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すごい熱量があるわけじゃない。
淡々として、なんだか寂しい。
そりゃそうだ。だってみんな幽霊になっちゃったんだもん。
死はありふれたものみたいにあちこちあって、
すべての死を嘆き悲しむことなんてできないけど、
茫漠とした寂しさをすくいとることはできる。
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アリソン・マクラウドの短編集。
創元の『海外文学セレクション』は、基本的にジャンル小説以外のものを刊行しているレーベルだが、不思議と、創元っぽいカラーを纏っている。本書もそういう『創元っぽさ』がある短編集だった。
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人類を人類たらしめる要素あるいは資質ー愛、意識、記憶、共感ーは、からだ全体に配置されていると、でニスはこれまで以上に確信する。
一つの部分は全体を含んでいる。
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かわいていてさみしい、雰囲気のある作品たちだと思います。
が、その本筋に入り込むのが大変。
カナダだかイギリスだかの文化の予備知識がないと、たくさんのカタカナ言葉に邪魔をされる。細部を気にせず、ばくっと意味意味をすくって読める人にはいいかもしれない。
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それぞれの登場人物たちの日常生活のエピソード。いとおしさを感じる短編集。
難解ではないのだが、雰囲気に入っていって内容を味わうことがやりにくさを感じた。
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芸術家の老女は、懐かしい家で家族の幽霊を見る―。結末の鮮烈なイメージが胸を打つ表題作を初め、ブッカー賞候補作家が贈る切なく愛おしい短編集。カナダ総督文学賞最終候補作。(e-honより)