電子書籍
狂気…
2019/05/01 22:04
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投稿者:かりじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学受験を終えて3ヶ月ほどで、やっと読み始めました。真っ最中は読む気になれず(そんな余裕もなく)、今となって少し遠い目で読むのもまた面白いものです。
気楽な3年生までに読んでおくか、受験を終えてから読むのがいいかと思います。狂気っていうつもりはなかったですが(笑)。
紙の本
結構、リアルです。
2018/05/17 14:08
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投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
リアルです。よく取材されているのでしょう。
裏側を強烈に描きたいからか少し刺激が強い描写もあります。でも、経験者からすると受験あるあるな印象で思わずニヤリとする部分が少なくありません。
現在進行形の人が読むとあまり笑えないのではないでしょうか。
中学受験を考えているけれど、どうなんだろうと漠然としている方には心構えをするにあたり有用なマンガかもしれません。中学受験って終わってみると、その狂気を振りかえる事が出来ますが、現在進行形の過程であれば真面目な気持ちで取り組んでいるわけでして決して狂気ではありません。
あと、親の経済力が云々とありますが、これは図星でしょう。そういう要素は否定できません。
テストや授業の点数でクラスや座席順が変わる塾。子供のストレスも相応のものがあるでしょう。大変だろうと思います。そこで、親が一喜一憂しないよう、まずはマンガで耐性をつけておきたいといったことろでしょうか。
マンガですので一気に読破できます。すぐに、次が読みたくなる一冊でした。
電子書籍
中学受験漫画
2021/11/14 10:41
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投稿者:焔 - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学受験について詳しく描かれており、楽しめました。
黒木の合理的なキャラがいい味出してます。
続きが気になる内容です。
電子書籍
あと引く面白さ
2021/10/16 22:09
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投稿者:かっぱ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学受験塾を舞台にした現代劇。
カリスマ塾講師(校長)・黒木の拝金主義で露悪的ながら子どもの心はがっちり掴んでいくところが面白い。
何か重たい過去と重大そうな裏も示唆されつつで、あと引く面白さです。
電子書籍
興味深い
2021/04/17 20:37
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
謎だらけの塾長の中学受験ノウハウが凄い! 興味深く読んだ。新卒の佐倉が受験業界について無知でいらいらさせられる。がさつなところも好きになれなかった。
電子書籍
中学受験
2021/01/20 10:02
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投稿者:ボリス - この投稿者のレビュー一覧を見る
新任の塾講師が主人公。この人受験について何にも知らなくてイライラする。レクチャーされてるおかげで読者もいろいろ教えてもらってるんだけどね。
電子書籍
ビジネス
2020/05/08 18:21
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
塾。それは、義務教育でもなく行かなければならないものでもない。
塾校長の「ビジネス」論。個人的には当たり前と思います。
新人佐倉は、ビジネスの真意、深意が分からなすぎて余計な事するな!
そう言いたくなるキャラですね。
紙の本
2月に決まる。
2019/11/26 20:38
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投稿者:みみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学受験についてのマンガです。
中学受験するかどうか迷っている人は、一度読んでみるといいかも。
フェニックスはサピのことかなぁと思いながら読みました。
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投稿者:とりのひよこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
塾。
今や、義務教育の場である学校は、塾の宿題をやる時間だったり、
寝る時間なのかな。
塾の先生は教え方次第でチョンチョンなので、
学校教育って、本当にいい先生に当たるか...
