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◆あらすじ◆
22歳の女性作家・リンが新たに執筆を依頼されたのは自伝的創作=オートフィクションだった───。
なにものによっても埋めることのできない、深い孤独を抱えた彼女が語り始めた「オートフィクション」じゃ抹殺したはずの過去を描き出す。
切り取られたいくつかの季節と記憶。
通り過ぎる男たち。
虚実が錯綜し破綻した世界の中で、彼女が見出したものとは。
著者子渾身の傑作長編。
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メディア禁止用語炸裂の世界。
今を生きてる自分にメディア禁止も何もないでしょう。
金原ひとみワールド炸裂。
アミービックと似た世界観。
地獄と言われる螺旋階段を落ち続ける。
自分と向かい続ける。問い続ける。狂い続ける。
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果たしてこれは作者の自伝的作品なのかなんなのか笑
最初は主人公の22歳の作家の口調がギャルで嫌だったんですけど、何も考えていないようで色々な事を考えているんだなぁと分かりました。
ていうかすっごく嫉妬深くてネガティブ笑
病的に寂しがり屋だということと病的に嘘が嫌いなのは何故か最後まで読んだ時に分かって(まぁ寂しがり屋なのは最初からだった気もしますけど)、最後の方は責任取れないとか言いだす男に殺意を感じ(爆)お腹の子と主人公可哀想だなぁとか。
人間を色々なものに例えるところが面白かったwwwあとコイツは〜してそうとか勝手に考えるところも。
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リンにだんだん好感が沸いてくる。自分とは違い過ぎると一見思うが、自分の中にもあるものを見せられているような感じがあった。
私の人生は冗談だって言葉、良いかも。
痛い位ぶっ飛んでいるが、本なのでそれがまた良いのかなって。
読んで良かった、金原さんありがとうー
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内容は
オートフィクション=自伝的創作という意味らしく
22歳から15歳の出来事を遡る形式。
手首切ったり、クラブに入り浸ったリ
友達んち渡り歩いたり、その最中の心の中の
独り言が、鬱陶しくもあり、頷くものでもあり。
それにしても、ここへきてやっと
物語性だけでなく、分析力というのか、精神年齢というのか
何かやはり、まだまだ随分と若いなぁーと感じてしまった。
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金原さんの作品って評価つけるの難しいんですよね。すごく書き方がうまいからうますぎるから読み手を不快にさせるんです。デビュー作の蛇にピアス、アッシュベイビー、AMEBICと読んできましたが、AMEBICのときのように錯文です。
マンコにチンコにウンコと韻を踏むかのように炸裂。マンコが泣くって描写好きなのかなとも。
内用は22歳女性作家、高原リンに新たに依頼されたのはオートフィクション――自伝的創作だった。
22歳の冬、今のリンの1番新しい過去から始まり、18歳夏、16歳夏、15歳冬と抹殺したはずの過去を描き出す。
金原さんの作品が苦手なひとつとして自分の境遇と重なる部分があるから。だけどこのオートフィクションはまんま私自身のオートフィクションなのでは、と錯覚する部分ばかり。だから読み続けるのが苦しい。彼女の描く世界は毒々しい。日々癒しと逃避を求め、読書をする私には、今の現実を突き付けられるのが苦しい。
今までの金原さんの作品の中では1番合っていた。
そして最後の山田詠美さんの解説が素晴らしい。響くものがある。
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私が殺した過去と
過去が殺した私の
記録。
読んでいて
今、どこに
ストーリーがあるのか
分かんなくなる。
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話はあんまり好きになれなかった。
でも○○◯(自重w)がヒステリーを起こしてるっていう表現は
なんだか的を得てる気がして可笑しくて笑った。
リンの狂気的な迫りかたも嫌いじゃない。
それだけに終着点がなー。
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初めて金原さんの作品を読んだときから、崇拝に近いくらい絶大な信頼をおいている。大好きな作家さん。今までの中で一番かも
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アッシュベイビー、アミービックから続く三部作とでもいうべき作品群のラスト。肉体の反乱、というテーマは「書くわたし」と「書かれた物語」の乖離として再定義された。
激情で依存的な主人公像は共通するものの、年代を遡るごとに少しずつ「普通」に近づいている気もする。
心に残ると言うよりも心を侵食する感じの小説。
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文章があまりにも純粋すぎて、何度も心苦しい気持ちになった。
暴力的でスピード感溢れる筆致は読んでいて清々しい。
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文教大学広告企画制作サークルの発行誌 『FOGPARTY』Vol.6 において、「本~めくり、ひろがる、せかい」の特集に応じ、学生の皆さんから選ばれ紙面にて取り上げられた図書です。
企画コーナー「成長する本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
展示期間中は貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2012/11/26-12/25まで】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1585162
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蛇にピアスのことを一気に思い出した。
どうであれ感じたこととしては、とてもこの人の文章にヤラレテイルということ。
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4つの連作短編。22歳の章が良かった。意味不明な奇声は影を潜め、じっくり読ませる地に足のついた作品。細かな心理描写、深く掘り下げられた冷静な自己分析。著者の真摯な姿勢が読み取れ実に清々しい。猥雑な卑語の連発も全然気にならなかった。
「生じている矛盾に不満や不安を感じ思い悩み、震えながら取り乱しながら、それでも、無視することで目を逸らすことで生きてゆく上で必要な自分自身のバランスをとっている。」著者の面差しがよぎった。
オートフィクションとは、著者の自伝ではないかと読者に思わせる作品のこと。
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現実がなんなのかわかんなくなる。
読んで気分のいいもんじゃないけど
つい買ってしまうんだな。