投稿元:
レビューを見る
タヒさんが自分の横にピタッと静かに座っていて、読み聞かせるでなく、ただ黙々と自分のことを語っているようなそんな一冊だと思った。例えるなら、、電車で隣りに座った人が本を音読してるみたいなそういう感じ
この本の中にたくさんある言葉に表現にふわっと支えられて、うれしいようなちょっとおかしいようなヘンテコな気持ちで、読むたびにニヤニヤしてしまった
投稿元:
レビューを見る
言葉が優しかったすきだった
一つ一つの言葉がほんとに
誰に話すにしてもオチがないような
でも日々いつも感じてるような
すごく素朴で優しくて
サブカルでもない、最果タヒでもない
ただ言葉だけ受け取りたいと思った
それに
これで良いよね。って思わせてくれた本
言葉は君の生中継
ってやつが結構好きだったし印象に残ってる
あとは
友達だから友達
どうして友達になったとか何で友達なのかなんて理由は必要ない
ただ気づいたら友達だった
っていう関係性がって話もすごく良かった。
投稿元:
レビューを見る
★めちゃくちゃ好きなものができた時に、他人にすすめるということがやっぱりどうしてもできなくて、というかすすめたいとか共有したいとも思わない★
エッセイって自己主張の最上級やと思っていて、だから共感できるエッセイって限られてると思うんです。私は、もう最果タヒという枠にピッタリハマりました。
全ての文章や言葉が共感でしかないし、今まで無意識下においやってた気持ちを全部表現してくれてる感じ。
たまらなく好き、でもあんまり広まって欲しくない。
2022/12/01 2回目
物語の文章問題廃止デモを起こしたい。廃止できなくとも、問題文に【ただし、作家が思い描いた人物像が感じたことで、かつ大多数の人がその感情を共感できた選択肢を正解とする】という注意書きをしてほしい。
物語文なんて、捉え方の齟齬パンデミックでしかないじゃん。“あたしはこのつもりで書いたけど、そういう捉え方もあるわ”って作家さんでも正解わかんなくなるし。
社会では「多様性を大切に!」とか謳っているけれど、大多数が感じるものは理解してね、っていう傲慢な矛盾。
これは私の思いを最果タヒさん風に書いてみました。
投稿元:
レビューを見る
読んでて、絶対にこの人とは友達になりたくないなと思ったけど、そう思った時点で私は最果タヒに敗北してるんだろうな……とか思った あまり好きな本じゃないですが共感できるところも多いのが悔しい!!
投稿元:
レビューを見る
宇多田ヒカルの歌をとても好きになったけれど、彼女に詳しくなりたい、彼女の歌と密接している人生まで歌を通じて消費したいと思わなかった、という考え方に共感。わかるわ。
あと、自分が好きなものを言った時に、その内容に優劣をつけようとする他人がいることにうんざりしているくだりも好き。
投稿元:
レビューを見る
才能だって努力だって、憧れだって、最高じゃん
のところが好きです。
なんだか懐かしいような何かに引き戻されるような気持ちになるエッセイでした
投稿元:
レビューを見る
友達と過ごすのは退屈な時間ぐらいでいい。友達を楽しませるのが私の仕事ではない。
人と共有するのは、感情、不幸、苦労よりお天気やケーキが美味しいなど他愛のないものの方がいい。
他人の人生の背景になれるくらいがちょうどいい。
他者に嫌われることを恐れてる時点で、現時点自分が好かれてると考えてるから、図々しいbyアンタッチャブル柴田さん
これらの言葉が刺さりました。
投稿元:
レビューを見る
文庫版の帯にも引用されていますが、
「きっと人は、ちょっとわからないくらいがちょうどいい。」という一節。おそらく「全てわかるなどと思うのは傲慢だ」ということと裏表なんだと思いますが、なんだかいいなと思います。
あと本文と直接は関係無いですが、文庫版の帯の推薦文に、翻訳家の岸本佐知子さんも名を連ねていましたが、文章の感じや物事に対する見方みたいなものはタヒさんと岸本さんで共通するものを感じるので、この人選には納得させられました。
投稿元:
レビューを見る
世界への見方が似ているところと似ていないところがあり、共感ポイントはピンポイントにはまり、違う部分はそれとして楽しめた
投稿元:
レビューを見る
シンプルに好きだと思った。わたしは悪意を悪意だと認められる人が好き。そうじゃない人に文学なんて言葉なんていらないとさえ思う。
投稿元:
レビューを見る
『百人一首という感情』とかぱらっと読んだだけですがエモ推しが強い感じがして、勝手に苦手意識があったのですが、こちらの本はするするとあっという間に読めました。こうして、エッセイを読んだあとに思うと、本人がエモを意識しているのではなくて、著者の中に存在するエモ的エッセンスを強調して売られている感じなのかも。
「ほっておいてほしい」と割と本心で思っていて、そのことを正直に書いていて、ありがたかった。私も他人とどれだけ一緒にいれるかはただの性格の問題だと思う。
>人にどれぐらい近づいていられるかとか、一緒に居られるか、というのは本当に、ただの性格の問題だと思う。
>人が人とふれあうことの最大の理由は安心を得るためだと思っていて、私はたぶん幸福に生きてきたので、安心がちょっとあればそれで満足できるようになっています。
投稿元:
レビューを見る
最果さんの思考が手続きを踏まずにそのままストレートに入ってくるような感覚。まあそんなわけはないんだけど。校閲だってあるだろうし。いやでも単行本版のあとがきに「ブログのものがほとんど」ってあったから、やっぱり思考トレースかも?だって考えるときってこんな感じで脈絡なくいくじゃん。
読んでいるとこんな感じで話し方(書き方か?)が似てくる気がします。読み返したら全然似てなくて驚きましたが。一気に人の思考が入ってくるので、興味深いけど一気には読めません。時間をかけて少しずつ味わいました。
文庫版のおまけの方が文章が整っている感じがして、ナマ感が薄い気がします。電車で船を漕ぎながら読んでいたからかもしれませんが。
人の悪意とか、嫌いなものを見たときにその人の本性を感じる、というのは納得です。「うへー!!!」と思う一方で一気にその人を好きになっちゃったり。共通の敵を持て、と似ているようでまた違うんだけど。清廉潔白、非の打ち所がありません!よりも、時に嫌んなりながらも自分と同じでダメなところがあるんだね、と嬉しくなるんだと思います。
投稿元:
レビューを見る
最果タヒさん、友だち少なくても問題なしのマインドなのすごい。わたしもそうでありたいけれどときどき寂しさに溺れてしまう。
投稿元:
レビューを見る
感想
友達は多くなくて良い。絆が増えてしまうから。とは言え誰もいないと常に不安。だから少ない友達を囲ってしまう。悪い癖。ごめんなさい。
投稿元:
レビューを見る
だいたい1つのテーマに対して、2ページくらいのエッセイが、わっさ入っている。
人との関わり方など、これだけ本音で語ると仕事の関係者など、やりづらくなりそうだ笑 最近、ニーチェ関連の本を読んでいたので、作者の考え方に対し、否定的にはならずも、共感までは至らず。