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短編集6編
それぞれ味わいも違い世界観も違うがみな面白く甲乙つけがたい.なめらかな世界はあまりの場面の切り替わりの早さについていけないぐらいだが,こういう状況を文章で伝える力もすごいと思った.「美亜羽へ贈る拳銃」では脳の潜在性に驚愕しまたストーリーも見事で,「ひかりより速く,ゆるやかに」はいわゆるはやりの「愛」ではあるが読みやすくストンと胸に落ちてきた.
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SF短編集です。違う作家が書いているのかと思うほど、それぞれテイストが違います。始めは「??」と思う設定でも(SFなので)、だんだんその世界が鮮やかに想像できてきて、面白さに引き込まれてしまいます。それぞれの話の続きを読みたくなる本です!
https://opac.shodai.ac.jp/opac/search?barcode=0000002581248&count=20&defaultpage=1&defaulttarget=local&order=recommended_d&searchmode=complex&type%5B%5D=book&type%5B%5D=magazine_title&type%5B%5D=magazine
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from #rebuild.fm
SF短編集なんですが、どれもこれも設定が面白いですね。個人的には、「なめらかな世界と 、その敵」「美亜羽へ贈る拳銃」が良く、そして、最後の中編「ひかりより速く 、ゆるやかに」が一番好きなお話でした。どうやったらそんな発想出来るの?っていうお話です。
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どの作品も面白かった。個人的には「ゼロ年代の臨界点」「ホーリーアイアンメイデン」「シンギュラリティ・ソヴィエト」、そして何より最後の「ひかりより速く、ゆるやかに」が胸を打った。時間SFの王道的アプローチでありながらこれまでになかった設定、でありながら王道の成長譚と清々しいラスト。みんなに薦めたい日本のテン年代SFの終着駅。
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日経新聞の書評で星5つだったので読んでみた
まずタイトルがいいよね
・なめらかな世界と、その敵
他の方の書評にもあるだろうけどそのまま新海誠さんの映画になる、世にも奇妙な物語でも見たいな
・ゼロ年代の臨界点
こういうのSF研でたくさん議論するんだろうな、いいな。そのパロディだろうか
・美亜羽へ贈る拳銃
よく分からなかった。これはSFたくさん読んでいる人向けなのかな
・ホーリーアイアンメイデン
よく分からなかった。こういうのは夢野久作のほうがいいかな
・シンギュラリティ・ソヴィエト
普通な感じ
・ひかりより速く、ゆるやかに
他の方の書評にもあるだろうけどそのまま新海誠さんの映画になる、世にも奇妙な物語でも見たいな
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短編集
・なめらかな世界と、その敵:設定がぶっ飛んでていすごかったです。最初しばらくはついていけず
・ひかりより速く、ゆるやかに:これが一番おもしろかったです。現実線の部分と、竜の話が交互ぐらいにあって、どこでどうつながっていくのかなと思いながら読んでいきました。
キャラクターが魅力的で読んでて飽きない。最後のオチも面白かった
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伴内練氏のSF短編集
寡聞な所為だろうが、表題作に於ける平行世界の扱い方が新鮮だった
また、それによる文章表現も、何でこんな書き方が出来るのだろう、と感心した
読んでいて自然に内容を把握出来るが、設定を踏まえて書いてみろと言われたら、まず書けないと確信できる
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Rebuildでの紹介で知って読んだ。
噂に違わぬ素晴らしいSF短編集。「テッドチャンに並ぶ」って聞いた時は「嘘つけよ」って思ったけど、間違いないです。「テーマはテッドチャン的で、ストーリー展開はラノベ的」ってのも正しかった。
こんな天才が日本にいるのが誇らしい。知れてよかった、、!
次回作に超絶期待。
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めちゃくちゃすごかった。
SF×巨大感情、これがエモというやつかしら……。「ひかりより速く、ゆるやかに」が噂通り鳥肌たつくらい圧倒的で、でも敢えて「シンギュラリティ・ソヴィエト」を推したい。これは……語彙が飛ぶわ……すごい本でした……。
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並行世界を認識して切り替えることが誰でもできる世界を描いた表題作、ソ連とアメリカのAI戦争を通じて、技術的特異点の先を垣間見せる「シンギュラリティ・ソヴィエト」、そして置いて行かれる者の疎外感、嫉妬と、あまりにも低速化した新幹線というアイデアを結びつけた「ひかりより速く、ゆるやかに」。バラエティに富んだ短編集
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「あぁ、これが結末か…」と思って残りのページを確認すること数度。
斜め45°上を時速300㌔で走り抜けて、期待を飛び越える未来を描いてくれた。
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SFは大法螺話であるところがおもしろいと思っているので、これは良かった。「伊藤計劃トリビュート」に収録されていた一篇をはじめ、先行作がすぐに思い浮かぶものもあるけれど、アレンジの仕方というか、話の広げ方が今風な感じ。さまざまなSFを消化吸収した人が、自分の風呂敷を広げているって言ったらいいのかな。新しくもあり、どこか王道的懐かしさもあり、楽しく読んだ。
ライトノベル的な展開や雰囲気に抵抗がないではないけれど(表紙もなあ…)、まあこれはオールドファンの繰り言でしょう。
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「ひかりより速く、ゆるやかに」が傑作。頻繁に東海道に乗っている身としてはかなり感情移入できる青春SFだった。
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日本の短編SFもレベルが上がったなあ!
飛浩隆以外にも、こんなの書ける人いたんだ!
表題作も、美亜羽へ贈る拳銃も ラストが良くて・・・・
ひかりより速く、ゆるやかに も 読み直したら ラスト良かったかも。
文体も 読みやすくて 状況・情景がわかりやすくて、秀逸だと思う。
パラレルワールドの描写も 意味わからなかったけど わかったように読み進めたし。ちなみに 表題作の主人公は はづき、ひかりより・・の主人公は ハヤキ
名前のセンスはいまいちかも。
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積んでいたのにやっと手を付けたら、あっという間に読んでしまった。なんで積んでたんだ早く読めよ、とおもいましたよね。ひかりよりはやく~で、うっかり泣いたし。