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思わせぶりな設定なのにこれといったオチもなく、つまらなかった。
主人公が読者に語りかけたり、仕掛けはいろいろあるのに、特に回収もされず。
パラレルワールドか、胎内記憶か、まさかの夢オチかと結末に期待をかけて途中の様々な疑問に耐えつつ読んだが、見事に裏切られた。悪い意味で。
小中学生向けの本だが、こんなんだからラノベに負けるんだよ。ラノベの方がトリックがあって回収も上手い。(もちろん下手なラノベもあるだろうが、上手いラノベと張り合えなければ意味が無い。)ラノベじゃないけど、面白い本もあるんだね、と思わせないと。
児童文学、YAにもエンタメと純文学があるが、これはエンタメ系の設定なんだから、仕掛けが楽しめなくちゃ意味ないよ。
作者は若い人に人気の本をもっと読み込んで勉強し直すか、こういう作風は諦めていつもの当たり障りのない日常ものにするかにしてほしい。
表紙と挿絵はとても美しいが、人物が13~14歳には見えない。9歳から11歳くらいに見える。これも何かトリックに関係するのかも、と思ったが、なんの関係もなかった。
こういう本を読むと辻村深月とか、本当に上手いんだなと思う。
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ファンタジー調ですが、成長・自立してゆく少年の心の動きが巧みに表現されています。
小学校中学年のお子さんにおすすめの一冊です。
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この世に生を受ける前に、ここではないどこかで人として生きている…的なアレ
石井先生が描くとこうなるのか
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図書委員のオススメ本を紹介するにあたって、各学年一冊に絞るため、委員内で簡単なビブリオバトルを実施。
この本はその中で選ばれた一冊なのだが、読んだことがなかったので、公共図書館で借りた。
毎日小学生新聞に連載されたものを加筆修正したものとのこと。
さらりと読めるのだが、なんというか話が広がり過ぎてまとまらないような…。
他の方もレビューで書かれているが、挿絵が美しいのに、主要登場人物達の年齢より幼く見えるのが残念。また、パラレルワールドや胎内記憶的なものに集約されていくのかと思いきや、そうではない。
卵の世界からワープした後の放浪は、新約聖書の荒野でイエスがサタンの誘惑に打ち勝つ話を彷彿とさせ、この後の展開はどうなる?と思わせるが、その後の現実世界と記憶喪失にまつわる設定は、ちょっと強引というか中途半端な気がする…小学生に伝わるのだろうか…。
行間を読み取れ、ということなのかもしれないが小学生に向けたものならば、もう少し分かりやすい方が…とも思う。
中学生がこれがいい!というのだから、大人の杞憂なのかもしれない。2021.6.25