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獄門島の様な内容を勝手に想像していた自分が悪いが少し残念な内容であった。ミステリーとしては本当に残念。ただホラー観点から行くとやっぱり残念だったと自分は思う。
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面白い。霊能力とか超常現象を皮肉る微妙な距離感が非常に面白い。イタコの話は知らなかったし、都市部から観た田舎の位置付けというのも理解できた。
オチの一捻りにも驚いた。てっきり二重人格的なモノかと思ったら、現実とは思わなかった。もっとミステリ部分に絡められたらとも思う。
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澤村さんの小説、と聞くだけでもうぞくぞくしてしまいますよ、ええ、今度はどんだけ怖いんだ!って。
ところが、今回は、怖さで押しまくるホラーではなく、いわゆるミステリ、なのに怖いやつ!
孤島とか、呪いとか、祟りとか、大きい意味での密室とか、もうたまらん要素がたっぷりで。
だ、け、ど。本当の面白さは二度目に来る。
ちょっとまってちょっとまって、え、どういうこと?
ラストで「こういうことだろう」と思って見ていたとあるしかけが、実はもっとすごい状況で、おもわずのけぞる。
思わず、最初に戻って二度読み。はぁあ、こわおも小説ですわ。
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ホラー作家である澤村さんの、多分初めての「怖い本格ミステリ」。不思議な風習の残る島で、一晩の内に六人が死ぬと予言され、その内容通りの死に方で一人一人亡くなっていく。
うーん。途中までの細かいトリックが大方予想通りだったので油断して、最後に明かされる仕掛けに全く気付かなかった。前例は幾つかあるけど、ホラー作品の中でこれをやられたら盲点になるよなあ。この作者、結構したたかですね(^-^)。
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2ヶ月連続、楽しみにしていた澤村先生の新刊!
比嘉姉妹シリーズでは無い長編という事でむちゃくちゃ楽しみにしていたら、期待を裏切らない面白さだった~
良い意味で、これまでの澤村先生のホラー感を裏切られるような怖さ。「1度目はミステリ、2度目はホラー」という2度おいしい構成も良い。最初から抱く違和感が続々と回収されるすっきり感と、読後のじんわり残るすっきりしない感のバランスが絶妙。今、2度目を読み直してるけど、あたまの中の映像がすごくホラー笑
話が一気に進むスピード感で、久々に徹夜で読み切ってしまった…
田舎のドロドロした因習や何やを否定しつつ、老人たちの中の身内意識は田舎ならではだな~と思う。
そして、あの傑作に似ている部分があるなと感じていたら、最後の参考文献にがっつり載っていたので、やっぱり参考?というかオマージュされているのかなと思ったり。
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怖い…のかなあ
怨霊の正体を科学的な回答があり、予言というものの内幕も理論的に回答。最後の謎解きも記述の破綻はない
けど、怖くないんだよなー。
タイトルから横溝京極三津田を期待してたからなんだな
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なんか、気色悪い人間関係やった。
また読み返したくなる本。
特に「主人公」の言動に着目しながら、読み返したくなる。
やっぱ澤村さんはホラーだけでなく、人間関係、人間ドラマを描くのが上手い作家さんやなあと思った。
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ぼぎわん、ずうのめみたいな感じを期待して読むと
肩透かしな感じになりますが、最後のどんでん返し…
人の想いが強くなると呪いになる…
バケモノよりよっぽど人間の方が怖い
まあ、バケモノ自体も人が生み出してるのかもしれないけど
一度呪われるとそこから抜け出すのは容易ではない
日本もそろそろ、韓国からの呪縛から解放してほしい…
泣
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予言、怨霊、呪い……そんな謎を解き明かすため主人公たちは島へ向かう。得体の知れない恐怖に一気に読み進めてしまった。しかし、一番怖いのは人間なんだなあ( ´;゚;∀;゚;)思い込み、繰り返す言葉が他人をも縛っていく。最後の最後に明かされる真実に思わずページを戻り、更に読み返してゾッとしてしまった。
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デビュー作からすっかりファンになった澤村伊智さん。大好物な作品を次々に排出してくださる。今作も妖怪アンテナがビンビンに反応中。
あらすじは、社会人になり都会の企業に勤め、パワハラに遭い精神的に追い込まれて地元に戻ってきた宗作を元気付けるため、同級生の淳は同じく同級生の春夫が企画した旅行に出ることになる。そこはかつて一世を風靡した霊能力者、宇津木幽子が死を予言した島だった。その予言通り次々と起こる怪事件、不思議な風習が残る村…これ以上は読んでのお楽しみ!
もう澤村伊智さん、何もかもレベルがアップしている!そして読了後の今、もう1度読み返すことになるとは。驚愕の事実を知った今は世界が拡がる!1度目は色付き眼鏡でその世界を見ていたようだ。
あれ?ネタバレかなぁ?これは映像化も面白そう!
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初めての作家さんです。
「予言」という言葉と「島」という言葉にひかれました。
横溝正史の『獄門島』からの引用文で始まるプロローグは「ああ、やっぱり!」と思わされました。
霧久井島で「六人が死ぬ」という予言は当たるのか?
呪いや怨霊のなせることか、それとも誰か人間の作為によるものか?多分後者だと思いましたが、いったい、誰が、何のために?
そして、霊能者を語っていた、宇津木幽子は、本当に霊視ができるのか?ただデタラメを言っただけなのか?
そして、幽子の孫の沙千花には、何か島に来た、目的があるのか?
後半で、謎は二転三転しながら、明らかになります。
この島にはやっぱり、何か秘密がある!
これ以上書くのは、ネタバレどころではないので、控えますが。
会話にの中に、横溝、京極、三津田が何度か登場するのは現代的なのかと思いました。
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まさかのどんでん返系。
その割に伏線がそんなになく?驚きもなかった。
今回はどんな怖い話かと思ったら、ちょっと期待外れ。
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惜しかった!!
途中までのホラー展開はすごく良かったのに。。。
最後のオチは、いくらなんでも無理がありすぎる。。。。
これ、文章から読み解くのは無理くね。
難解とか、そう言うんじゃなくて。
やはり、澤村伊智の天分はホラーだと思う!
次は、比嘉姉妹シリーズを再開するぞ!
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予言されていることが実際に起こるのかどうか試しに行ってみよう。そんな気持ちになるものわかる。ワクワクするもんね。しかも、友人の気分を上げるためだったらなおさらだ。
なんかよくわからない、という部分があることが魅力的に思えるんだな。
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霊能者・宇津木幽子が生涯最後に遺した、霊魂六つが冥府へ堕つる という予言。天宮淳は幼馴染たちとその予言の島を訪れる。何かを隠している島民たち、おかしな因習。予言は本物か…。帯には「初読はミステリ、二度目はホラー」とありますが比嘉姉妹シリーズを書く作者ですから、最初からおどろおどろしい雰囲気に取り込まれ、導き出されるものを想像しつつも夢中で読みました。そして……!確かに2度目が読みたくなり、2度目のほうが怖いかもしれません。人により好き嫌いがあると思いますが、ホラーテイストのミステリを堪能しました。