投稿元:
レビューを見る
たくさん持っていても他を諦められない、
ひとつも持っていなくて焦りまくる、
特に女子はタイムリミットがあるし、焦るよね。
なるようにしかならないし、望まないと手に入らないし、やってみないと何も始まらないし、だけど何も起こらなければへこむし・・・
その辺のうじゃうじゃしたとこ、満載で元気じゃないと疲れるし、主人公の身勝手さに呆れるし、方向感覚失っちゃうところもあるけど、そういうとこひっくるめてよく描けてるよねーって失礼ながら変に感心。
投稿元:
レビューを見る
(2018/10/25読了)
ブグログの評価も、アマゾンの評価も低いなぁ。私は面白かったのに。星4つは少しおまけしてるけど。
みんなはオタクな内容だから感情移入できないのかな?
時間に追われる、何かに追いかけられていて、何かをしていないと焦り不安な気持ちになる。でも逆に穏やかに生活したい。私はそこにとても共感した。
読んで貰いたい人がいる。読んだ後に、あなたはあなたのままでいいんだよと言ってあげたい。残念ながら絶対に読まないと思うけど。
(内容)
「私にはもう時間がないの」
女を焦らせる見えない時計を壊してしまえたらいいのに。
喫茶店で働く佐知子には、アイドルグループ「デートクレンジング」のマネージャーをする実花という親友がいる。
実花は自身もかつてアイドルを目指していた根っからのアイドルオタク。
何度も二人でライブを観に行ったけれど、佐知子は隣で踊る実花よりも眩しく輝く女の子を見つけることは出来なかった。
ある事件がきっかけで十年間、人生を捧げてきたグループが解散に追い込まれ、実花は突然何かに追い立てられるように“婚活"を始める。
初めて親友が曝け出した脆さを前に、佐知子は大切なことを告げられずにいて……。
自分らしく生きたいと願うあなたに最高のエールを贈る書下ろし長編小説。
投稿元:
レビューを見る
途中まで(実花と佐知子との仲に芝田が割り込んできて友情関係がゴチャゴチャするまで)は、そこそこ面白かったのですが、佐知子のマタニティマークを芝田が拾い、芝田がなんか暴走し始めてからすっっっごいつまらなくなった。暴走させすぎ。柚木作品あるあるだけど、非現実的すぎるし品がない。誰にも共感できないしとにかく面白くなかった
投稿元:
レビューを見る
ただのおたくの話ではない。
推しは尊いー! 萌えー!! と言うのがテーマではなく同性の友達同士の付き合い方を深く考えさせられる。
既婚、未婚。女性、男性。青年、中年、老年。
みんなそれぞれ悩み苦しみ嫉妬して。幸せを追って楽しんで。
みんな生きている。生きているから迷っている。
感想を読むと賛否分かれているなーと思うし、これまでの柚木作品の比べるとスカッと感がない。
でも、この「なんだかなー」「それでいいんかいー」という終わり方でいい気がする。この話に出てくる人たちはこの先もくよくよしたり悩んだりうまく田舎くてケンカしたり仲直りするんだろうし。
こういう終わり方もいいのかも。
投稿元:
レビューを見る
結婚し義母の経営する喫茶店で働く佐知子、穏やかで安定して生活を送っている。一方、親友の実花は、元アイドルグループ「デートクレンジング」のマネージャーであり、グループ解散後、何かに追い立てられるように婚活を始めた。
「デートクレンズ」とはアメリカの造語で、あえてデート断ちをして、自分を取り戻す時間を意識的に持とうという意味があり、マネージャーの実花は、男の目を意識したアイドルではく「媚びがなくスキル重視」を目指してきた。
共に35歳。
実花はアイドルオタクであり、女の人生・友情に「オタク」を絡ませて描いた作品。
自分自身がオタクなので面白かったが、オタクを絡ませたことにより、わかりにくく、焦点がぼけてしまった印象。
(図書館)
投稿元:
レビューを見る
柚木さんどうした? いつも以上に御都合主義的展開、主人公も親友もウザい芝田も、性格がブレすぎで誰の気持ちにも寄り添えない。作品のモチーフも、女性の若さが消費されることへの苦言や、既婚者・独身者と区切りステレオタイプな価値観を押し付けられるの世間への反発、人生の違うステージへと進む女友達との微妙な友情、なんてありふれたものばかり。主人公がかつて親友が手がけたアイドルグループのデビュー曲かかかると我を忘れて踊り出すところなど本当にドン引きだったけど、これは狙ってるのかな?デートクレンジングっていう概念を使って見たいなと思って、あとは適当にやっつけ仕事で適当なフェミ的主張で肉付けして出しちゃった...んじゃないかと思わざるを得ない雑な出来に思えます。