ですよね。
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中学受験を題材に扱った漫画の第一巻です。今や日本の一大産業となった受験業界。子供を扱ったあやしい部分を感じて目を背けていましたが、わかりやすく現実が描かれてます。特に数値的データが豊富で、現代の入試の様子がよくわかります。物語に登場したお父さんに共感してしまう私は、もっとちゃんと受験を考えないといけないのかもしれません。
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中学受験を扱った漫画。類書がないだけに新鮮であり、かつ塾と親との複雑な関係を描き、引き込まれた。次の巻が楽しみである。
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簡単に言ってしまうと「ドラゴン桜」の中学受験版だが、子供の高校受験が終わったばかりなので非常に興味深く読んだ。子供の高校受験でも、校門には学習塾の先生たちが教え子の激励のために溜まっていたらしい。
この後どう展開していくのか楽しみ。もう少し進むときっとドラマになっていそう。
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話題の中学受験マンガです。中学受験しない(しなかった)人・家族には興味がわかない内容かもしれませんが、中学受験する(した)人・家族にとってはおもしろい内容だと思います。今後の期待を込めて5★♪
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東京の中学受験の文化を知るために読んでみた。子どもも親もかなり大変そうだなという印象…。うちの子はまだ1歳なので、こういった漫画も読みつつ、どうするか考えていきたい。
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中学受験を描く力作。
綿密な取材に基づき、受験に挑む小学生たちとその家庭が巻き込まれる大渦が、読む人が読めば元ネタがわかる塾名や学校名を織り込んでとてもリアルに描写されます。タイトルで検索すると、中学受験を知るためにとても参考になるという評価を塾関係者や受験生の保護者などからたくさん受けていることがわかります。
実際、同じ作者が「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」を出版しており、こちらは書店では中学受験コーナーに並んでいます。
もちろん単に中学受験事情を紹介するだけではなく、中学受験の渦中で、理想に燃えるだけで実力が伴わない新人塾講師佐倉と露悪的なトップ塾講師黒木を筆頭に、受験生一人ひとりの事情と成長、佐倉の挫折と成長、黒木のトラウマからの解放などが語られる素晴らしい群像劇・ビルドゥングスロマンとなっています。
綿密な取材に基づく群像劇・ビルドゥングスロマンで、取材元の業界からリアリティを認められているという図式は、先日読了した「コウノドリ」と同じ構図です。(そう言えば、主人公はどちらも「さくら先生」です‼)
面白くならないわけがありません。てか面白いです。読んでください、ほんと。お勧めします。
さらに(おそらくですが)ある学年を、小5の3月から受験当日である小6の2月まで追う構成となるでしょう。限られた期間を描き切り、期間の終わりとともに物語の世界にも幕が下ろされる作品が好物なので、ここにも期待できます。(例えば高校3年間をきっちり描き切った「けいおん」とか「ときめきメモリアル」とか。逆に、いつまでたっても世界が閉じない「涼宮ハルヒの憂鬱」とかだと、世界はだんだん色あせてしまうように思えるのです)
1巻は「受験塾は子供の将来を売る場所」と嘯く黒木の異常さと、それに反感を抱く佐倉の青臭さを印象付けるエピソードを中心に、生徒からは成績順にΩ、A、Rに構成されている桜花ゼミナール吉祥寺校の小6生徒たちから、Ωクラス所属の島津順、前田花恋の2人、外部生として模擬試験を受験して勧誘される三浦佑星、そして最下位Rクラスの中のさらに最下位、加藤匠にスポットライトが当たります。
