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こんな風に誰かを求めたり、そんな相手に優しく拒絶されたりしたら、きっと人を愛することに臆病になってしまいそう。その拒絶が優しさ故のものだとしたら、余計に。
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苦しい思いをした恋から抜け出そうとする話
夏の夜みたいで
眠れなくて
暗い落ち着きな主人公と
いつも両手にキラキラしたものを沢山抱えてパタパタとやってくるようなキクちゃんの組み合わせが良い
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「わたしはあの人に幸せになってもらいたかったんです。眠る前に新しい朝が来ることを楽しみに思うような、そんなふうになってもらいたかった。けど、わたしには無理だった。
その力不足を未だに認めたくないのかもしれないです」
「自分が他人を幸福にできるなんて発想は、そもそも行き過ぎなのかもしれないよ」
「幸せにしたいと思うことは、おそらく相手にとっても救いになる。けど、幸せにできるはずだと確信するのは、僕は傲慢だと思う。」
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個人的に内容はそこまで面白くなかったけど、小説全体に流れている空気、雰囲気が爽やかで良かった。情景描写のおかげかな?
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島本さんの小説を始めて読んだ。
私と年齢が近いこともあり、予備校や大学時代が懐かしくなった。予備校講師の噂話、深夜バイト、ジャンクフードの食事、大学図書館での昼寝などなど。。
この本では人の抱える深い悩みを「森」に例えている。夏休みを舞台にした物語でもあり、まさに「分け入っても分け入っても青い山」の俳句を連想させる。どんどん奥深くに入り込んで、出口が見えないように。
そして、人知れぬ深い闇を持つ者同士が出会い、惹かれ合うのも納得の展開。悩みを打ち明けて、散々涙して、新たな恋をして、トラウマを将来へ昇華させる。一緒に森から抜け出すように未来を向く様子は、夏の描写のごとく、生命力溢れるエネルギーを感じた。