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前半は堂々巡りというか、方向が見えなかったが、徐々に形ができて、最後はのめり込みました。
60のほうも読みたくなりました。
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起訴もされてない時点で誤判対策室が動く。やっぱり裁判官が完全犯罪を目論むと厄介なのだろうか。わりとのろのろしてたのがラストで一気に進んですっきり。
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誤判対策室に持ち込まれた厄介な事件。「ゲーム」と称し、自らの犯行を立証するように迫る元裁判官の容疑者。勾留期限が迫る中で、果たして犯行の証拠を見つけることはできるのか。そして彼の目的は何なのか。ひりひりするようなサスペンスタッチのミステリ。
タイトルにもなっている「二十」の意味が……ああ、たしかにありそうだけれどそういうの。だけどそのためにこれほどの人たちが翻弄されてしまうというのが、なんとも。正義とかどうとか以前に、それが一番大事なの? と思わざるを得ません。そして終盤で明かされる過去の事件の真相がなんともやりきれなくって。
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誤判対策室の第二弾。有馬、春名と懐かしいメンバーが帰って来た。殺人事件の犯人だと自首して来た元判事は何故か否認に転じる。その挑戦に取り組む有馬。与えられた時間は20日間。世良さんも出てきます。
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死刑囚の冤罪をなくすために設置された誤判対策室.元刑事の有馬栄治、検事の春名美鈴、企業で法務の仕事をしていた潮見和也が、元裁判官 紺野真司の殺人事件に絡んで、真相を突き止める物語だが、複雑な構成だ.紺野が富田聡を殺害し自首してきた.明快な事件だったので捜査陣は直ぐに検察に送ったが、その段階で紺野が自供を翻した.調書も後回しにしていたため、事件を具体的に証明する証拠がない.紺野は完全犯罪を企画した.取り調べに紺野は有馬を指定した.起訴できなかったら有馬の娘詩織を殺すという.紺野の娘夕美が息子悠斗を虐待して殺したという罪で有罪判決を受け、その後自殺した.有馬らは紺野の用意周到な準備が富田殺害の前後で異なっていたことを重視し、富田と夕美の関係を洗い出し、真相に辿り着いた.検察の裏金・20号手当、紺野の弁護人に指名された元誤判対策室の世良章一、章一の父で国会議員の世良光蔵など、重要な事項が頻出するなかで、有馬らが確実に仕事を進めていく面白い話だった.
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シリーズ二作目。「誤判対策室」に再雇用された有馬のもとに、殺人を自首した男が供述を一転、容疑を否認し、有馬とだけ話したい言っているという話が来ます。対面した彼は元裁判官。自分の犯罪を証明し起訴できなければ有馬の娘を殺すと宣言し…。完全犯罪を暴くために、対策室の彼らは奔走。20日間の勾留期限中に起訴が難しいとなったとき有馬のとる行動には再び驚かされます。ある程度想像していたことはありましたが事実は想像の何枚も上を行きました。なんて哀しい…。今回もキャラもたっていて読みやすくとても良かったです。楽しみました。
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エウレカシリーズの石川智健さんの小説。
石川さんの小説は突飛な展開はなく現実的で淡々とストーリーが進んでいくイメージが強いが、「20」に関しても同様の感覚を受けた。
主人公の所属する誤判対策室は、元検察官、元刑事、前科があり検察官になれないスタッフで構成され、過去の冤罪事件を調査する組織である。それぞれ毛色の異なるメンバーが個性がありやり取りは読みごたえがある。
刑事の過剰な取り調べや、防犯カメラで撮影されたビデオの有用性、検察組織の闇に関して、考えさせられることが多かった。
石川さんが知識が豊富なのもあるが、見過ごしがちな社会の事象に関して読者に考えさせる本が多いなと、感じる。
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警視庁を定年退職後、「誤判対策室」―刑事、検事、弁護士からなる冤罪調査組織―に再雇用された有馬英治あてに一本の電話が入る。
台東区三ノ輪で殺人を犯し、自首してきた紺野真司が証言を一変。
容疑を否認し、有馬にしか真実を話さないと主張しているという。
勾留中の紺野と対面した有馬は、ひとつのゲームを持ちかけられる。
「私の犯罪を証明し、起訴できなければ、あなたの娘を殺害します」動揺を隠せない有馬だったが、悲劇へのカウントダウンはすでに始まっていた―。
(アマゾンより引用)
これ、続編なんだね。
読み始めてから気付いた。
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最初のうちはあまり入って行けず、途中でやめてしまおうかと思っていたが、途中から面白くなり始める。
誤判をいくつか解決しながら(回り道しながら)本質に迫る構成にした方がよかったかな。
割と話が最後にみんな繋がってしまうのでまとまりは良いけど。
20と60どっちが先の作品なのでしょうか?
Wowowで見たのは60ですね。
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前作の「60」よりは断然面白かった。
今回は、殺人犯の元判事にゲームを仕掛けられて、有馬刑事、さあどうする!!最初から入り込めた。
誤判対策室の弁護士枠が変わって残念って思ったけど、最後の最後で、世良がまた加わって嬉しい。
次に期待したい。
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誤判対策室シリーズ第2弾。人を殺したと自首してきた男が否認に転じた。男は取り調べに誤判対策室の有馬を指名し、「完全犯罪」を見破り起訴に持ち込めるかどうかのゲームを挑んできた。親の子への愛情がやるせなかった。検察という組織の闇も描きながら読み応えがあり、とても面白かった。