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1985年8月12日に起きた、乗員乗客合わせて524名中、520名が死亡し、史上最悪の墜落事故といわれる日本航空123便墜落事故。圧力隔壁の修理ミスが原因とされたこの事故について前著『墜落の新事実―目撃証言から真相に迫る』では、多くの目撃者の証言を集め、あらためて検証し、驚愕の「不都合な真実」を暴露した。今作では、遺体及び証拠物である遺物の分析結果をもとに前作で出した結論をさらに補強する。しかし、これだけの証拠を目の当たりにしても、まだ事実として受け入れがたい自分がいる。うーん、唸るしかない。
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知りませんでした。先に刊行されたものから読む方がわかりやすいです。国は度々許されないことをやる。これが事実ならこの国はどうなるのか。
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日航の元CAが書いた本。前著が目撃情報、インタビューの積み重ねに終始したのに対し、この本は日航123便の墜落現場に残された遺物を専門家の人々に検証してもらい、そこから読み取れる事実を中心に記されている。
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日航123便墜落 遺物は真相を語る
青山秀子 河出書房新社
シリーズ最後となるこの内容はスサマジイ
一気に読み上げてしまいました
嘘と秘密による傲慢な権力の
理不尽な暴力に背筋が凍る思いだ
芯まで墨のように裏も表もなく炭化した遺体
ドライアイスも間に合わず
暑さに腐り蛆がわく腐敗臭の中で
何千個に及ぶ千切れた指や腕に頭の一部を
より分けて割り出す身元確認
どう贔屓目に見ても理不尽な生存者救出の
ありえない放置あるいは見殺しか?
火炎放射機による二度焼きとも思える状況
現地の消防団によって助けられた
四人の生存者は谷底に滑り落ちて
現場からの死角にあったという事実
ミサイルと思われる
4m程のオレンジ色の飛行物体の存在
現場を長野県だとその情報で
混乱させた上での墜落地点の証拠隠滅と
隠蔽工作に費やした目的は何か!
息もつかせぬ疑問点を線につなげて行く
洗い出しと情報の整理で見えてきた
多くの可能性
まるで事実は小説よりも奇なりを
地で行く陰謀の数々に胃の腑が
裏返りそうである
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この問題を追う元日航乗務員青山透子さんの新作。去年出たと聞いた時に借りたのが、旧作の改題版の方だったので、改めて。
前作以降の反響と反論を受けた書き足しと、新たな証拠を踏まえての更なる補強。
読む限り、そうなろうなと信じられる内容。ただ、それが事実として世の中で認められる日が来るかどうか。
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ご遺体や機体の残骸に残った化学成分からきちんと検証し分析しています。これが真実だと思っています。
多くの人に読んで欲しい、知って欲しいです。
ご遺族、当時の事を知る関係者の方、みな高齢になっています。時間がありません。
当時の運輸省、防衛省、中曽根さん、JALの関係者、どうかどうか。死ぬ前に本当の事言って下さい。
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元日本航空客室乗務員 青山透子 著「日航123便墜落 遺物は真相を語る」、2018.7発行、著者が全身全霊で取り組んだ渾身の書だと思います。1985年、8月12日、御巣鷹の屋根に墜落し520名の命が失われた日航123便の墜落、これは、事故か事件か。群馬県警本部作成の資料集のタイトルは「日航機墜落事故事件」となってるとか。決定的証拠を持つ側が政府(当時、中曽根康弘首相)で運輸省(山下徳夫大臣)が生データを抱え込み、疑惑の地対艦ミサイル開発を実施してたのは防衛庁(加藤紘一長官)。本書を読んで、様々な疑問、疑惑が渦巻きました。元首相が何も語らないことが「真実」を示唆してる気もします。
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当たり前だけど、主張されていることは前著とほぼ同じ。写真やデータが加わり説得力が増したともいえるけど。
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前著に続き、本書『遺物は真相を語る』を一気に読んだ。
上野村村長に託された遺物の化学的な成分分析を、専門家に依頼したり、事故現場の延焼状況の不自然さを明らかにしたりと、あくまで事実に基づく客観的な事実を積み重ねていく。
国や官僚や日本航空上層部は絶対に外に出してはいけない情報、つまりトップシークレットとして徹底的に隠すであろう。
それを暴くにはどうすれば良いのか。
内部リークしかないであろう。
良心の呵責に耐えられなくなった人たちからの内部リーク。それを引き出すための戦いを著者はやっているのだ。
真実を明らかにするべきである。
真実が持つ価値を多くの人が自覚すべきである。
保身を打ち破って情報をリークする人が必ず現れる
と信じたい。
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『日航123便 墜落の新事実』に続く第3弾。
聞き取りと物証の検証を重ね、「事故」ではなく「事件」だという確証を、ますます深めていきます。
第2弾『日航123便 墜落の新事実』に加え、第3弾でもさらに事故の真相に近づいていきます。
ボイスレコーダーや、フライトレコーダーが全部公開されていない。
現場や検死体が故意に焼かれていることが否定できない。
遺物である機体の一部を化学分析した結果、機体に含まれない成分ベンゼンが検出された。
さらなる分析、状況証拠から、「事故」と判断する「不自然さ」を追求していきます。
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前著より情報量は下回るものの、絶え間なくあの「事件」に対して警鐘を鳴らし続ける意義は大いにあると思う。
事件当時の外務大臣・阿部晋太郎の息子・晋三が憲法改正を主張していたところも興味深い。