ちなみに登場する受験生は戦国武将の苗字を名乗り、一人ひとりがそれぞれ描き分けられています。島津君、前田さんや柴田さんあたりには単に苗字を借りているだけで特に元ネタの武将のイメージはありませんが、直江さんにはなんとなく直江兼続のイメージがちらつきます。後に出てくる「織田」君は完全に信長のイメージですね。
一方で塾関係者は草木から取られています。
この巻だと杉山前校長、桂先生、橘勇作先生、木村先生などの名前を見て取ることができます。
舞台は中堅塾「桜花ゼミナール」。
その吉祥寺校に、「化物級のトップ塾」フェニックス(元ネタはもちろんSAPIXですね)を辞めた黒木が校長として赴任してくるところから物語は始まります。
「オープンテストは「新規顧客」獲得のチャンスです」
「金脈を獲りに行きますよ」
と生徒を金に換算するセリフを吐いて佐倉をドン引きさせた黒木でし���が、
桜花ゼミナールで生徒の前に初めて立っての第一声が
「君達全員を第一志望校に合格させるためにやってきた」「黒木蔵人です」
でした。
これはもう、おそらくは伏線です。
きっと最終話「二月の勝者」では、生徒それぞれがきちんと自分に向いた第一志望校を決め、全員がそこに合格する大団円が待っているに違いない、と心の片隅にメモをしておきます。
このとおり、講師たちの前――読者に向かっては露悪的に、中学受験を批判的に考える人が求めるように振舞う黒木ですが、受験生たちにかける言葉は彼らの心に響くものです。
サッカー少年三浦佑星には
「解こうと粘ったのがよくわかる答案です」
「スポーツか何か――長い期間、取り組んできたものがあるのでしょう」
「粘って頑張った経験のある子は、受験でも強いですよ」
と言葉をかけ、結果として彼は桜花に入塾します。
この巻では営業テクニックなのか、本人の内心に寄り添った言葉なのか、まだまだ判然とはしませんが…。
また、佐倉の未熟さも明らかになってきます。
最下位、Rクラスで一番後ろに座っている加藤匠を何とか落ちこぼれから引き揚げようと、「わからないことがあったら聞きに来て欲しい」と手をかけようとします。
しかし、これは、トップのΩクラスの生徒、前田花恋の大きな反発を招きます。
「マンツーマンで見るよ!とか言っちゃってさ、それってひいきじゃん?」
「こっちはいつも質問は順番待ちしてんのに」
「だからあの男子に言っちゃったよ」
「「落ちこぼれダッサー」って」
「落ちこぼれのレベルに合わせるのなんか学校だけで十分だよ」
(なお、ここだけ見るととても嫌な奴なのですが、後の巻で前田花恋の内面もきちんと紹介されます。)
言われた加藤匠は塾を辞めたいと言い出してしまいます…。
それを思いとどまらせたのもまた、黒木の中学受験に関する広く深い知識でした。鉄道好きな加藤匠に、鉄道研究会がある男子校を紹介し、目標を見つけた彼は俄然やる気を出すのです。
もっとも、紹介した学校は「持ち偏差どんだけ足りないのか」と橘先生があきれる上位校ばかり。一方で桂先生の「毎年必ず出るじゃないですか、ミラクル下克上系。特に男子は」の言葉もあって、相変わらず黒木の真意は測りかねる状態です。
さて、1巻ですでに、気になる子が3人出てきてしまいました。
この時点では鼻持ちならない嫌味な子、前田花恋。
サッカー少年、粘りが身上、三浦佑星。
受験の動機付けができて、下剋上なるか、加藤匠。
これまでに黒木が語った中学受験論は
・ 平凡な子ほど中学受験すべき。
・ 才能がものをいう芸術・スポーツは厳しい。勉強のほうがまだ努力のリターンが得やすい。
・ 他に好きなことがある子ほど受験をやめなくていい。
さらに、細かい伏線が気になります。
冒頭、黒木の左手首にミサンガ?が巻かれているのがクローズアップされています。
何かを心に誓うところがあって、事あるごとにミサンガに触れて誓いを再確認しているのでは���いか。
あと、黒木の机の上がぐっちゃぐちゃです。
「勉強のできない人の気持ちがわからないんですね」との佐倉の発言に「――はい。わかりません」と答えているのですが、これ、皮肉や嫌味ではなく、本当にわからなくて理解できるようになりたいと思っていることが後の巻で出てきます。本筋と関係あるかどうかわかりませんが、黒木には大人の発達障害が入っているんじゃないかなあと思ったりします。
黒木がサッカーの経験者らしいことも何かの伏線なのでしょうか。
現在10巻まで読み進んでいますが、もっとたくさんの生徒が、もっとたくさんの講師が、もっと気になっている状態ですw
続編を首を長くして待ち望んでいます。