紙の本
トップが変わればみんな変わる
2019/07/03 09:54
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投稿者:のりちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
意識改革と地方創生という二つのテーマにこの作品は答えている。そして企業改革は、経費削減だけではだめなのだということも教えている。
矢張り組織は人財だ。そこにどのように投資し育成するかが組織成長のカギであろう。
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ちょいちょいテレビなんかにも出てくる、イルカの飛行機でおなじみ(?)、天草エアライン。飛行機好きとして同社の軌跡をあらためて勉強する意味で読んでみました。
一応は赤字会社を立て直した社長のビジネス書として読むこともできなくはなさそうですが、この通りにすれば地方航空会社が成功する、という方程式がある訳でもなく、ファンブックとして楽しく読ませていただきました。
よく言われる、地方活性化に必要なのは「よそ者、若者、馬鹿者」だ、というフレーズですが、本著における天草エアラインの復興では、むしろ元からいた社員たちのモチベーションの高さが新社長(よそ者だが、会社が停滞していた時代の前社長も同様)によって上手く歯車が噛み合うようになったというのが素直な感想です。
むしろ会社が上手く行き始めてから、よそ者(小山薫堂氏やパラダイス山元氏)に助けてもらえるだけの余裕ができた、という感も。
立て直しのくだりでは、「大切なのは何を無駄な経費と考えて、何を必要な経費と考えるか」というのは、シンプルだけど良い言葉だなと感じました。
ヒコーキマニア的には、新機材の導入、確か日本のエアラインでATR社の導入は初だったよなぁと思い、発表時はニュースを見て「こんな小さい会社が独自に新機材入れちゃって大丈夫なの?」と思っていたのを思い出しました。
本著を読んでみると、当時の機材を酷使していた運用上の事情や、社長のバトンタッチといった会社事情があり、そんな中で同業他社との協力関係を上手く使って独走状態にならないよう心を配ってきた模様がわかって、疑問が解消しました。
本著、読みやすく分量もお手頃ですが、個人的には、写真が挟まってるとよりイメージが湧いたかなと思います。「時代遅れの制服」と書かれるよりも、写真があれば一目瞭然でしょうし。
でも、天草エアラインに乗ってみたい、天草に行ってみたい、という気持ちを十分盛り上げてくれる1冊でした。
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ちょっと日帰りで天草行ってみようかなと思って飛行機の空席調べてしまうくらいの魅力ある会社。残念ながらお盆で帰りが満席だったので断念。近いうちに乗る。
出向パワハラ社長で業績と社員モチベが下がったところからスタートするのはボーナスステージと一緒な気がする。メディアに取り上げられて業績回復したあとに引き継ぐ社長の方をもっと褒めるべき。コロナで我慢の時期が終わったと思うので注目したい。
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感想
地方の中小企業。ワンマン経営者に不足しているリソース。ではどうすれば良いか。変わることを決断して少しずつでも続けること。いつか変わる。