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4ヶ月連続刊行の、4冊目。
緊張感があってスリリングな展開だった。タイムリミットというのは矢張りサスペンスものでは重要。
これで既刊は全て文庫になったのかな?
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シリーズ第4弾。
そんなに好きなシリーズではないのだけど、今作は最初から文庫で刊行されたこともあり、つい読んでしまった。
前作から結構経っているので、内容は覚えてないが、多分1作目で対峙した毒殺魔・蜘蛛が脱走し、再度イルマの前に現れ、イルマの命と引き換えにある取引を行う。
蜘蛛による連続殺人事件と、イルマの単独捜査が並行して描かれるが、それがテンポよく展開し、今までのシリーズの中で一番面白い。
何より、孤独を好んでおり、捜査一課の中では一匹狼だったはずのイルマがいつの間にかいろんな人を味方につけており、その魅力も伝わる内容だったのが、何とも言えない。
「プラ・バロック」を読んだ時と同じような衝撃を久しぶりに味わうことが出来て、大満足!
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相変わらずのイルマさん大暴れだが、今回は蜘蛛の罠に落ちて、毒物を注射されてしまう。
しかも憎まれている管理官の差し金で警察からも追われる羽目になる。
いつもの宇野のフォローと、新たなキャラの小路のおかげで、蜘蛛の正体も判明して無事解決した。
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イルマシリーズ4部作はそれぞれ独立した物語なのだと思っていたが、最後になって全てが絡み合ったひとつの物語であったことに気付いた。4部作を一気に読み終え、興奮が冷めやらない。もし、続編が発表されるのなら是非にも読んでみたい。
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超面白い。今回は舞台設定上展開が目まぐるしいから、特に退屈しなかった。描写が淡々としていて人物の内面を推し量るのが難しい場面もあるが、そこを考えながら読むのも楽しかった。、
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捜査一課の二輪を駆使し自分一人で活動する女性刑事イルマの魅力が大爆発。今までの最高作だ。敵役はあの毒を操る蜘蛛、相手にとって不足はない。
24時間で致死に至る毒薬を蜘蛛に注射されたイルマは、蜘蛛の指示のままに少年の命を救うために、自分の身を返り見ずに動き回るが、頭脳の方もフル回転して、蜘蛛の陥穽を打ち破ろうとする。
イルマの視点とともに、もう一人小路刑事の視点も加わっているのが効果的だ。イルマの行動を疑いながらも、だんだんと心情はイルマの方に惹きつけられていくのだ。「主任は空の金星(ヴィーナス)ですから」とぬけぬけと言う宇野のように。
結末もダイナミックに終わる。最高に面白かった。