電子書籍
相補的な作品
2019/03/11 02:48
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投稿者:たたらば - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつか、「河邉徹の作品を読んで、WEAVERのファンになりました」
そういう人が現れるといいなと思う。
小説「流星コーリング」は小説でも一つの作品となっているが、アルバム「流星コーリング」を聴いてこそ、その真価が発揮されるものだと思う。
逆にアルバム「流星コーリング」だけを聴いていても、完全な意味で完成されたものだとは言えない。
それくらい、曲から入ったときの印象と、読後の印象が違うし、曲を聴いたあとの作品の理解もまた全く違う。
アルバムにはエピソードFも収録されているので、
小説、アルバム、共に手に入れて欲しい。
紙の本
忘れてしまった
2019/05/21 18:12
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
懐かしい気持ちを思い出しそう。
若い頃と、好みが意外と変わっていないし、昔から好きだった芸人さんは、今も好きだったりして、昔の気持ちにもいつでもなれるような気もしていたが、やはり青春時代の気持ちは今はなれないかなw
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WEAVERドラマー河邉徹さんの2作目。青春ファンタジー作品。
広島の高校の天文部に所属する男女4人。ある日世界初の人工流星が流れると知り、観に行くが、主人公・りょうは人工流星を観た日以降「明日」へ進めなくなってしまう。繰り返される「今日」。何故「明日」が来なくなってしまったのか?その理由がわかると心が震える。
読み終わると「そうだったのか」と、もう一度読み返したくなった。
小説をもとにWEAVERが同タイトルでアルバムを出しており、映画のサントラのよう。音楽と小説と合わせて堪能すると、より世界観が広がる!
ループしてる間に、英語の授業で先生が話すwouldの用法が少しずつ変わっていて、それもこの流星コーリングの世界を表してるなと思った。アルバムに入ってるI would die for youという曲も好き。
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音楽とリンクする話。もちろん音楽がなくても十分楽しめる。しかし、音楽とともにこの本を読むことで、音楽、本それぞれへの感じ方が一変する。初めの方は甘酸っぱい青春小説…しかし途中からはただの青春小説ではなくなる。
いい意味でこちらの予想を裏切る内容だった。また、内容だけでなく、さまざまなところに工夫が見られた。特に感動したのは場面ごとの字体の変化である。
耳から聴く音と目から見る文章、2つを掛け合わせる素晴らしい試みだと思う。
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2019-008『流星コーリング』(河邉徹)
あまり読むことがない類の本。ALEという会社が行なっている人工流星プロジェクトにインスピレーションを受け、書かれた本なのだそう。正直、人工流星からここまで物語を広げられたというのには驚き。結末に驚きながらも、夢があり、プロジェクトが遂行される来年が待ち遠しくなった。
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何回も読み直すことは基本的にないのですが、これは一読した後にもう一度読もうと思えた作品でした。
作者の方がWEAVERというバンドのドラムで、同タイトルでアルバムを出しているのもまた魅力的。小説×音楽のコラボが形になってより一層世界観を味わえる作品です。
2020年には、広島で本当に人工流星の計画もあるのでもっと話題になってもおかしくないと思います。
今後が本当に楽しみです。
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普通の青春小説なのかな?って思って読んでたけど、最後に行くたびになるほどなーって思いました。
映画とかに出来そうだなって思いました。
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WEAVER河邉徹さんの小説、CDと同時刊行!
人工流星をテーマにしたSF青春ストーリー。
そしてWEAVERからCDアルバム『人工流星』も発売!
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星空のイメージと、ループする世界、天文部の生徒たちが持つ悲しみと喜び、切なさ、そう言ったものが見事にリンクした美しいお話。
2020年、広島に人工の流星が落とされるという話を題材にしています。
主人公が同じ日を繰り返すというループもの。
あまり切羽詰まった感覚はないものの、ハラハラ感よりも明日を迎えるということを新しい気持ちで考えられることが新鮮で良かった。
なぜループするのか?
その謎が解けたとき、ループする世界は単なる現象ではなくなり、ほんの少し前に進めた、わだかまりが解けた、そんな新しい一日を迎える第一歩となりました。
正直言って大人が読むにしては内容がありきたりかなと思わないでもないです。
けれど、ループを抜け出した新しい一日が、とても優しい希望に満たされていて、読んでいる人の明日も照らしてくれるようなお話に仕上がっていると思います。
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軽めの小説
かかった時間75分
話題になっているらしい、かつ、オススメされたので読んだ。アーティストらしい、とてもきれいでロマンチックな物語。
作品じたいはよくあるものだと言えなくもないと思うけど(そもそも全く新しいものなどないからね)、その世界観を、おそらく取材力?経験?がちゃんと裏打ちしている。
なにより、この作品はオススメされて読んだのだが、これを勧めてきたその熱が、作品の一部であるように感じられた。
本の魅力はその作品じたいだけではなく、それを愛する人にもあるのだと感じた。
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広島に、世界で初めて人工流星が降るという
仲間と集まって、人工流星を観に行くことになったのだが
その夜、止まっていたそれぞれの運命が大きく動き出す
受け止められない事実はある
でも
それを受け止めないと前に進めない
時間を巻き戻せればいいのに
それは叶わない
流星が立ち上がるためにそっと寄り添ってくれた
WEAVERのドラムが著者
小説をテーマにしたアルバムはそっと心にしみいる
今年は実際に広島で人工流星のイベントがあるらしい
この話を思い浮かべながら見たい
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私自身大好きなWEAVERのドラマー、河邉 徹さんの二作品目。
一作品目より読みやすくなっている
今年人工流星が流れるのかな?
ドラマチックな内容で、少し切なくもなるストーリー
アルバム、流星コーリングと共に楽しむと良い!!
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なかなか工夫がこらされたストーリーでした。
途中からそうかな?と思うところに着地。切ないね。バンドマンが書いた小説で、楽曲と連動してるそうな。
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読み始めた段階では爽やかな青春小説なのかな?と思っていましたが、読み進むにつれておやおや?これは?という展開が。
回想と同じ金曜日を繰り返しながら物語は確信に迫っていきます。切ないですがラストは感動してじんわり。
過去と未来でそれぞれフォントを変えてあるので読みやすく、詩的で美しい文章がいくつも出てきて個人的に響きました。
そういえば、最近星眺めたりしてないな…。
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【読んだきっかけ】
河邉徹さんの小説2作目
【心に残った要素】
運命とは、悲しみを乗り越えるとは。
受け入れたくないものって自分にもたくさんあるけど明日を生きるために、時間をかけてゆっくり少しずつでも咀嚼する。消化しなくてもいいと思う。グッと飲み込んで、腹落ちしなくとも胸に刻む感覚があればそれでいい。きっと受け入れ難い運命すらも愛することができるから。
【ここが好き!】
広島弁で繰り広げられる会話シーン
読んだら流れ星を探したくなります。8月のペルセウス座流星群が待ち遠しい~
WEAVERの音楽とのコラボレーションもたまらない!