紙の本
登場人物が
2015/11/05 13:27
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投稿者:akiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
登場人物がみんないい。みんなどこかにいそうなリアリティーがある。好きになれる人も、好きになれなさそうな人も。少しほろ苦い。
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連作短編で、他の短編に関係があるっていうのはとても楽しい。
タニハピの場合は、前向きで幸せな気持ちになれたけど本作は、ちょっとざわざわする。
読了感はあんまりよくなかった。
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時代設定に最初疑問があったけど、“ゆうちゃん”の成長とともに話が進んでいくことで納得。
一人一人で“ゆうちゃん”の見方が異なる点も面白かったし、第6章での展開はミステリ要素もあってよかった。
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「生きていれば、誰かに影響を与える」が解説通り縦に貫かれたテーマ。
6編の連作。
連作で、他の物語に関連がある物って、大好きです。ああ、この子はここでつながっていたんだってハッとする瞬間が好き。
それにしても、明子に物凄くイライラしたなぁ。
嫌いなタイプなのだろうなσ(^_^;)
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ひとりの女優を軸に、様々な人の様々な日常が連なった短編集。
中にはどうにも好きになれない女性が主な話もあったが…それも重要な流れ。
最後への連なり方がとても好き。
些細かもしれないけど大切で誰でも持っている瞬間がたくさん詰まっていた。
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飛鳥井 千砂 さん、初めて読んだ。
短編のひとつひとつに読み応えが感じられ、
最後へのつなげ方もよかった。
ほかの作品も読んでみたい。
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6つの短編恋愛ストーリーで構成されています。
中には、んーと思うものや暖かいもの
最後の「どこかで誰かに」は、ドラマになりそうな内容で
悪い表現するとよくありがちですが
心に残る文章がありました。
こんな人に出会えるなんて素敵なことだなぁって思いました。
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「ゆうちゃん」と呼ばれる子役の登場が軸になっている連作小説。
面白かったー!
タニハピっぽいほんわか系だけど、自分がゆうちゃんと同世代だからか共感しやすかったのかな。
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またも飛鳥井千砂さんの文庫本新刊を購入、読破です。
解説にもありましたが、この人は細かい感情の機微を描くのが
本当に上手いなぁと思わされました。
何でもない日常の中で自然に人が思うことを、
いいことも悪いことも含めて表現できるってのは
結構地味なようで凄いことだと思います。
それとこの連作短編集はゆうちゃんと呼ばれる
子役出身の女優が必ずどこかで出てくるのですが、
次第に時間が進んでいく中で、
そのゆうちゃんが大人になっていく姿を
テレビ越しで見ている人々の目を通して描いていきます。
その手法が有名なトリックアートの壷※のような感じで
非常に面白かったです。
(※人が向かい合っているようにも壷にも見える絵のことです)
人物を描く方法としては、かなり面白い手法だと思います。
なかなかの良作でした。
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これはねー、きっと再読したくなるな。
ミステリーにある叙述トリックだからではなくて、
純粋に物語を楽しむために。
身近に居そうな人たちの日常、恋、愛を描いた6編から成る連作短編集。
とある女優の成長(子役から大人までの長いスパン)を軸にしただけでなく、
それぞれの物語で脇にちらほらと別の登場人物が出ていたり。
中盤2編はどうも好きになれない女性たちが(彼女らが間違ってるわけでないが)、
主人公あるいは重要人物として出てくることもあってあまり楽しめなかった。
入りと締めの2編ずつはこの上なく好きですね。
(締めの方の1つには嫌な男も出てくるんやけどね)
個人的に、どうせならハッピーエンドな物語の方がいいんです。
せっかく小説で別世界を楽しんでるんだからさ、
気持ちが滅入ったり後味悪くなったりはしたくないんだよ。
年末に振り返って、ベストな一冊を選ぶ時の最有力候補です!
間違いない。
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人々の心のささくれを「ゆうちゃん」と呼ばれる女優の成長をちりばめながら描いた連作短編。同じ人を見ていても見る角度や自分の置かれた立場によってイメージ大きく異なるのがわかる。
個人的にはScene1とLast sceneが好き。
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「ゆうちゃん」がキーワードな全六話。
どの話も好きだけれど、印象に残った、これからも使いたいと思うような言葉がふたつ。
ひとつめは、一話の、ゆうちゃんがストーカーに襲われかけたときに言う「怖かったけど、負けたくなかった」。生きているといろいろ理不尽なことも辛いことも、たくさんあるけど、頑張ろうって思えるひとこと。
ふたつめは、六話のゆうちゃんの旦那、祐一のひとこと。「他にいいなって思う人ができたとしても、それって彼女を想ってるのとは別の心の中の場所でいいなと思うだけで。彼女のことを好きじゃなくなるなんてことは一生ないんじゃないかと思ったんです」
今、わたしもそう想うし、そう想っててほしいなって思うので、この本が好きになったひとこと。
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誰かと何処かでつながっている。その時は気づかずに素通りしてしまうけど、いい意味でのなにかしらの影響を与えていたことを後から知る。
生きてて良かったって思うのはそういう時。
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月9ドラマを観ている感じでした。
徹底的な悪者が出てこないし、こんな人たちが身近にいたらいいなぁ、と思いました。
当事者でなくて、ちょっと遠くから眺めたい感じ。
一番目のお話が一番好きかな。特に友達2人が。
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飛鳥井千砂さんの連作小説はとても素晴らしいと思う。
一つのつながりからいろいろ人の視点が見える。
その見え方が自分の中にスーっと入ってくるのがすごい好きです。