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タイトルほどチャラくない
2019/11/19 22:12
4人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もも - この投稿者のレビュー一覧を見る
悲しみから始まり、試練あり… 最後は当然ハッピーエンド。読み応えありました。「不幸on不幸」みたいな話が苦手なので、最初の数ページで「やっちゃった感(ジャンル間違った感)」ありました。がしかし、読み進めるうち、ハマる。普段は苦手なジャンルだけど、今回は満足。不幸だけじゃなくイチャコラもありますしね。いい意味で期待と違いました。涙腺ゆるいんで、泣ける。 ただ一つ難点っていうか、タイトルの違和感。そんなチャラくないですよね!? っていう。もっとしっとりしてるにに、そのタイトルが合わなすぎて残念。毎回思うけど、作者さんの意図?それとも編集側??もったいないなぁ と思うのはわたしだけ?
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ツッコミどころが多いが私が好きな展開のやり直しパラレル⁈モノ。ヒロインが矢に胸を貫かれて死んだ事を知っているヒーローがもうちょっと執着して欲しかったなぁ〜(-_-;)。悪意を持っている人物を知っているのにわきが甘すぎるよっっ‼︎また死んじゃうとこだったじゃないか‼︎
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自分が死ぬ未来、他の人々が不幸になる未来を変えようと頑張るアマリエ。自分が大切な人から疎まれているのかもしれない。殺したいほど憎まれることになるかもしれない。そう思いながら過ごすのはかなり辛そう。その予想と反対を行くヴェンツェルの行動は、大切にされているのを喜びながらも戸惑っただろうと思う。ちゃんと周りを見て、将来を考えた行動を心がけるアマリエ。そんな努力はやっぱり報われて欲しいと思った。
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殺される未来を変えるためのタイムリープ。
ただそんな彼女が変えなくてはいけななかった未来は、ただ自分が死ぬことだけではない。
彼女が死ねば、国が滅びる。
読み終わってみると、成程確かに彼女が死んだから、最初の時間軸では国も滅びるなと納得した。
何せ皇帝自身が国を呪ったから。
彼女のいない世界などいらないと。
殺される未来が待っていた主人公もそうだが、皇帝自身も最初の時間軸ではあの道を辿るしか残されていなかったのが辛い。
ゆえの婚約破棄で、ゆえの国の滅亡だ。
それを回避するためには、主人公の彼女の努力だけでは無理だったろう。
ここでタイムリープしたのが彼女だけではなかったことが活きてくる。
互いにすれ違っていた二人が、この時間軸では歩み寄り、共に未来へ立ち向かおうとする。
だから、最後のピンチにも打ち勝つことができた。
それにしても、今回のラスボスとも言えるキャラがあのキャラだとは、正直驚いた。
確かに二人を滅亡の道へ導いたのは彼女だが、途中まではそこまでの強キャラとは思えなかったのだ。
だから、皇帝の弟なり他のキャラが黒幕だと途中まで本気で思っていた。
違ったけれど。
流石大国出身者、可愛い子ぶっていても、恐ろしいキャラだった。
無事にざまあ展開を迎えてくれて、ほっと胸を撫で下ろした次第。
後書き代わりの後日談は、時間軸が読者側に寄ったことにも驚いた。
この話に登場した二人の恋がどうなったのかも読んでみたいと思った。
別作品で書かれていたりするのだろうか。
ちょっと気になる。