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そういや最近全然レビュー書いてなかったよと思い出し。とかいってこれも、9月に読んだ奴だけど。
色々話が複雑にはなっとりますが、この巻は珍しくこの巻だけでまとまってる部分が多い気がする。
ええーと、こういう展開になってくると、
どうも昔のラルクとか思い出したりしながら、
しんみりと読んでみたりしました。
この巻ではタクミの話がよかったかもです。
女にだらしなくて、自分勝手などうしようもない男が、実は近くにいる女の子を聖域に思ってるあたり、本当にしょうもなくて。
可愛らしくて、少女漫画らしい話だなあ、
と思いながら読んでました。
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ここしばらくの巻、巻末に、サブキャラクターを主人公にした話しが外伝として載せられている。本編よりもむしろ、この外伝のほうが格段に面白い。18巻の外伝の主役は、タクミ。
物語には当然、中心となる主人公がいて、それを取り巻く様々な登場人物がいるのだけれど、その一人一人をあまり大きくクローズアップしてしまうと、焦点がボケてわかりにくくなってしまうので、普通は、主人公の視点を追う形で物語は進められる。だからといって、サブキャラクターをないがしろにすると、話しの奥行きはとてもに薄っぺらいものになってしまう。
外伝が作れるということは、サブキャラクターに至るまでキャラクターがきちんと作りこまれているということだ。その点、このNANAという作品は、ストーリー自体はどんどん意味がわからなくなってきているものの、キャラクターの作りこみは細かく練られている。
もし将来、自分が物語を書くことがあるとしたら、その本編から、たくさんの外伝が生まれるような物語を作ってみたいと思う。
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ナナの頼みを断った時のレンの言葉と、車内でシンちゃんの事を話してた時のヤスの言葉
どっちも的を得ててかっこよかった。
機嫌取るのに疲れたっていうのもまた、悲しい程に正直だった。
レンとレイラって、お互いの事を心から思いやれてて、本当に良い関係だよね。
うまくいかないものですね。
上手くいかないといえば、タクミとレイラも。
好きな人に聖女(聖域)にされちゃあ、女の方はたまったものじゃない。
タクミの育った悪環境から、どれだけレイラが眩しくて愛おしくて大切にしたい存在だったのかは分かるけどね。
年齢を重ねて「幻想」が崩れたとしても、大切な存在には変わりないんだろうし、特別編のモノローグからすると、彼女の歌に救いを求めてるのも変わらないのかな。