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最後のヨクサルはズルい。
傍目に見るともう彼は孤独ではないのでは?と感じるけれど、大切なものを作って失った時の孤独を思ってしまえば、彼の心から孤独がいなくなることはないんだな。
続きが読めるとは思ってなかったので、これがもう1度だけあったら嬉しい。
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Amazonで酷評が目立ち、こわごわ読み始めたけど、なんだ、いつもの紅玉いづきじゃん。(褒め言葉です)
新境地が読みたい作家もいるけれど、私は何度だって紅玉いづきらしい紅玉いづきが読みたい。
次巻があるなら楽しみです。
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まさか続編が出るとは思いもよりませんでした。
二人の物語は続きます。どんな物語かはあなたの心の中で。という終わり方が良かったのかな、と感じてしまいました。
人外であった二人が、最後に残っていた自分の奥底の人の部分に触れていくのが、心地よかった記憶があります。それが、今作では人を取り戻してゆく。
その物語が、二人の関係の深化と再生になってゆくのですが、どうにもしっくりこなかったというのが、読み終えたばかりの感想です。
人を取り戻さず歪なままでは、二人の未来は悲しみから抜け出せないのだから、幸福な結末を求めるのであれば、こういった物語を語ってくれるのはありがたいのだけども。陰影が重なり合うのが、禁忌な魅力だったので失われてゆくのは残念かな。