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大みそかの夕方に本屋に寄って買った本。タイトルと、裏表紙のあらすじだけ読んで買うことを決めた。
読めば読むほど、頭の中に?が浮かぶ。異世界に連れて行かれたようだった。元日の夜、暇なひとときのよいお供だった。
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普通のミステリーとは違っていて、分類するとミステリーかな?という作品でした。
読み進めると謎が解けていくというより、どんどん深まっていく展開でしたがサクサク読めました。
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日本昔話みたいな描写だから
イメージがつきやすくてリアルすぎる
最後どうなるかが変わらなすぎて、
どんどん読める!
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メタった銀魂みたいな感じでした。
なんかおかしいのに、あれ?これっておかしいんだっけ…?いや、普通か…って毎日が過ぎていく感覚、個人的には好きでした。
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序盤面白かった、センテンスギャグセンスが高い!読みながら笑うのも久々でした。ストーリーにも引き込まれたんです。
中盤から終盤にかけては、訳のわからなさ具合が度を超えてきて、なんでもありじゃん、と思って飽きてきたし、結局はレプリカだから、という帰結になったから、しりすぼみで、ストーリー的にはなるほどこう終わるか、と思った。
所々というか、この本の本筋なのか分からないが、自我の不確かさの事は、自分で考えたこともあるテーマだし、それを突き詰めてこの本があるようにも感じ、読書して考えることもあった。
文章が面白い。
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読み進めれば読み進めるほど、わけがんからん。ってなるのに、何故か読むことをやめられない。そのうち、今の自分が本物の自分であるのか確かめる術を探したくなる。そして、最後には何だかどうでもいいかなってなる。
自分が自分であると過信してはいけない。
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「たとえ知らない人に出会っても、いままでの人生で会ったことがあるあのひととおなじタイプだなと、そんなふうにかんじるようになってしまうんだ。」という台詞が共感できてとても好き。
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最初はユーモラスなコメディかと思ったが、そのうちドグラ・マグラみたいな本だな、と思った。次に奥泉光さんみたいでもあるな、と思った。
いずれにしても迷宮に迷いこんで抜け出せなくなる作品ではある。人とは何か。意識とは何か。自我とは何か。動物のレプリカを生産する工場を舞台に、平穏な日常の根幹を揺るがす問いかけが読者を襲う。この本を読んでいた期間は毎日のように奇妙な夢を見てしまった。
ドグラ・マグラや奥泉光作品みたいだなと思ってしまったのは、脈絡の見えない悪のりの部分があまりにもたくさんあるからで、こういった作品はそういうのを含ませないと成り立たないのか?と疑問に思う。もっとシンプルであってほしいんだがなぁ。。。
狂っていながらも、非常に理知的な作品であった。
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意味があるようで多分ない。読めば読むほど混乱するけど、そういうもんだと割り切れば、これはこれで面白い
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中盤まで、噛み合わない会話と記憶に翻弄されていましたが、終盤のレプリカと泥んこの世界に「好きなお話だ!」となりました。面白かったです。
レプリカと泥んこだけど、北野勇作さんのカメ系のお話よりは、「きつねのつき」の世界だと思います。黒い太陽が出てからは特に。
ミステリーと言われればミステリーだけれど、不条理なSFでディストピアでした。結局部長はどうなってるんだろう。。
ぷりんぷりん音頭が気になりますが踊る勇気はありません。
ひらがな多めの文章も独特のリズムがありました。漢字のある言葉もひらがなで書いてあって、たいへんな事になっていても、ふわふわした空気を醸し出してました。
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なんだかなぁ。。
伝えたい事はわかるけど、構成、流れ、例えなどがバラバラな感じで難しい。
素直に読み進められるけど、イマイチ。
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伊坂幸太郎さんの帯、シロクマときたら「透明ポーラーベア」となるが
いったん頭から出して読み始める。
最近読んだ、小山田浩子さんの
「工場」を思い出した。
あちらは巨大で不穏な、何を作っているか不明な工場
この作品のは動物のレプリカをつくる工場、何をつくるかはわかっているが不穏な雰囲気がある。
本当に何が起きているのかがわからない。夢なのか現実なのか、現代ではあるがパラレルワールドのような世界
ところどころ意図的に漢字を使わないで表記されている箇所がある。
「うみみず」さんが多分、作者が伝えたい事の本質を語ってる人なのか?と思いきや関連することを話しているだけなのかもわからず。
レプリカとは、シロクマではなくて「レプリカたち」だから全員なのか?
「夜」は夜中ではなく彼らの世界全体を指すのか?など
答えがないのでいくらでも考えることが出来る。
自分の中にオリジナルの部分はどこにあるのか?記憶なのか?それも作り物の映像や物語を見ていく中で、影響を受けて整形してしまっているので、どこまでオリジナルなのかがわからない。
なんのレプリカなのか???
