紙の本
泣いて笑って大忙し
2019/12/30 11:38
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投稿者:夏みかん - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回も泣いて、笑って、感動に胸を熱くして、読書の楽しさを200%堪能しました。
松吉の生い立ちが明かされつつ、おけら長屋の面々、お栄、女先生たちの人の良さが伝わってくる「ゆうぐれ」は読み終わったときに温かい涙、涙でした。電車で読んでなくて良かった。
この本はただ楽しいだけじゃなく、血の繋がりって何? 身内って何? 家族って何? そんなことを考えさせられます。
貧乏でも人情があって、愛があって、お節介かと思えば、ときには黙って見守る節度もあって、おけら長屋の住人は最高です。
このシリーズはほんとにお勧め!
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畠山健二さん「本所おけら長屋」
1巻ブックオフ購入して読書メーターに感想あげたらなんと作者本人から次回作もよろしくですコメントをいただき早速amazon に発注し今週最新作13巻が届きました。
今回もリアル落語の世界観。最終話ゆうぐれに涙腺崩壊しそうになりました。来春には次巻も予定されているようです。
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畠山健二さん、お疲れ様でした。とりもち、よみうり、おいらく、ゆうぐれ の4話の筋書き、これだけの筋書きを作るには、相当の「ひねり」が必要だったと思います! お陰様で一気読み、涙と笑いに包まれました。4話ともに素晴らしいですが、特に、とりもちとゆうぐれが白眉です。今回は酒場三祐のお栄が頑張りました。万造とお満、松吉とお栄、そしてお律さん、おけら長屋、益々賑やかになりますね。そうそう、お殿様もそろそろ登場の頃でしょうか。
畠山健二「本所おけら長屋(十三)」、2019.8発行、4話、再読。万造の喧嘩相手、栄太郎とお夕・朝太母子の仲をとりもったのはとりもち屋お圭ではなく、子供の朝太、否、朝太に知恵をつけた万造「とりもち」。読売の春助と伊与吉の仲をとりなす鉄斎たち。お栄の気配りがあたたかい「よみうり」。松吉の父が死に、郷里・実家で、強欲な松吉の姉二人に対するお栄の啖呵に大拍手。松吉とお栄のこれからに幸あれ「ゆうぐれ」。
万松がいるから、それに松五郎が乗っかかれるし、大家は怒れる。そしてお染や鉄斎が丸く収めることができる。万造にはお満が、松吉にはお栄がついている(^-^) 畠山健二「本所おけら長屋(十三)」、2019.8発行、再読。「とりもち」と「ゆうぐれ」、最高です。
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松吉とお栄とお律さんが、理想的な形に収まりましたね。
次作では結婚でしょうか。尻に敷かれる姿が目に浮かび、楽しみです。
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江戸は本所亀沢町にある貧乏長屋には、万造、松吉の「万松」コンビを筆頭に、左官の八五郎・お里夫婦や後家のお染、浪人の島田鉄斎ら個性豊かな面々が住んでいて…。万造のけんか友達である栄太郎の“婚活”を描く「とりもち」や、江戸の“スキャンダル”を面白おかしく書き立てる読売をめぐる騒動「よみうり」、そして初めて明かされる松吉の過去に迫った「ゆうぐれ」など、笑いと感動の傑作四篇を収録。
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ほんと、落語感覚。筋書きはあまり記憶に留まらないけれど、読んでいるときは、(笑)あり、ほっこり温かくなったり…また次が読みたくなる。
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安定のおけら長屋、13巻
「とりもち」「ゆうぐれ」は良かった。話のできも良いが、めでたい話が2つもそろって何より。松とお栄ちゃんはいよいよ結ばれるねんな。万と満ちゃんもボチボチ…まさか、その2組の結婚で、このシリーズ終焉とかなんだろうか?
「よみうり」の主人公は春っていうねんな。駄文で生計をたてる春…、なるほどねぇ
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珍しく男女関係が中心の巻でした。
万松コンビ解消の危機から松吉が結婚しそうな予感を匂わせる話に発展して感慨深いです。
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このシリーズ.
最初のほうが上手いこと終わらせるなー落語みたい!!って思うんだけど.
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だんだん登場人物に愛着が湧いてくるから上手いこと終わらなくても読みたくなるんだよね…
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この回は、最高におもしろい話が盛りだくさんだった。とりもち、ゆうぐれなど、おもしろみがあり、情け深い話など味わい深かった。
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笑えて泣けるおから長屋シリーズ。
年老いても若々しい気持ちで生きていくことはできる。松吉とお栄の新たな展開に、にやにやが止まらない。おけら長屋はこれまでもこれからも楽しませてくれると思うと、嬉しい。島田さんが活躍できない回は、それだけ深刻な事態ではない、危険がないということで、それはそれで物足りないながらもほっとできてよいもの。
次も楽しみ。