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保守派の論客で知られる高山正之さん と阿比留瑠比さんという、産経新聞OB と現役による著作。
第二次世界大戦前からアメリカを中心に日本に対して行われてきた工作を掘り起こし、マスコミがいかにそれに追従してきたかを暴露していく。
アメリカが仕掛けたWGIP。これ は日本だけでなく、アジア各国にも仕掛けられていた。日本が欧米各国からアジアを開放したのではなく、侵略者であると歴史をねじ曲げたことを暴露している。アメリカの奥底に潜んだ、非白人・非キリスト教国家への蔑みを、暗躍とともに暴いている。
さらにそれをベースに、新聞の歴史を発刊した明治から遡り、どのようにその論調が変遷していったかを、朝日新聞をベンチマークにして論じている。同様に、ニュースの配信元である共同通信や反日前提の日本メディア、さらには最近左翼化が顕著になってきた欧米メディアまで、縦横無尽に論じている 。
ある程度知識としては知っていたが、この2人の博覧強記にはとてもかなわない。 知らなかった、第二次世界大戦とその裏側の真実。日本人必読の書である。