白熊の見分けがつかないように、人間も他の動物からしたら見分けがつかないのかも…
上記の「意図的に漢字を使わない」ことで、彼らが使っている言葉もレプリカがぎこちなく使う言葉なのか、現実の私たちとは定義の違う言葉なのか
全てがあやふや
似ている姉妹や、ドッペルゲンガー、代替品、注文通りにこなかった食事に「コレでもいいや」という人などの要素が配置されつつ
産業スパイかもしれないシロクマと
主人公はひっそりと闘うことになる。
はずが…そう簡単にはいかず…
あらすじに「デヴィッド・リンチ的世界観」とあり、それはそれで言われて嬉しいかはわからないけど「外国の映画だったら納得して見てしまうのかも」と思った。その見方もまたうみみずさんに怒られそうな考え方だ。
人間、動物、種を超えてただの生き物として捉えるとどちらも曖昧で優劣はない。でもうみみずさん「動物っぽくない」とか言うしなぁ…
わけがかわから過ぎるのに「ワケがわからない」とか「ツッコミを入れたい」と登場人物達も感じていて、それがまた余計に頭がこんがらがる。
話に身を委ねるしかない。
ミステリーとかどうでも良くなるわ。
ものすごく好き嫌いが分かれそうですね。
好きです。でも疲れてる時に読んだら心がしばらく持っていかれそうで怖いな…
解説にて
安部公房さん(この本と同時に「砂の女」を購入)、小山田浩子さん(直近「工場」を読了)の話が出てきて納得…
コレはコレでクセになってきてるのかも…コレは「キメる本」だわ。
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読後感はあんまり良くないかな、?笑
最初から中盤にかけては不可解なことがたくさんあって読み進めるのが面白かったけどうみみずさんとか最後の方の往本たちの小難しい話?が長かったしあんまり理解できなかった。(多分私の理解力が無さすぎる)
でもちょっと奇妙でグロテスクなのは面白かったから終わりと小難しい話をもう少し分かりやすく書いてくれてたらもっと良かった!
世にも奇妙な物語に出そうな話笑
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悪夢。
凡人には理解できない…
ターンテーブルカッパなるものが登場したけど、それは素直に「欲しい」と思った(笑)
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傑作だとか、怪作だとか。ネットを見ると評価は高いようだけど、自分は、そんなたいした話じゃないと思うけどなぁー。
だって、つまんないだもん(爆)
小説でも、音楽でも、映像でもよくあると思うのだが。
とっつきわるくて、わけがわからない(ホンネを言うとツマラナイ)んだけど。
でも、その著者だったり、作者or製作者が辛気臭い顔して、哲学とか科学とかっぽいことをちょっと言ってたりすると、評論家とかマスコミが「スゴイ傑作」とたちまち持て囃す。
評論家やマスコミが大絶賛なもんだから。世間の人も「スゴイ」と言わないと、「アイツ、あれの良さもわかんねーのかよ」とバカにされるのが嫌さに、「俺も/私もスゴイ傑作だと思う」と、つい心にもないことを言ってしまうw
これって、そういう小説なんじゃないのかなぁー。
それこそ、伊坂幸太郎という作家の「とにかくこの小説を世に出すべきだと思いました」云々がなかったら、ほとんどの人は、「わけわかんない」で終わってると思うけどw
ていうかさ。
審査員といったって、出版社にお金貰ってやってるんだもん。本が売れるように、そのくらいのおべっかは言うよw
とはいうものの。
もしかしたら、この著者って、自分なんかが想像もつかないくらい頭のいい人で。
自我だか、動物というものの本質だとかについての持論をこの小説という形で展開していて。
それこそ、ノーベル賞とか取るような偉い学者の人が読んだら、「ほぉー」と感心する内容なのかもしれない。
ていうか、哲学や科学のウンチクずらずら語っていたり、あと、話の中に出てくる、ちょっと通っぽい音楽だったりにたちまち反応して、“ハイセンスでハイブリット”なんて言葉を連呼しちゃうこの本の解説者みたいな人なら、著者の言わんとしていることがわかるのかもしれないw
確かに。もしかしたらそうなのかもしれないなーとは思わないではないけど。
でも、だったとしてもどーでもいいかなぁ~w
だって、この本を読み終える前は、巻末にある本の紹介に、『頭の打ちどころが悪かった熊の話』、『シロクマのことだけは考えるな』、『くまちゃん』、『母さんの「あおいくま」』、『大きな熊が来る前に、おやすみ。』、『羆嵐』、『羆』と、クマがタイトルにつく小説がズラリと並んでいたのを見て、な、なんなんだコレ!?と。そのおバカな洒落っ気にクスッとしてしまったのに。
読み終わってみたら、「つっまんねーことやってんなー。出版社の人ってヒマなのかなー」としか思わなかったのだから。
自我なんて、そんなもんだよ(爆)
と、ケチョンケチョンな感想だったけど、ナシエが二度目に現れてから始まる、ラストの工場の地下までのどろどろなシーンは好きだったりするw
これって、映像化したらすごく面白いんじゃないだろうか?なんて思った。
ま、アニメでもいいんだけどさ。でも、これは、ぜひ実写でやってほしい。
最後のどろどろをうまく映像化出来たら、『遊星からの物体X』みたいな傑作になるんじゃない?w
もしかしたら、著者はそっち方面で才能の方を伸ばした方がいいんじゃないのかな?なん��思った反面、最後のあのドロドロな展開は、漫画だったらこのくらいやっている人がいるんじゃないのかな?という気もする。
ていうか、少なくとも、著者は類型的でない物語を書く才能があるのだから。知識の羅列やギャグ的展開に逃げないで、もっと“面白い”小説を書いてほしい…、かな?w