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アオハルしてるなぁ、皆
単に、甘酸っぱいだけじゃなくて、ちょっとしたほろ苦さも、しっかりと含ませているトコが、実に青春っぽい
人と妖怪の恋愛譚では確かにあるんだけど、親が子が好き合う上での障害になっている点も、これまた、やけにリアル
白石氷華さんのキャラクター性と行動はぶっ飛んでいる。ただ、雪女って妖怪としての特性を引っこ抜いて考えると、娘の事を第一に考えているんだ、とは思える
まぁ、やり過ぎ感は否めない。なので、無垢ちゃんが、ついにプッツンし、母と喧嘩をする覚悟を決めた事には、驚きもあったけど、むしろ、頑張れ、と応援したい気持ちが強い
極端ではあるにしろ、氷華さんのそれは愛であるんだから、娘としてすべき行動は、真っ向からそれを受け止め、目を覚ましてもらうために、全力でぶん殴る、それしかないんだろう
カノジョが腹を括ったんだから、カレシとして、これまで以上に気張るしかないな、篤志は
母親譲りと言ってもいい、無垢ちゃんの猪突猛進っぷりに振り回されてはいるにしろ、いざとなれば、漢気を見せてくれる男だと知っているので、実際に戦う時は、ノー躊躇だろうなァ
篤志と無垢ちゃんの恋だけでなく、他のアベックも進展しているのが、この手のアオハルラブコメが好きな私としては嬉しい
メインだけじゃなく、サブも手抜きしない、それが大事
どのアベックにも幸せになってほしい、それは本音だが、ある意味、最も心配なのは、南郷先輩
この人もこの人で、家の事情が重い。それでいて、寿々ちゃんからの好意も無碍に出来る性格じゃないので、判り易く、板挟みになっていて、くそ真面目に考え過ぎてしまうきらいがある
適当って言っちゃうとアレだけど、もうちょい、気楽っつーか、自分の本心に正直になってもいいだろうに
どうやら、次が最終巻なようなので、バトルとラヴ、どのように着地するのか、楽しみにしている
この台詞を引用に選んだのは、真理を衝いてるなぁ、と素直に感心したので
ぶっちゃけ、小物感は漂っちゃってるけど、大きく間違っていないどころか、ほとんどの男の読み手が同意する台詞だ
祝福はしつつ、ちょっとした嫉妬の念も隠さない
それは、強い友情で、篤志と愁也が結ばれている証拠と言える・・・のか?
「友達が悲しんだら、自分の事のように悲しいのが友情だよ。でも、幸せになったら、若干、ムカつくのも友情なんだよ」(by美園愁也)