紙の本
リアルを追求する人への資料本
2013/04/17 19:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とある図書便り編集長 - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙は一見古い感じに見えますが、実際に買ってみるとそうでもなく、内容も図解で詳しく記してあります。
両手剣から甲冑を着た状態でのレスリングまで、様々な武術が分かりやすく書いてあるので、中世ヨーロッパを舞台とした小説などの資料などに最適かと思います。
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RPGやってればよく目に付く武器防具の使い方や体術が簡単な図解で読める本。ざっと挙げると、ロングソード、ダガー、レイピア、ポールアックス、フレイル、大鎌、ハルバート、バックラー、ヒーターシールドなどなど。
これからはゲームで出てきてもイメージをがつかめるはず。
最も近頃のゲームは武器防具もリアルに再現できるのだろうけど。
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力任せのぶん殴りと思っていた中世ヨーロッパのソード扱いにこんな技の体系があったとは。
当初の読み物部分は兎も角、実際の技の解説は手に取り返しては何度も読めるところだろう。
これ読んで、勿論実践出来るわけでもなければなんと言うことも無いと言えば無いが、それでも価値のある一冊。
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本書はマンガや映画などで見かけるロングソード術やレスリング、レイピア術など、中世・ルネッサンス期における剣術・格闘術のすべてを図解したものです。筆者の執念を感じる仕事には本当に敬服します。
本書はある方に資料として勧めたときに、いい機会だから自分でも読んでみようかと思い、手にとって見ることにいたしました。僕は中世ヨーロッパの武術に関してはほとんど知識はなかったのですが、筆者の執念にも似た膨大な資料と、ある技術は失伝して技術が途絶えていることを認めつつもこうして一冊にまとめてくれたことを感謝します。
ここに記されているのは、マンガや映画などでおなじみとなったロングソード術や、レイピア術だけでなく、某連続殺傷事件で有名となったダガーナイフとはまた別なルーツを持つダガー術に加えて、日本の古流柔術などと比べてもなんら遜色もないレスリング術、さらには日本の戦場における鎧組討を髣髴とさせるような、鎧を着たレスリング術など、中世ヨーロッパの戦闘教本を解説したものになっております。これはおそらく日本で発行された初めての書籍でしょう。
僕はその辺の事情はよくわかりませんが、俗説として近世より遅れていると思われ続けたといわれる中世ヨーロッパの武術が、当時いかに発展していたかを知ることのできる一冊であると思います。
特に自分が興味を持ったのはレイピアなどの剣術やスタッフと呼ばれる棒術は無論のことですが、ダガーを使った戦闘術は、お互いの間接を取り合ったり、けり技などの当身を交え、さながら日本の竹内流に代表されるような古流柔術を彷彿とさせるもので、『いかに相手を仕留めるか?』というおおっぴらに語るにはある種のタブーが付きまとう知識や話題でありますが、その技術の精緻さに思わず舌を巻いてしまいました。
さらに、戦場における最後の手段である鎧を着た状態でのレスリングは、武装の隙間を攻撃したり、組み伏せたあとに頭部をダガーで一突きして止めをさす描写を書いた絵と解説を読んだときも興味深いものをおぼえました。これは当時のことを知る貴重な資料であるとともに、これを参考にして物語を作るときなどにも使え、多様な用途を持った一冊であると確信をしております。
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本書によれば、サイエンスと言われる「者に対してソレを検証する」技術があり、それが発達している欧州では、武術を研磨するということが行われ、さらに武術を実践してみる機会がかなりあるので、武術書はできた当初に時代遅れになるという。
その為、本書には基本だけしか書かれない。剣術の他、鎌術なども収録されるのは面白い。
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それぞれの武器のについて基本的な型・技を1~4枚のイラストを添えて解説してあるので動きが多少理解できる 写実的なイラストで頁半分位の大きさあり 型の名前からYouTubeで探したら古典武術研究する団体・個人多く並べて見ると理解できた 基礎とされたロングソード術の分量が多い