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『私がオバさんになったよ』と言われると少しだけ心がざわつく人に届いてほしい。そのざわつきは、読後いくばくか解消されているはずだ。(まえがきより引用)
井戸端会議を覗き見しているような気分になれる本。
人生折り返したら、ボーナスタイムなんじゃないかと思えてきます。
NDC 367.2
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仲間意識と排外主義はセット、とか、将来のビジョンとか夢なんかない、とか、人間の想像力なんてそれぞれの経験をベースにした演繹と帰納の繰り返しでしかないというのが2回くらい出てくる、とか、おお〜!と。
どれもおもしろかったが、最後の能町さんとの対談がよかった。
以下引用(p.268)・・・
ジェーン 稼ぎ担当の女は意外と孤独です。男の人たちは数が多いから共有されている感じがあるけど。私はリーダーになる気も、先陣を切る気もないので情報が集まってこない。
能町 リーダーにはなりたくないですね。
ジェーン 誰かについていきたいわけではないけど、代表者になるのはもっといや。だから共有できる人がなかなか見つからないのは同然だとは思いますけど。
能町 まあ、しょうがないのかな、と。
ジェーン そうですね。しょうがないと思いつつ、また報告会やれたら嬉しいです。
・・・
私も報告会に混ざりたい。
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「おばさん楽だよ、楽しいよ」っていろんな所でほんとによく目にするし、自分も実感として解りはじめてきている。いろんなこだわりが、いい意味で年々薄れてきている。
この本を読んでいても感じたが、過去の無知や過ちを内省する態度を身につけて修正したり、正しいと信じていたことを手放せたり、そういうことができるようになってくるのが40前くらいなのかなと個人的には思う。他者との関わりかたも柔軟になってきて、だから楽になるのかなと。
パーソナリティー障害などもそのぐらいの年齢になるとだんだん和らいで、生きづらさも寛解していくと以前読んだことがある。
40代から先は、だからわたしの希望だ。どんどんおばさんを深めて、自由になりたい。
少し先を行く人たちがこのように軽やかそうにしていると勇気がわく。松明みたいな本だった。
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"マナーとかトラブルになるからじゃなく、自分が人を断罪する時に基準となるものと全く違う基準で生きてる人たちがいるから。まず相手の気持ちになるという、人としての大前提が私には欠けていたと思う。"
"論破の先には何もない。40過ぎてからですよ、そういうことがわかったの。なあなあにしておいた方がいいことがあるなと。"(p.191)
"久保さんは能町さんの著作物を読んで、「この人は絶対、自分が気落ちしたり自分自身をくさしたりした時に『そんなことないよ』って言わない人だと思った」と。私はそういう時に絶対「そんなことないよ」って言う人なんですよ。"
"今はだいぶ大人の所作を覚えましたけど、昔は第一声「そんなことないよ」って、相手の気持ちを喉元に押し戻すようなことを言う人で。"(p.246)
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きっかけは中野先生との対談が読みたくて手に取ったのだが、全編とても面白い!これをベースに自分自身が新しい考え方を手に入れられるような1冊だった。
多様性とか、フェミニズムとか、男性の生きづらさとか、結婚、子どもを産んでいないことについて、とか。海野つなみ先生の逃げ恥は全然知らなかったのでものすごく興味出ました。
20~50代のすべての女子に読んで欲しい1冊。こういう本を定期的に読んでいないと私はいつまでもアップデートされないまま勝手に思い込んだ呪いを背負ったオバさんになっちゃいそう、と思った。
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こういうのが読みたかったんだ、と読みながら一人で興奮していた。
でも正確に言うなら、実際の対談をその場で聞きたかった。
特に、光浦靖子さん、中野信子さんとの対談は、文章に起こされてもそのスピード感は想像つくけど、それを耳と目で味わえたら、もっとワクワク出来ると思う。
田中俊之さんや能町みね子さんの回は、立場が変われば感じ方や考え方も、行動も変わるんだ、と自分自身の経験でも感じていた所だったので、やっぱり、と納得。
第二段も期待してます!
