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廃校が決まっている男子高校生4人がハンドベル部をつっくって成長していく青春物語。
その中に「店長がいっぱい」に出てくる「霧賀久仁子」氏がいいところで随所に登場。
読後感もすごくよく、とてもいい本でした。
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廃校が決定している三流高校の男子高校生が、動機不純ながらも一念発起でハンドベルに挑戦。ふぞろいの男たちが奏でる、笑えて泣ける青春物語。
お仕事小説が多い山本作品だが、情熱を傾ける青春ものも原理は同じなので魅力溢れるストーリーになっている。ハンドベルの演奏が、いかにチームワークという一体感が大切なのかがよくわかった。キーマンとして登場する友々家の霧賀さんの存在感がとても魅力的だ。
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ちょっと変わった学園ドラマみたいで面白かったです。
ハンドベルが意外でしたが1人では出来ないという処がミソですかね。
相変わらず読んでほっこりさせる作家さんですね。
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仲間でもない、友達でもない、
てんでバラバラの4人が、ハンドベルで繋がるお話。
指導役のカラニャンがとっても愛らしい。
少しずつ4人の絆が深まっていく様子が、ほっこりできる青春ものでした。
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ザ・アオハル。全員で一つのものをつくり上げるのは、素晴らしい経験。一種の息苦しさはあるけど。
物語では演奏者だけでなく、楽器そのものを作る人も関係者にしていたのが新鮮でした。
モノづくりってすごいなあ。
読みながら、ハンドベルの演奏動画を探して見たりしてしまった。
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この文庫本の解説者、中上次郎さんが書いているように、山本幸久さんの作品を何冊も読んでいると『この人は、あの小説に出ている人だ』とか『この人の過去はこんな感じだったのか』と思わず、ほくそ笑みをしながら読んでしまいます。この小説も漏れずに出てきます。そして文庫書下ろしの小説も、もちろんあります。カバーイラストに描かれている、詰襟の学ランを着た動物達も、読み進めると解ります。このような小説で、読後にホッとした気持ちになると次の作品を読みたくなります。
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ハンドベルというちょっと変わった設定ではあるが、高校生の頃を思い出させる、ちょっと甘酸っぱいお話し。
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翌年の廃校が決まっている、男子だらけの県立高に通う錫之助。ある日、担任から音楽室の片付けを命じられハンドベルを見つける。その音色に魅せられ、居合わせた3人の同級生――イケメンでそつがない播須、いじめられ体質の美馬、不良の土屋とハンドベル部を創立することになる。顧問は担任でお地蔵さん似の教師、あだ名は「ダイブツ」。チームワークもバラバラ、音楽の知識もないメンバーで、「女子高のハンドベル部との交流」という不純な目標から始まった部活動。だが、4人は徐々に演奏の面白さに目覚め、出会う人々の輪は広がってゆき…。卒業目前、錫之助がハンドベルの演奏を通して見た未来とは? 一人では絶対に演奏できない楽器、それがハンドベル。4人の凸凹男子高校生と独身教師が奏でる、笑えて泣ける青春物語! 文庫オリジナル書き下ろし短編「まつげに積もる雪」も収録!