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第1章 聳え立つリンカーン
第2章 「赤狩り」を乗り越えて
第3章 「英雄」から「敵役」へ―大統領イメージの転落
第4章 「銀幕の大統領」―レーガンとその時代
第5章 冷戦後の混迷
第6章 二一世紀の大統領とハリウッド―9・11から11・9へ
終章 大統領とハリウッドは「離婚」するのか
著者:村田晃嗣(1964-、神戸市、国際政治学)
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リンカーンを偶像化した『國民の創生』以来、ハリウッドは大統領を描きつづけてきた。アメリカ政治と映画、相互作用の歴史をたどる。
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アメリカの政治に特に詳しいわけでもなく、映画にもそれほど興味を持たずに生きてきた私のような人間でも、引っかかる箇所は多数ありました。映画が好きな人なら、もっと楽しく読めると思います。
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レーガン政権下では、多くのセレブがホワイトハウスを訪れ、大統領の人気を支え、彼の政策を支持した。もとよりセレブたちも大統領とn友情を大いに喧伝し利用した。
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題名の通り、アメリカ政治とハリウッドの関係史であり、「セレブ政治」の流れの中で、ハリウッドと大統領の距離感が描かれている。ハリウッド自体は歴史的経緯もあり、リベラルよりである中、商売自体は別との印象か。トランプはどうなるのだろうか? あと、著者の映画知識にはただただ脱帽。
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個人的に興味あるテーマの書籍。最後までグイグイと引き込まれた。ハリウッド映画と政治(大統領制)の関連の歴史約100年を手際よく整理されていて、最新の映画「バイス」まで紹介されている。第6章における、レーガンとトランプが「アメリカを再び偉大にする」というキャッチフレーズ自体は共通しているものの、その違いがいかに大きなものであるかという解説や、終章における「反ブッシュ感情がオバマ登場の助産婦であったように、否それ以上に、オバマが体現する多様性やエリート主義への反発がトランプをホワイトハウスに招き入れた」という部分は興味深く読んだ。アメリカ政治とハリウッド映画の関係性についての入門書としてお勧め。巻末の年表も有益。