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あまりにもイケてない。これが経営コンサルタントの仕事だと思うと末恐ろしい。
本書では、継続的な売り上げが期待できるビジネス、ストックビジネスについて紹介し、中小企業がこれに参入する際の方法論を提示している。
怪しい点が多く、途中で読むのをやめた。
・そもそも著者の言うストックビジネスとは何を指すのか。
サブスクリプションのみならず、マクドナルドやニトリ、ドンキホーテもそうだと著者は言う。解釈を汲み取るならば、顧客を捕まえて離さないビジネスモデルとでも言うべきか。ブランディングとサブスクリプション(1.0と2.0も混在)がごっちゃになっている。
・どの規模の中小企業を想定しているのか。
名前の上がる企業は超大手ばかり。社員数100名くらいの企業を想定しているならば、取り上げている事例はどれも不適切だ。
■ストックビジネスへの参入
ストックビジネスへの参入法は2種類あるという(そもそもこれ以外有り得ない)。
1.自社事業のストック化や新規事業の立ち上げを行う。
2.投資・M&Aにより社外リソースを獲得する。
本書では2つ目を推奨し、紹介している。推奨理由は、中小企業ではリソースとスピードに限りがあるかららしい。中小企業はそんなにも金持ちなのか?
■ストックビジネスの長所
不況下でも継続的な収益が見込める、らしい。
本書では、トヨタとオートバックスを対比して紹介。
→ドクターシーラボではどうだったのだろうか。
リーマンショックにあって、トヨタは減益を迫られたが、オートバックスら微減で済んだ。トヨタが新車販売ビジネスを柱にしていたのに対し、オートバックスはメンテナンスビジネスをしていたから。新車買い控えをしてもメンテナンスは必要だったためだからだと説明している。