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おもろいですが、謎が解けません。謎が深まります。それがまた魅力。文章が下手で論文の紹介が読みづらいが、それ以上に内容が面白いので、引き込まれていきます。
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2020/12/11:読了
かなり面白かった。
縄文の生活は、稲作をあえてしない社会というのは、新しい視点だった。
稲作に必要な集団生活から、格差や争いが生まれるのをきらい、稲作以外の木の実の栽培や、漁業や狩猟などで暮らせるのであれば、そういう考え方もあると思った。
180-1811ページ
日本は、戦乱が続くと平和な時代に戻りたいと願う。それは、ヤマトにうまれた緩やかな連合体も、弥生の大乱を経てた、縄文への揺り戻しだったのではないか。
平安時代は、平和な時代ではない。繁栄したのは藤原氏だけだった。東北蝦夷征伐は長期化し、人々は疲弊した。
『徳川時代も、戦国時代を経た、「縄文への揺り戻し」だったのでは』とある。
※「縄文」の新常識を知れば、日本の謎が解ける。
関裕二
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縄文時代の雰囲気がわかる本。日本人がどこからきたかもわかる。
弥生とは土器の模様の違いぐらいしか知識がないので、もう少し具体性が欲しい。新書というページ制限があるのでやむなしとは思う。ダイジェスト版ということで。
最後の宗教批判、西洋文明批判は要らない。なるほどと思うけど。事実だけでいい。筆者の憂さ晴らしに思える。