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平和なイメージのマルメの街近辺なのに、こんな残虐な事件が発生するとは。
読むに耐えないです・・・続く
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久しぶりの満点評価を嬉しく思う。読み終えた直後は拍手喝采。これほど読了するのが勿体無いと感じた作品もなく、ギリギリのスローペースを保って読書していた。
強烈な個性を放つ作品ではないが、内に秘めたる力強さは相当なもの。筆致は安定してブレることがないので、物語とじっくり向き合うことができる。端役に至るまでのキャラ造形は素晴らしく、主人公を通して作者の優しさが伝わってきた。日本とは手法が違うのだろうが、それでも警察捜査としての迫力を堪能するには充分すぎる。
社会情勢を絡ませたプロットは冴え渡っており、クライマックスではヴァランダー同様、痛みを伴った感覚に支配され、やりきれなくなった。最終章では涙が溢れた。長い物語を終えるにふさわしいエンディングだと思う。
「エド・マクベイン亡き後の、世界最高の警察小説の書き手」との評価には異論の余地がない。リアルタイムで読めることを幸せに思う。ちなみに、主人公と私は同じ誕生日である。他にも同じ誕生日の有名人はいるが、ヴァランダーと同じであることが一番嬉しいし光栄でもある。作者に対して異常な親近感を抱いてしまったので、リピート作家の最上位にランク付しておこう。
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2007年2月翻訳発行。
クルト・ヴァランダー警部を主人公とするスウェーデンの警察シリーズ、5作目。
本国では1995年発表、イギリスで2001年に発行されCWA賞受賞作。
スウェーデン南端のスコーネ県のさらに南端のイースタ。元法務大臣が斧で殺され、連続殺人の様相を呈してくる。
同じ時期になの花畑をさまよっていた少女が焼身自殺を図るという事件も起こる。
2001年、CWA最優秀長篇賞受賞作。
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心もはやる(?)推理小説。
読者には犯人が判明している状況で、警察の目線から犯人をおいます。(確か・・・)
ページをめくる手が止まらなくなる、面白い推理小説です。
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スェーデンの警察小説。推理小説ではあるが犯人は早くからわかっている。あまりにも凄惨な事件なので目くらましの道に自ら落ち込んで行く。読者には犯人が分かっているので謎解きのハラハラはないが読ませる。日本の警察との違いも面白かった。
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ストーリー的に何の変哲もないんだよなぁ。
事件が起きてあっちへこっちへ大忙し。
この著者はひとつひとつの場面がするっと過ぎていく感じがして、とっても直線的。その構成の面はR・D・ウィングフィールドの”フロスト”シリーズにちょっと似ているような気がする。大きな違いは向こうは馬鹿さ加減と活力があり、こちらは悲壮さと陰鬱さが溢れているところ。
好きな人は好きなのかな。
■このミス2008海外9位
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もし「“ヴァランダー”?シリーズだって?どれが一番?」とでも問う方が在るなら…私は本作を推したい!!
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少女の焼身自殺と、殺した相手の頭皮を剥ぐという猟奇殺人を軸に進む警察小説。
とりあえず興味引かれて下巻に行くことができた。この先の展開が楽しみ。
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このところ一押しの警察小説シリーズ。舞台はスウェーデンの地方都市イースタ。主人公はクルト・ヴァランダー警部。シリーズ第5作の今回は、未だかつてない猟奇的な殺人で幕を開ける。どうなる、後半?
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ヴァランダーシリーズ5作目。4作目ぐらいからだんだん面白くなってきた。少女と事件の関係は?下巻が気になる。
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コレ、前に読んだよね〜。でも、全然結末覚えてないから、下巻も読みます。オレの記憶力は、いつもだいたいこんなカンジ。
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刑事ヴァランダーシリーズ第5弾。今回の事件が今までで一番残虐、かつ恐ろしい。菜の花畑の少女の焼身自殺、元政治家の殺人事件、それも頭皮が剥ぎ取られている!!こういう事件を取り扱わなければならない、時代への不安がリアルに伝わってきます。。。
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史上最悪の夏休み。白夜の北欧スウェーデンのスコーネ地方が舞台のクライム・ノベル(厳密には”警察小説”というらしい)。
北欧が、表面的にはもっとも美しく明るく輝く季節に、その裏側で繰り返される凄惨な殺人事件。その極度のコントラストは、ごくふつうの生活を送っている人間がその裏では陰惨な事件を引き起こすもうひとつの顔を持っている、というこの作品の中の犯人像と重なる。
主人公の警部ヴァランダーの「繊細さ」「小心さ」が、ときに捜査の上では武器になっている反面プライヴェーとではぐだぐだなところが可笑しい。
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かなり衝撃的なオープニング。
さらにミステリーっぽくなってきて。
社会を反映した内容だと、
スェーデン素人の私にも感じられるようになったし。
ヴァランダー警部の私生活も、
良い方向に動き出した感じでよかった。
(下巻に続く)
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菜の花畑の真ん中でガソリンをかぶって焼身自殺を遂げた17歳の少女と殺されて、頭の皮を剥がされた元法務大臣の死という全く関係のなさそうな2つの事件から始まる。かなりスリリングで、グイグイ引き込まれるようなスピード感がよい。