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ただの頭の良い人同士のおしゃべり。そう思って読めば、まあ面白い。ジェーン・スーさんの鋭い視点には、いつも感服していますが、本書はちょっと違う。
ただ、読んで全く無駄だったかというと、そうでもありません。対談のお相手として面白かったのは、次の点です。
●光浦靖子さんが自分の見え方をよく研究しているところ
●田中俊之先生の「分担」に対する考え方
でもやっぱり、ただのおしゃべり記録だったかな。
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エッセイや対談本は雑誌で読むのは好きだけど、1冊にまとまっていると途中で飽きてしまうことが多く、この本も途中でやめてしまった。
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昼間のラジオを聞くようになって、ジェーン・スーと赤江珠緒の魅力を再確認。
スーさんの冷静な分析と物事の整理の仕方が好きで、かつ意見の押し売りがないとこを尊敬。
いろんな人との対談集だけど、なるほど、スーさんって、阿川佐和子さんばりに育ちがいいのからなのかと納得。
そういえば阿川さんに似たものが。
酒井順子、山内マリ子あたりは面白かったけど、最後の能町みねこまでくるとさすがに読み疲れ。
「オカマだけど」blog毎日読んでたなー。タイでの手術は衝撃的だったなー。かつてファンだったけど、いまお幸せ?そうでなによりでふ。
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面白かったけれど、全体的に私には少し難しかった。対談している人たちが、どちらも賢くて、すぐに話を共有し合うからかもしれない。
田中俊之さん・海野つなみさんとの対談で強調されていた、男性の生きづらさに関しては、考えたことがなかったのではっとした。
たしかにジェーン・スーさんの言うように、「男の人の呪いがわからないと、こっちの呪いもセットで解けない」んだろうなと腑に落ちた。
性別、年齢、「一般常識」の呪いから、だれもが早く逃げ出せる社会にしたいな。
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ラジオや他の本で作者の話は面白いと思っていたので、読んでみた。
雑誌での対談をまとめたもの。対談相手は本人の希望で選んだとのこと。
タイトルからして、「私たちもオバちゃんになっちゃったね、ハハハ」と笑える話なのかと思ったら、対談相手によっては結構難しい話で、なかなか理解できない内容もあった。
結婚して子育てしている40代というカテゴリーを外れてる対談相手が多く、いろんな人生あるよなとそれは興味深かった。作者の同居パートナーは主夫ということで、稼ぐのが得意な自分と家事が得意なパートナーということでの役割分担とのことだけど、仕事も家事も生きていくのに必要なことなので、役割分担などせずにできる範囲でお互いやればいいのにと思った。
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「逃げ恥」著者の海野さんとの対話が面白かった。ホモソーシャルやミソジニー、男の人の呪い(生きづらさ)についてもぜひ逃げ恥で取り扱って欲しい!男の人の自殺が女の人の倍以上というのも男という呪いがあってのこと。長男という呪い。女の人はヒモとはならない(主婦)なのに男だとヒモと言われてしまうこと。ああ呪いがたくさん、、、
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未婚で30代に突入したわたしにとって、この本が松明になりそう。先輩がいてくれる頼もしさ。カフェとかで隣の席の会話を聞いているようで、心地よかった。
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ジェーン・スーさんのラジオをきっかけに購読しました。男女の多様性についてテーマにした対談が多く、読みやすかったです。
能町みね子さんとジェーン・スーさんの主夫についてのお話が新鮮味を感じ、今度は能町みね子さんの書籍も読んでみようと思いました!
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いやーもう最高⤴️⤴️
特に、大好き過ぎる、私が目指している作家像のお二人である【酒井順子×ジェーン・スー】の対談で吹き出し捲り
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タイトルにつられて手に取ってしまった。
ジェーン・スーさんと著名人との対談集。酒井順子さんや能町みね子さんの章は話題が分かりやすく読みやすくて面白い!老後の話、同居するパートナーがいても入籍はしていない話など興味深い。
対談相手によってはカタカナ語、横文字が多用されていて、んん?となってしまう部分もありだけど(それらのカタカナ語は一般的なのか?自分がお勉強不足なのか?と考えさせられる)全体的に、このタイトルに惹かれる人なら楽しめそう。