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知ってる町並みが出てきて、親しみを持って読むことができた。読みやすく2日で読み終えた。原爆が投下される経緯がわかって、深く考えさせられたし、いろんなことを知ることができた。時間があれば、ぶらりと現地に行ってみよう。
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主人公(大阪に住む小学5年生。関西弁が特徴的。おじちゃんは元高校教員。)とヒーロー(主人公のおじいちゃんから作文が大学生の論文よりも巧いと称されるほどに利口。東京からパンプキン爆弾について調べるために大阪に来た。)の関係が良かった。主人公はヒーローが大阪に来た目的がパンプキン爆弾の自由研究のためだと思い込んでいたが、実は自由研究は大阪弁についてでパンプキン爆弾については単なる興味だったこと、おじいちゃんが主人公とヒーローを家に呼んでちゃんぽんをご馳走した時のセリフ「この長崎ちゃんぽんみたいに、肉も魚介も野菜も、いろんな材料が混じり合って、うまいひとつの味を作り上げる。そんな世界になったらエエな」が印象的だ。世界中にいる様々な人=長崎ちゃんぽんの色とりどりな具材は例えとして巧かった。
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何十年も生きてきたのに、模擬原爆のこと、この本を読むまで全然知らなかった。日本は原爆の被害を受けたけど、同時に中国朝鮮に対する加害者でもあって、ヒロカが混乱するのももっともだと思う。誰が正しくて誰が悪いという話に終始せず、主人公たちが悩んでる姿がリアルだなと思った。
「知らないことは、こわいことだよ。だれかの言ってることが事実とちがっていても、そうなのかなあって信じてしまう。ぼくはそれがいやなんだ。」
「この長崎ちゃんぽんみたいに、肉も魚介も野菜も、いろんな材料がまじりあって、うまいひとつの味をみんなで作り上げる。そんな世界になったらエエなぁ。初めてこの料理を食べさせてもろたとき、そう思ったんや。」