佐知子の義母、ミツだ。
122ページから127ページまでの言葉はどれもかっこいい。
「仕事はいいわよ」(126頁)と言って退けた姿は、苦労して生きてきた人の言葉だ。
物語の女性たちが抱える悩みは、私にはそれほどぴんとこなくて、感情移入がし辛かった。
同じ著者の『アッコちゃん』シリーズがパワフルでからりとした女性像で、そちらの方が好きだからだ。
脇役のミツに惹かれたのはそのせいだったのだと思う。