紙の本
万葉集の入門書
2021/08/25 17:09
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投稿者:つばき - この投稿者のレビュー一覧を見る
令和の由来となった梅花の歌で万葉集に興味を持つようになりましたが、古文の苦手意識から万葉集の本の購入をずっと躊躇っていました。
しかし万葉集の入門書で齋藤孝先生が著しているこの本に出会いました。
万葉集の成り立ちから古代日本の時代背景、
皇族の恋の歌や任地に赴く防人の歌、庶民が日々の暮らし詠んだ歌など数多ある中から代表的な歌を解説、現代に使える(?)万葉言葉など初心者には分かりやすく最後まで楽しめる内容となっています。
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「令和」の時代になり注目を浴びている
万葉集。
実は以下の内容であることをご存知でしょ
うか。
①20巻から成る長大な書物で、4500首
もの和歌が収められている
②収録された和歌は、短歌だけではない
③和歌は全て「万葉仮名」という漢字で
書かれている
④天皇から庶民まで、様々な階層の人の
歌が差別なく集められている
それらの中から恋の歌や当時の人々の暮ら
しが読み取れる歌などをざっくりと学び、
「古代史」を知ることができる一冊です。
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昨年読もうと思いつつ、先伸ばしにしていた一冊をようやく読むことができました。
本全体の構成とデザインが良いから見ていて疲れません。
年号から「万葉集」に興味を持った方にぴったりの初心者向け本。
本を読む前か読んでいる最中に、万葉集の番組なり
YouTubeなどで、実際に音として歌を聞いてから読むと
より深く世界に浸れるのでオススメです。
引用部分も大きな文字なので、気に入った歌は音読もできる親切仕様。
付録頁の日常生活で使える万葉ワード用例集がおもしろかった。使いたいけど、使えないだろうなぁ。
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万葉集に興味を持った人には楽しく読める解説?本。
時代背景、万葉仮名の成り立ち、当時の情勢等わりかし幅広い内容がわかりやすく書かれている。
万葉仮名の成り立ちについて知ることができたのは良かった。日本語を使い日本語で考えることが日本人で日本の文化…みたいな。日本どうこうではなく、全ての言語には歴史があり、それを守ってきた人々がいるんだなぁと思いを馳せた。日本語も含め全ての言葉に敬意を評したい気持ち。
歌から知る当時の人への共感は、『妄想とツッコミで読む万葉集』の方がそれ特化した内容なので感じられたかなぁ。
とはいえ、また万葉集を好きになれた。
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代表的な歌を解説するような、よくある本かと思いきや、万葉仮名の成り立ちや当時の政治など背景もふまえて楽しむための知識が書かれていて、予想以上に面白かった。将来に残すべき日本文化は“日本語”というのは本当なんだなあ。
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令和に元号が変わってしばらく経ってしまいましたが、万葉集について知りたくて読了。1日で読み切ってしまいました。
万葉集の「すごいところ」が5章にわけて書いてあり、歌の紹介、わかりやすい現代語訳もあってかとても理解が深まりました。
万葉集から古代人と自分の繋がりを感じられたのでもっと深めていきたいと思えた一冊。
おすすめです。