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投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
将来のことで悩み様々な選択をしていく17歳の少女たち。舞妓さんだったりアイドルさったりと様々な道に進む。
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【地方都市に生きる17歳の少女たちを描いた短篇集】舞妓、アイドル、マイルドヤンキー。17歳のそれぞれの生き方。大人でも子どもでもない少女の心情を鮮やかに切り取った5つの物語。
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17歳って、中途半端な年頃だ。
なんでもできるような気がして、何もできなかったり、思う以上に自意識過剰だったり。
本当に困った年頃。
でも、そんな年代をがむしゃらに生きてるのも、事実。
自分の17歳のときを思い出して、小さく、がんばれよ、と呟いて読み終わった。
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主人公たちと同世代の若い人にも面白いと思いますが、自分を見失いかけている大人の人たちに、一歩を踏み出す勇気をくれる一冊でもあると思います。
自分が何になれるかわからないし、何になりたいかもよくわからない。何かになったからといって、それがいいことなのかどうかもわからない。そもそも自分が何なのかがわからなくて、気分が重くなる。でも、何かにはなろうと、もがいている。17歳のときの、そんなモヤモヤした思いや感覚が蘇ってくる短編集でした。
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地方都市で生きる五人の17歳の少女たちが、大人になるために選択した瞬間。まぶしくてちょっと甘酸っぱい青春エンタテインメント。
あらゆる可能性をもっている十代の少女たちも、本人は閉塞感に悩まされている。しっかりとアドバイスできる大人がいればよいが、現実はそんなに甘くない。それでも本作に登場する少女たちの決断は、大人の私たちが見習うほど見事の一言。とても痛快。
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著者の本を読み続けています!
以前もあったのですが、読まなくても良かったかもと・・
本題を見て、17歳という懐かしい年代を思い出していました。
全ての内容ではないのですが、私には想像も出来ない出来事だらけ・・
暴力的な表現が無ければ勉強と思うのでしょうが、実際にもあることなのでしょうか?
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枝さんのあとがきに納得
私も、もう5年で、あのときの気持ち鮮明には思い出せないけど
17歳の1年が人生の中で何て特別だったんだろうって18になる時ぐらいに考えてたな
17歳の日々が永遠に続けばいいという言葉は毎日思っていたことで、楽しいのに、終わりがあるのが苦しかった
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17歳、女子高生というよくある設定と見せかけてこの作家はやはり意表を突いてくる。中卒で祇園の舞妓の修行に出る東京の子女、青森(大間かな?)のマグロ漁師に憧れる剣道女子、平安時代から続く紀州の神社の娘に加え、今どきの福岡のヤンキーと山形のご当地アイドルを組み合わせた5篇。いっそのこと47都道府県を制覇するまで息長く書き足していって欲しい。
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5つの短編集。17歳という子どもと大人の狭間にいる少女たちの物語。(そもそも、「少女」という言葉は何歳の女性まで使っていいのだろうか。でも、20歳過ぎたら大人の女性だしな。あ、成人は18歳になったから、18歳以上は大人なんかな)
この5編、それぞれ地方で生きる主人公たちで、方言がたっぷり入っている。作家さんは方言を調べ尽くすのだろうか?東北の言葉とか、けっこう難しいと思うけど、博多弁も難しいと思う(関西人の感想)。
でも、その方言がね、地元で生きてきた人間が、地方に残るべきか、それとも都会や他の地域へ行くべきか、将来の進路に悩む姿にリアルさを増し加えていると言える。
また、この短編のタイトルは全て昔の洋楽のタイトル。わたしはあんまり洋楽を知らないので(メロディとかは知ってるけど、歌詞の内容まで知らない。つまり、英語が分からんってことです)、それぞれの洋楽の歌詞を知ったうえで読むと、感じるものが全然違うのかもなあと思った。ちょっともったいないことしたかも。
一応、5編のタイトルと舞台となった地域を。
「Owner of a Lonely Heart」(京都)
「Hero」(青森)
「We are the Champions」(福岡)
「Changes」(和歌山)
「I Want You Back」(山形)
具体的にどこの府県かまでは出てこないけど、その地域の地名が出てきたり、地理的な説明や文化、祭りなどが出てくるので、そこから判断。
ちなみにわたしは、「Hero」と「Changes」が好きやな。で、福岡はやっぱり怖いなと思ってしまいました(笑)。