投稿元:
レビューを見る
むかつく…
正直な感想はその一言に尽きる。
この人の作品は、これで3冊目だが、とにかく、この人の作品に出て来る女性の心理が理解出来ない。
今回の主人公・佐知子も然り。自分には何の取り柄もないみたいなことを言いつつ、自分の思い通りにならないと感情的になる様子は読んでいて、すごく不愉快。それがこの作家さんの手法なのか…読書歴が浅い自分にはまだ理解出来ない。
作品自体も解散したアイドルの話を中心に描きたいのか、35歳になり、女性としてどの道に進むべきなのかを悩む女性像を描きたいのか、何だか主体もはっきりせず、話がかなり散らかっている印象が強い。
「デートクレンジング」の意味の使い方も、イマイチ活きておらず、ただただ佐知子に対するむかつきだけが読後に残った。
投稿元:
レビューを見る
女性にはよくわかる話だけど、
男性にもわかりやすいように書かれてると思う。
読み終わると女友達に会いたくなる。
装丁がとても好みだった。
投稿元:
レビューを見る
田辺聖子の本を久しぶりに読むと、「おかえり」と迎え入れてくれる気がする。そして柚木麻子の本を読んでも同じように「おかえり」「ただいま」って空気が流れる。
読んでいてしっくりくる、これは相性だな。
ヒロインの佐知子はいわゆる勝ち組の女性。地味ではあるが理想の結婚を手に入れた。独身者からみたらステージが上がってしまったのだ。女性は同じステージでないと共感できないと思い込んでしまう。でも、そのステージは人が勝手に作ってしまったもので本人は何も変わっていない。
そのステージを壊すのは自分。
私も疎遠になった友達と、お酒でも酌み交わしたくなった。
投稿元:
レビューを見る
なんだろうな……
同じ女性アイドルヲタとして、デートクレンジングのデートの呪いをぶっ壊せ!っていうアイドル像はすごくいいと思う。
男に媚びない女性アイドル。いいじゃん。
だからずっと、柚木さんはアイドル肯定派なのかなーと思いながら読んでたけど、最後の最後でなぁ…
なんかなぁ…いや、私もアイドルはぼったくり商売だなと思うけど。
しかも少女を生贄にしてオッサン共が稼いでるんだからなぁ…確かにそう書くと、女性として人間として、アイドルという職業ってどうなの?とは思うなぁ。
なんだろ。うまく言えない。
でもまた女性の友情の話だった。
そして暗い。ランチのアッコちゃんみたいな明るい話が読みたいな〜。
投稿元:
レビューを見る
夫の実家の喫茶店で働く佐知子と
アイドルグループのマネージメントを辞めて
急に婚活に勤しみだす実花。
長く親友だった二人に不協和音が。
仕事、結婚、妊娠、老後…次々と追いたてられ
焦ったり比べたり苛立ったりする女性心理をうまいこと描いてる。
【図書館・初読・5月23日読了】
投稿元:
レビューを見る
とっても柚木麻子らしい、女子的めんどくさいドロドロをまた違う形で書いたなーと思った。個人的にはこの作家のはこういうシリアスドロドロ系よりコミカル系の方が好みではあるけど、これはこれで面白い。この人らしさが滲み出てる。重苦しい女子物語を書かせたら天下一品。
投稿元:
レビューを見る
アイドル好きの柚木さんならでは!というかんじでめちゃくちゃ楽しかった!主人公たちとちょうど同じような年代だし、周りの友人が違う環境に進み始めて(それを進んだとするかは断言できないけど)いるのですごく気持ちがわかった…!アイドルに関する考えをうまいことよく言葉にしてくれたなと思って共感しかないです。アイドルになりたいわけでもないし、恋愛感情というわけでもないし、憧れとも違う微妙な気持ちをみんな持っているんだなあと思いました。途中からデートクレンジングのメンバーが某アイドルに見えて仕方なかった!
投稿元:
レビューを見る
ちょっと凄い一冊だった。なんて言葉にしたらいいのか全く言葉にできないの悔しいけど嬉しい。言葉にできないけどなにか私に残ってるのは絶対に確実なこの感じ。ロードムービー観たような、いやーーでもまさにデートクレンジングなんだよなーー。えーーーちょっと凄い、ちゃんと咀嚼したい。咀嚼、したい。
投稿元:
レビューを見る
彼女たちの感じている焦りやプレッシャーに苦しいほど「ワカル!」の連発。マッドマックス好きなまんまでいいんだよ!オタク万歳!と叫びたい。